こはる
忙しい毎日を過ごしている中で、毎日常に作りたて、できたてのおかずを用意することってなかなか難しいですよね?
特に、毎日のお弁当作りとなるとなおさら…
毎日家族のために料理を作っている私ですが、実はお弁当作りが大の苦手でした。
多分、家事の中で一番お弁当作りが苦手だったかも。
お弁当って、普通の料理と違ってとにかく考えることが多すぎ…!
夏はお弁当の食中毒も心配だし…(汗)
市販の冷凍食品をお弁当に入れるのはとっても便利だけど、全てレンチンというわけにもいかないし…
お弁当を作ったら丸ごと冷凍できらいいな〜
夫の長期出張の時もクール便で送ることができるし…
でも、丸ごと冷凍なんて無理よね?
そんな風に思ってお弁当の丸ごと冷凍をあきらめていたんです。
そんな時、インスタグラムで見つけたのが”まるごと冷凍弁当”
まるごと冷凍弁当とは、その名の通り手作りのお弁当をそのまんま冷凍し、解凍して食べることができるというものです。
確かに…考えてみると作ったおかずをまるごと冷凍することもあるし、それをお弁当にも応用できるはずですよね!
そんな”まるごと冷凍弁当”って、自然解凍のまま食べて大丈夫なんでしょうか?
また夏場に高まる食中毒の危険性についても気になるところ。
今回は、お弁当を丸ごと冷凍してしまう”まるごと冷凍弁当”についてくわしくわかりやすくお伝えします!
もくじ
お弁当を冷凍のまま丸ごと保存する”まるごと冷凍弁当”って何?
毎日毎日のお弁当作り…
何かをコツコツ続けることや、段取りや計画を立てるのが私にとっては一番苦手な家事…( ̄◇ ̄;)
実は…お弁当を”まるごと冷凍”しちゃえば、お弁当の作りおきができるって知っていましたか?
インスタで話題!まるごと冷凍弁当!
インスタグラムで、ハッシュタグ”まるごと冷凍弁当”で検索してみてください。
お弁当をまるごと冷凍している画像が700件近く出てきます!
その中でもひときわお弁当のセンスが光っているインスタグラマーがMAYA(@heavydrinker)さん。
2018年6月現在、フォロワーはなんと17万人!
鎌倉市の人口とほぼ同じ人数がMAYA(@heavydrinker)さんをフォローしているのです…!大人気ですね!
ごはんもおかずも詰めたお弁当はそのまままるごと冷凍庫へ!
冷凍弁当とは、冷凍食品を詰めたお弁当のことではありません。
ごはんもおかずも詰めたお弁当はそのまままるごと冷凍庫へ直行!
MAYAさんがまるごと冷凍弁当誕を作り始めたのは、ご主人の単身赴任がきっかけ。
自炊も外食も苦手なご主人のためにMAYAさんが冷凍弁当を作ることを思いついたそうです。
まるごと冷凍弁当の火付け役、MAYA(@heavydrinker)さんの冷凍弁当は、2018年に書籍化されました!
お弁当をまるごと冷凍!作り方のコツや注意点!
手作りのおかずを多めに作って、冷凍したらそのままお弁当に…♪
まるごと冷凍弁当って、なんだかとってもハードルが低そうで挑戦してみたくなりますよね?
お弁当のおかずは、どんな物でもまるごと冷凍していいかというとそうではありません…
お弁当に不向きな食材は入れないことや、レンジで温めることを前提にお弁当のおかずを作るなど、まるごと冷凍弁当にはいくつかのコツや注意点があります!
まるごと冷凍弁当を作るときのポイント
まるごと冷凍弁当を作るときのポイントは次の6つ!
- お弁当のおかずはしっかりと火を通したおかずのみ
- 冷凍に向かない食材は入れない
- おかずはレンジで温めても大丈夫なものにする
- 自己流のレシピやアレンジではなく、書籍などに載っているレシピ通りに作る
- 冷凍庫から出した時霜がついてしまっていたらお弁当に入れるのをやめる
- 冷凍食品にだけで保冷しようとせず、保冷剤も利用する
まるごと冷凍弁当を作るときには、レシピは自己流ではなく書籍などに載っている冷凍用のおかずのレシピ通りに作ることがポイント!
つい、いつも食卓にそのまま出すおかずの味付けで冷凍おかず用のおかずを作ったり…レシピをアレンジしたくなりますが…
まるごと冷凍弁当に入れるおかずは、冷凍するということを前提に信頼できるレシピ通りに作りましょう。
私はamazonでのレビューがかなり高かったこちらのレシピ本を参考にしています。
お気に入りのお弁当を包むハンカチやバッグがあると、よりモチベーションが上がりますよ〜♪
まるごと冷凍弁当は、必ず当日の朝にレンジで解凍!
手作りのおかずを作って、そのまま冷凍庫に直行させるまるごと冷凍弁当の解凍方法は次の通りです。
- 手作りのおかずは急速冷凍!
- 当日の朝にレンジで解凍
- 解凍後はお弁当箱フタを外して冷ます
- お弁当箱のフタの裏の水分を取ってから保冷剤をつけてしまう
まるごと冷凍弁当は、おかずの“急速冷凍”がポイント!
