こはる
今週末(7月8日)から始まる平成30年名古屋場所が
5月の夏場所で優勝した横綱鶴竜が連覇をするのでしょうか?
それとも強い横綱白鵬がまた優勝?
大関に昇進した栃ノ心の活躍も気になりますよね?
そして、相撲ファンが昨年からとっても心配になっているのが7場所連続の休場が続く横綱稀勢の里の様子…
稀勢の里は去年3月の春場所で2場所連続優勝しましたが、左の胸や腕のけがの影響で今年5月の夏場所まで途中休場を含め7場所連続で休場してしまっています。
名古屋場所ではぜひ復活した稀勢の里が見たいと思っている大相撲ファンも多いはず。
しかし…7月5日、稀勢の里は7月8日から始まる名古屋場所を休場するという発表がありました。
横綱の8場所連続休場は、昭和33年に年6場所制が定着して以降では横綱貴乃花の7場所連続休場を上回るワースト記録となってしまいました…
なぜ横綱稀勢の里は8場所連続も休場しなければならないのでしょう?
横綱の休場中は横綱のお給料はどんなふうに支払われるかも気になります。
番付が降格することのない横綱が多く休場すると残された道は”引退”の2文字しかないのでしょうか?
秋場所では絶対に横綱稀勢の里の活躍をみたいですよね!
もくじ
横綱稀勢の里は休場が続くと引退?
横綱稀勢の里の8場所連続休場が決定し、ファンの方が最も恐れていることは”引退”ではないでしょうか?
下の番付に降格することのない横綱は、休場が続くと引退の道しか残されていないのでしょうか?
横綱が引退するかどうかは横綱自身が決めること
大関以下の力士たちが何度も休場すると、番付降格の一途をどんどん辿って行くことになってしまいます。
そして、当然のことですが大相撲で番付が下がるとお給料や待遇もかなり悪くなってしまうのです。
しかし、番付けが横綱になると大関以下に降格することはありません。
横綱が引退するかどうかは、上(相撲協会)が決めることではなく横綱自身が決めることです。
たとえこのまま横綱稀勢の里が横綱の休場のワースト記録を塗り替えてしまっても「横綱」は「横綱」のままでいることができます。
しかし、横綱稀勢の里本人は”横綱の品格”が求められていることを一番良く理解していると思います。
横綱稀勢の里はすでに、7月8日からの名古屋場所が休場としては”最後”だと考えているようですね。
大相撲はとても厳しい世界です。
横綱になること自体も、横綱という地位に君臨し続けることもいかに厳しいことなのかということを感じさせられれますね。
横綱は何場所まで休場できる?ワースト記録は8場所連続休場
横綱は、何場所まで休場することができるの?
横綱稀勢の里が史上ワーストとなる8場所連続休場となったことで、疑問に思っている方も多いのではないでしょうか?
横綱の休場には限度がない
実は、横綱の休場に限度と言うものはないということを知っていましたか?
横綱は何か大きな事件を起こさない限り相撲協会からの”引退勧告”を受けることもないのです。
横綱の球場に限度はないが横綱には”品格”が求められる
もちろん、横綱でも怪我で休場せざるおえないこともありますし体調が悪い時もあります。
ただし、横綱には他の番付の力士と大きく違うところがあります。
それが良く言われている横綱の”品格”です。
横綱はただ相撲の成績が良く強いだけではなく横綱としてふさわしい”品格”が求められています。
横綱が休場が長く続いて大相撲において横綱にふさわしい結果を残せないことは”横綱品格”に関わるのではないか?
と言われたりもします。
平成の大横綱貴乃花も7場所連続休場していた
横綱稀勢の里が平成30年夏場所を休場することが発表され、横綱の休場記録のワーストを更新してしまいました。
実は、平成の大横綱と呼ばれた貴乃花(貴乃花親方)も7場所連続休場していたことがあると知っていましたか?
