こはる
地方に住んでいる方の多くは、東京=大都会をイメージしますよね?
ニュースに映る東京といえば、新宿駅周辺の賑やかな様子や、渋谷駅前のスクランブル交差点を無数に行き交う人、それから東京駅周辺のオフィス街など…
でも、実は東京に住んでみると”大都会”と顔を見せている東京はほんの一部のエリアで、東京都内にも田舎のエリアが存在していることに気づきます。
東京23区内なのに畑があったり、駅周辺の様子がとってものどかだったり、東京23区内にも無人駅があるんですよ!
また、同じ東京都でも東京23区を離れて八王子、多摩方面に向かうとさらに田舎度は増します…
東京にも”村”が存在しているように東京にも田舎の地域があるのです。
また、東京に住む予定、東京に住みたいけれど都心ではなく郊外、通勤圏内の田舎に住みたい場合のおすすめの地域についてもご紹介します!
もくじ
東京で田舎の地域といえばどこ?
”大都会東京”
そんな東京のイメージを覆す東京なのに田舎の地域といえばどこを思い浮かべますか?
東京といっても隣接している県との境や離島などはもちろん”田舎”と言える地域がありますが、東京23区内にも田舎を感じさせる地域があります。
下町の雰囲気で地元の人が多いイメージの葛飾区
東京23区内でも”下町”というイメージの強い、東京東部にある葛飾区。
葛飾区といえば、人気漫画の”こち亀”の両津勘吉や、映画の”男はつらいよ”の寅さんのイメージも強いですよね。
葛飾区は地方の農村のようなのどかさ、田舎っぽさがあるわけではありません。
むしろ田舎と比べて活気のある場所が多いけれど、23区内にあっても下町の付き合いや賑やかさが感じられる場所です。
特に葛飾区のこんな点が、東京23区らしくない、田舎っぽい雰囲気だと受け止められているよう。
- 東京の中心部とは思えない下町の雰囲気が残っていて街がとても懐かしい雰囲気
- 東京23区内なのに地元の人たちがあふれ賑やかな下町のイメージがある
東京は、マンションなどの集合住宅が多く、どちらかといえば人付き合いが希薄なところが都会っぽさのひとつだといえます。
そんな東京23区なのに、地元の人が多く人と人との繋がりが色濃く残っているところが、葛飾区が東京なのに田舎だと思われている理由のようです。
葛飾区で今注目を集めているのが、葛飾区立石にある呑んべ横丁。
時が昭和で止まったかのようなレトロな雰囲気で、東京らしい洗練させたおしゃれさを一切感じさせないところが、なんとも田舎っぽいのです…
東京都内にもこんな場所があるんだな〜と思わされますね!
東京23区内なのに畑がいっぱい!練馬区
東京23区の西部に位置する練馬区。
練馬区内から東京の3大ターミナル駅である池袋までは約6kmしか離れておらず、電車で10分もかかりません。
都心にとても近い練馬区ですが、都内では珍しい畑や公園が多く見られる良い意味で田舎っぽさを感じることができる街です。
練馬区は埼玉県とも隣接しています。
練馬区には東京23区の中でも土地が広々と使われている印象が強いので、都会のごみごみした街並みや喧騒から離れてのんびりとした田舎の空気を楽しむことができます。
練馬区内にある畑で作られている農産物で有名なのが練馬大根!
スーパーで売られている大根のほとんどは青首ですが、練馬大根は首が真っ白なのが特徴!
昨年12月には、大根を同時に抜いた最多人数というギネス世界記録挑戦が行われ、見事492人練馬大根を抜いでギネス世界記録を達成したのだそう!(笑)
↑とても東京都内とは思えないのどかな田舎っぽい畑の広がる地域が練馬にはあるんですね!
自然と触れ合える、のんびりとした雰囲気の八王子
東京都内で、”田舎”と例えられることの多い街といえば八王子!
八王子よりももっと都心から離れた地域(青梅、奥多摩など)もある中で、東京から近い田舎として八王子の名前をあげる人が多いようですね。
八王子には大学のキャンパスも多く、排出している有名人も多いことから”八王子”という名前は地名度が高いです。
八王子が東京なのに田舎のイメージがあるのはやはり自然の豊かさ!
八王子市シティプロモーション動画を見てみると、四季折々の八王子の自然の美しさが良くわかります。
次のような理由で、八王子=田舎と感じている人が多いようです。
- 緑が多く、自然を感じられる事も良い雰囲気
- 駅前を離れると、一気に自然があふれた環境になる
八王子市内で最も有名で自然あふれる場所といえば、高尾山です。
高尾山頂からの眺めは、ここが東京だということを忘れさせてくれます。
東京の住所といえば、東京都新宿区、東京都武蔵野市、など区や市が多いイメージですよね。
逆に私の住んでいる長野県は、市町村の中でも”村”がとっても多くて、市が19なのに対して村はなんと35!
東京は都会だし、村は無いんじゃ無い?と思われるかもしれませんが…実は東京にも村があるんですよ!
東京には村が8つもある!
田舎というイメージを強くする言葉。
それは”村”ではないでしょうか?
市町村合併で村の数がどんどん減っていると言われている中で、住所が、〜郡〜村だったら、それだけで”ああ、田舎なんだな〜”と思いますよね?
日本の首都、大都会である東京にも、実は村があるんです。
東京(本土)にある檜原村は、東京都内なのに自然があふれる東京の田舎!