作ったおかずはアルミのトレーに乗せたり、弁当箱をアルミホイルで包んで冷凍庫に入れましょう。
おかずを急速冷凍することで食品の細胞が壊れずおいしいまま冷凍できるんですよ。
まるごと冷凍弁当ず当日の朝にレンジで解凍するのがおすすめです。
まるごと冷凍弁当にご飯を入れている場合、自然解凍だとご飯がカチコチのままになってしまいます(汗)
また、自然解凍の場合ゆっくり解凍されることで水分がお弁当全体に回り、食中毒のリスクも高まります( ̄◇ ̄;)
まるごと冷凍弁当をレンジで解凍したら、お弁当箱のフタを外して冷ましましょう。
お弁当をしまう時に保冷剤をつけるとさらに安心。
手作りの冷凍食品をお弁当に自然解凍しても大丈夫?
最近、スーパーの冷凍食品売り場をみていると以前よりも冷凍食品がかなり充実しているな〜と感じます。
特に”自然解凍でOK!”とと表示してある冷凍食品が増えてきましたね。
私の知人にお料理教室の先生をしている子がいるのですが、彼女も自然解凍でOKの冷凍食品をためらいなく子供のお弁当のおかずに入れるのだそう!
自然解凍できる冷凍食品なら、解凍する手間もなくそのままお弁当に入れられるのでとっても便利で手軽ですよね?
市販の冷凍食品をお料理教室の先生がオススメするくらいだし…(笑)
でも、自分の家で手作りしたおかずって…そのままお弁当に入れて自然解凍しても大丈夫なのでしょうか?
特に怖いのが夏場に多い食中毒!
市販の冷凍食品と同じように、自分で手作りしたおかずを冷凍のままお弁当に入れて自然解凍してもいいのかな?食中毒の危険性は大丈夫?って思いますよね?
市販の冷凍食品と手作り冷凍食品は全く違う!
先に結論から言ってしまうと、手作りの冷凍食品をお弁当に入れて自然解凍することは食中毒の危険性が指摘されています。
市販の冷凍食品と手作り冷凍食品は全く違うのです。
市販の冷凍食品が大丈夫だから手作りの冷凍食品も大丈夫よね〜?
という感覚でお弁当に入れてしまうと食中毒の危険性が…!( ̄◇ ̄;)
なぜなら、市販の自然解凍OKの冷凍食品は最新の冷凍技術を使っていて、とても厳しい検査を通過した上で”自然解凍OK”として販売が認められているのです。
冷凍食品の厳しい検査とは”35℃定温に設定した保存装置を使用し、9時間保存後に細菌試験ならびに官能試験を実施する”というもの…
細菌の試験なんて…家庭では無理ですからね(汗)
手作り冷凍食品の自然解凍は食中毒のリスクもある
ニュースなどで手作りの冷凍食品で食中毒になったという話は聞いたことがないですよね?
インスタグラムなどでも、多くの人が自分で作ったおかずを冷凍してそのままお弁当にしているみたいだし大丈夫なんじゃない?
と思われるかもしれません。
実は、自然解凍した食品を食べてもすぐにお腹を壊すというわけではありません。
食中毒とは、特定の病原微生物が食品の中で増殖して毒素を生産し、下痢や嘔吐などの病原微生物特有の症状を起こすことです。
腐敗より病原微生物の増殖が速いこともあるので、腐ってないと思ってお弁当を食べてもあとから食中毒になるというリスクも!
手作りの冷凍食品は、市販の自然解凍OKの冷凍食品と違って食中毒のリスクもあるということを理解しておいてくださいね。
手作りの冷凍食品を使ったお弁当で食中毒を防ぐには?
手作りのおかずを冷凍にしてそのままお弁当に入れる場合、お弁当で食中毒を防ぐにはどんなことに気をつけたら良いのでしょうか?
せっかく手作りのおかずを作ったのに、自然解凍で傷んでしまっていたらショック…
手作りの冷凍おかずを入れたお弁当は夏の食中毒は特に気をつけたいですし、冬でも食中毒に気をつける必要があります。
手作りの冷凍食品を使ったお弁当で食中毒を防ぐにはどんなことに気をつければ良いのでしょうか?
手作りの冷凍食品を使ったお弁当は細菌性食中毒に注意!
手作りの冷凍食品を使ったお弁当でいちばん心配なのは、細菌性の食中毒の危険性です。
細菌性の食中毒を防ぐには3つのポイントがあります。
- 菌をつけない
- 菌を増やさない
- おかずを殺菌する
菌を殺すのは75度で1分以上加熱が必須だといわれています。
食材を十分に加熱することは、食中毒予防の基本中の基本ですね!
他にも…
- 加熱したものは、冷めてからお弁当箱に詰める
- お弁当を詰める時には素手でおかずをさわらない
- 果物など加熱の必要のないおかずは別容器に入れる
- 冷凍のゼリーなどをお弁当箱にそのまま入れない
冷凍したミニゼリーをお弁当箱に入れて保冷剤代わりに入れるという人もいますが、自然解凍の間に水滴がついてしまいます。
お弁当箱の中には入れず別で持たせた方が良いですね。
お弁当は冷凍のまま丸ごと保存!おかずの自然解凍で食中毒を予防するコツ!まとめ
お弁当を作ってすぐに冷凍してしまうという斬新なアイデア…!
1週間分などまとめて作っておくとお弁当作りの負担を減らすことができそうですよね。
ただし、まるごと冷凍弁当は自然解凍でなく電子レンジで解凍しましょう!
食中毒が気になる季節。
手作りのおかずを作る時には、食中毒にご注意を!
手作りの冷凍食品は、市販の自然解凍OKの冷凍食品と違って食中毒のリスクもあるということを理解しておいてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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