塩の種類と選び方!食塩(精製塩)と天然塩(自然塩)岩塩の違いは?

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塩と言っても、世界中にはさまざまな種類の塩があります。

スーパーに買い物にいっても塩売り場にはいろんな塩が並んでいます。

安価な精製塩、粗塩、ミルでひいて使うタイプの岩塩や、とても高価な自然塩など。

産地も日本だけではないので、何を基準に塩を選んで良いのかわからない…という方も多いかもしれません。

塩の種類は、原料や製法、製造の際に使用する装置によって違うので、その分類方法が非常に多岐に渡ります。

塩の種類があまりにも多すぎるのでに、いったいどの塩を選べばよいのか迷って当然かもしれません。

実はこれほど多くの種類の塩が流通しているのは、塩の専売制度の廃止によって、塩を自由に製造し販売できるようになったからなのです。

家庭用の塩の種類とその特徴についてお伝えしていきます!




塩の種類と作り方による違いと特徴

塩の種類は大きく分けて3つに分けることができます。

どの塩もスーパーやネット通販などで購入できるのでチェックしてみてくださいね。

精製塩

精製塩という言葉を聞いたことがありますか?

精製塩というとぴんとこなくても、”食塩”や”食卓塩”として販売されているお塩ならみたことが多いかもしれませんね。

精製塩は海水から電気分解でナトリウムイオンを抽出し濃い塩水をつくり、その後煮詰めて塩の結晶をつくります。

大規模生産されていて安価で入手でき、品質が安定しているのが特徴。

サラサラしていて水に溶けやすいです。

再製加工塩

再製加工塩は、主に輸入した塩や精製塩にミネラル分やにがりを添加して成分調整した塩です。

再製加工塩も以前は、精製塩ではないことをアピールするために自然塩や天然塩として販売されていたようです。

ただし、今は再製加工塩を自然塩や天然塩と表示することが禁止されています。

再製加工塩の特徴は、○○の塩といった名称で精製塩と違うことを意味しているものが多いようです。

原塩は外国産の天日塩を使用し、日本の技術を生かしてにがりを含ませているものが多いです。

天然塩・自然塩

精製塩とは真逆の存在として比較されることが多いのが、天然塩や自然塩。

天然塩、自然塩は主に昔ながらの塩田などで自然に濃縮する製法で作られた塩です。

塩化ナトリウムの純度が低く、その分、他のマグネシウムやカリウム、カルシウムなどのミネラルが多く含まれているんだとか。

天日干しで作ったものは天日塩、天日干しの途中で煮詰めた平窯塩や岩塩・湖塩などがあります。

天然塩、自然塩は生産数が少なく手間もかかります。

そのため精製塩と比較するt高価なものが多いようです。

粗塩

精製塩に対して精製してない塩で、ミネラル分が含まれている塩は”粗塩”と呼ばれています。

粗塩は、特に成分や法律によって定義された言葉ではありません。




塩の原料による違いと特徴

次に、塩の原料による違いと特徴をみてみましょう。

原料による塩の種類は主に3つです。

海水塩

海水塩は海の水からとられた塩。

海水からとった塩を電気分解して食塩を作る、太陽の光と風で干して水分を飛ばす、釜で塩を煮詰めて作るなどの製法があります。

日本は雨と湿気が多いため、天日塩の製法は難しそうですよね。

オーストラリアやメキシコでは大規模な天日海塩がありますが、今日本で販売されている塩は海水を釜で煮詰める製法のものが多くなっています。

海水から天然の塩を作る様子についてはこちらの動画がわかりやすくおすすめ!

岩塩

岩塩は、昔海だった所が長い歳月をかけて岩塩層をつくり、そこから採取した塩です。

岩塩というとピンク色の塩をイメージする方が多いかもしれません。

岩塩で有名なのはアンデスのピンク色をしたローズソルトやヒマラヤ山脈などの岩塩。

岩塩は世界各地で採れますが、日本ではほとんど岩塩は採れません。

岩塩は色の種類もとても豊富!

定番のピンクだけではなく、黄色や黒などあるのも特徴的。

岩塩の中でも鉱物が多く含まれているものは、食用に向いていません。

バスソルトなどに使われている岩塩は鉱物が多く含まれています。

岩塩は海水塩よりも塩辛いのが特徴。

湖塩

湖塩は、死海やカスピ海、ボリビアのウユニ塩湖の塩などが有名です。

ただし、日本には塩湖はありません。

湖塩は海水が岩塩に変化する途中の状態で、生産量も少なく貴重な塩です。

海塩と岩塩の中間的な塩という感じですね。




精製塩と天然塩との違い

一般的に、精製塩よりは天然塩(自然塩)を選んだ方が健康に良いと言われています。

精製塩と天然塩にはどんな違いがあるのでしょうか?

天然塩と精製塩の違いは、加工や添加がされているかどうか

天然塩と精製塩の違いは、加工や添加がされているかどうかです。

精製塩にどんな加工がされているかによって変わってきますが、一般的に精製塩は、不要物をできるだけ取り除こうとする傾向が強いです。

精製塩はナトリウムの占める割合を高まる分、ミネラル分も一緒に取り除かれてしまうため、成分がほぼナトリウムのみになってしまうのです。

例えば、食塩などはナトリウムが99%以上。

ミネラルをはじめ、栄養分が豊富であることも、天然塩と精製塩の大きな違いです。

健康面を考えて天然塩(自然塩)を選ぶ

食塩(精製塩)は成分のほとんどが塩化ナトリウムですが、天然塩(自然塩)また再生縁にはニガリやカルシウムなどのミネラルが多く含まれています。

そのため、結晶の形も味もさまざまな違いがあるのです。

高血圧は塩分の摂り過ぎだけではなくミネラル不足が原因という説もあります。

健康面を考えて天然塩(自然塩)を選ぶ人も多くなっているようです。

塩の種類と選び方!食塩(精製塩)と天然塩(自然塩)岩塩の違いは?まとめ

日々の料理に欠かせない調味料である塩。

実際に、塩を精製塩や安価な塩から、天然塩、自然塩に変えただけで、体調やお肌の調子が良くなった!という人も多くいるようです。

私のお気に入りは、日本の海の水からとられた海水塩。

毎日使う調味料である上に、塩は1日に使う量がかなり限られているので、多少高価であってもあまり家計に響くということはありません。

岩塩や湖塩にもそれぞれのメリットやおいしさがあるのでお気に入りの塩を見つけてみてくださいね。

最後までお読みいただきありがとうございました。




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