東京の一番西にある檜原村
都心までは約50キロ。
檜原村の中には鉄道の駅がないので、最寄の武蔵五日市までバスで30分、武蔵五日市駅から新宿駅まで約1時間30分と、東京都内ですが都心までは2時間ほどかかります。
標高約800~1,500メートルの関東山地に囲まれ、面積の90%以上を森林でおおわれた檜原村は、都内でも最も自然度の高い地域のひとつ。
要するに…檜原村は東京都内にありながらも本物の”田舎”です。
檜原村から都心へ通勤するとなると、なかなか大変そうですが…週末に自然を楽しみたい!という方にはぴったりの”愛される田舎”と言える地域です。
東京都には村はもっとあります。
東京都における村は、本土においては1つ、伊豆諸島として小笠原諸島に7つあります。
東京都には田舎の象徴とも言える”村”が8つもあるんですね!
都会か田舎かを分ける基準は色々とありますが、東京といえば鉄道駅の数がとても多いことで有名です。
東京の路線図は本当に蜘蛛の巣のよう!
乗り換えもとっても大変で複雑なイメージ。
それに対して、田舎の駅は単純明快な構造の上、無人駅もとっても多いですよね。
大都会東京にも無人駅があるということをあなたは知っていましたか?
東京23区内にも無人駅がある!
田舎を連想させるものといえば無人駅ではないでしょうか?
今住んでいる長野県の最寄りの沿線の駅…ほとんどが無人駅なのですが(汗)
東京の駅といえば、まず思い浮かぶのが新宿・渋谷・池袋の3大ターミナル駅に、東京駅や大手町駅などの大きな駅ですよね?
でも、東京の都心を少し離れると東京とは思えない無人駅が存在しているのです…!
大師前駅(足立区)は23区内なのに無人駅!
大師前駅は、東京都足立区西新井一丁目にある、東武鉄道大師線の駅。
大師前駅には自動改札も券売機もありません。
お隣の西新井駅での乗り換えの時に初めて自動改札があります。
↑この改札の雰囲気、田舎の無人駅っぽいですよね〜!
大師前駅は、同じ東武線内にある都会の象徴”スカイツリー”から約20分の距離にありながら、田舎感満載の無人駅なのです。
東京に実際に住んでいると、一番と言っていいほど気になるのが通勤の便利さ。
通勤のいらない都心エリアはどうしても住居費が高くなるし、住むのは都心ではなく田舎の雰囲気のある場所を選びたい人も多いはず!
都心に通勤圏内、かつ田舎の雰囲気のあるエリアは東京のどのあたりなのでしょうか?
東京の田舎に住みたい!都心に通勤圏内の田舎や駅はどこ?
都会である東京の魅力も楽しみながら、住むのはやっぱり自然が多くてゆったりした雰囲気の田舎がいいな〜。
でも、通勤は都心だし…
あまりにも都心への通勤に不便すぎるところ以外の田舎で…!
東京に住みながらも田舎の雰囲気を持つ地域に住みたいという希望を持っている人も意外と多いですよね!
都心に通勤圏内で魅力的な田舎は東京都内にもあります!
始発駅で、座って通勤することが可能な駅を2つご紹介しますね。
JR中央線 高尾駅
高尾駅は、東京都八王子市にある中央線快速の始発駅。
高尾駅から新宿駅までは中央特快(最速)で約40分!
高尾駅からは、朝の通勤ラッシュ時にも多くの始発列車が出ているため座って通勤が可能!
高尾というとイメージするのは高尾山…ですが駅周辺にはスーパーやショッピングモールがあってお買い物はとっても便利。
高尾山を始めとした自然に恵まれていて、新宿からたったの40分でこんなに田舎度が上がるなんて…!と思わされます。
アウトドアが好きな方にもおすすめ!
小田急線 唐木田駅
東京都多摩市にある唐木田駅。
東京都内に住んでいる人にとっては聞いたことの無い駅名かもしれませんね。
実は唐木田駅は、小田急線の新宿方面への始発駅!
通勤も、新宿へ直通の急行を選べば最速で43分で新宿駅に到着します。
また、途中、代々木上原を経由して東京メトロ千代田線へ乗り入れもしていて都心への通勤にはとっても便利。
お隣の多摩センター駅がとても賑やかな街なのに対して、一駅離れた唐木田駅は緑地や公園など多くがあり自然が豊かです。
落ち着いた雰囲気でかつ田舎すぎない場所、しかも通勤に便利な地域としておすすめです!
東京で田舎の地域はどこ?東京23区内に無人駅!通勤圏内の田舎や村は?まとめ
渋谷、新宿、池袋、銀座に六本木など…
東京と聞いてイメージするのはきらびやかで洗練された大都会のイメージですよね。
ただ、その東京都心から少し離れただけで、練馬区のように畑の広がる地域があったり、葛飾区のような昭和で時が止まったかのようなレトロで人情味あふれる下町があったり…
東京都内にも田舎を感じさせる地域が数多くあることがわかりましたね。
そして、東京都心から少し足を伸ばせば高尾山、奥多摩地方、檜原村などまさに”田舎”を色濃く感じさせてくれる大自然も!
東京の中にも”田舎”があるんだな〜。
そう思うと、もともと幼少期を田舎で過ごした私のような人間は、ちょっとだけホッとします。
最後までお読みいただきありがとうございました。
コメントを残す