貴乃花といえば昨年様々な話題が絶えないイメージがありありますが…現役時代は本当に強く、絶大な力士を誇る横綱でした。
しかも、貴乃花は横綱になってからも15回も優勝しているのです。
30歳5ヵ月で横綱を引退した貴乃花は横綱として晩年は怪我などの影響で7場所連続で休場して今います。
7場所連続休場をして引退がささやかれる中、満身創痍で勝ち越しを決めた貴乃花と朝青龍の取り組みの動画です。
横綱の気迫を感じますね。
横綱稀勢の里が休場するのはなぜ?
横綱稀勢の里はなぜ、8場所連続で休場することになったのでしょうか?
横綱稀勢の里が休場する理由は、どんなことがあげられるのでしょう?
横綱稀勢の里が休場する理由は納得する相撲が取れないから?
横綱稀勢の里は去年3月の春場所で2場所連続優勝しました。
稀勢の里が横綱になってから初めての優勝は2場所連続優勝の上逆転優勝でとても感動的でしたよね。
しかしその後の横綱稀勢の里は、左の胸や腕のけがの影響で今年5月の夏場所まで、途中休場を含め7場所連続で休場していました。
動画で見てみると横綱稀勢の里の怪我の様子がとても痛々しいです。
我慢強いことで知られる横綱稀勢の里が苦痛に顔をゆがめているので、相当痛いのだと思います…
横綱稀勢の里の8場所連続休場の記録
- 2017年初場所 初優勝 横綱稀勢の里誕生
- 2017年春場所 横綱として初優勝(連続優勝)
- 2017年夏場所 11日目から途中休場
- 2017年名古屋場所 6日目から途中休場
- 2017年秋場所 休場
- 2017年九州場所 10日目から途中休場/li>
- 2018年初場所 6日目から途中休場
- 2018年春場所 休場
- 2018年夏場所 休場/li>
うーん…
これだけ続いてしまう横綱の休場が続くのははやっぱりとても残念ですね。
19年ぶりの日本出身横綱である稀勢の里に対しては、国民の応援や期待も大きいですからね…
横綱稀勢の里は稽古で平幕に苦戦するほど状態がよくない?
稀勢の里は7月8日に初日を迎える名古屋場所の出場を目指して調整を進めてきました。
でも、横綱稀勢の里は6月29日から行われた一門の連合稽古では平幕に苦戦するなど状態が上がっていませんでした。
横綱稀勢の里の師匠、田子ノ浦親方の休場に対する発言
師匠の田子ノ浦親方と稀勢の里は、左胸などのけがの影響がまだ残り納得する相撲が取れないと判断し名古屋場所の休場を決めたことを明らかにしました。
田子ノ浦親方は、報道陣の取材に対し次のように答えています。
- 横綱稀勢の里は出場するつもりでぎりぎりまで調整してきたが休場の申し出があった
- 横綱稀勢の里の体は動いてきているが左胸の痛みもある
- ここまで来たら必死に稽古をさせて皆さんの期待に応えられるような納得いく相撲を稀勢の里に取らせたい
横綱稀勢の里の8場所連続球場は、稀勢の里にとっても師匠の田子ノ浦親方にとっても苦渋の決断だったのですね。
8場所連続休場を発表した横綱稀勢の里の発言
8場所連続休場となる横綱稀勢の里は”来場所は自身の進退をかける場所になるのか”という質問に対し”来場所、すべてをかけてやりたい”と答えています。
横綱稀勢の里は次の秋場所に出場した際にはみずからの進退をかけて臨む考えを明らかにしました。
横綱稀勢の里は、名古屋場所を休場する理由については次のように説明しています。
- 場所前、稽古をしてきたが調整がうまく進まなかった
- まだ相撲が戻ってきていない
- 稽古が終わって全体的に物足りなさがあり万全でやりたいという気持ちがあった
- 来場所に向けてしっかりやっていきたい」
横綱稀勢の里本人の話によると、”だいぶ体が動くようになり状態は上がり感覚的にはつかめていて、もう少しという感じ”なのだそう。
横綱稀勢の里復活に向けて手応えがあるということですね!
横綱稀勢の里の休場中のお給料は?
大相撲の力士は十両以上の番付になると、日本相撲協会から月給が支給されます。
気になるその金額は…
横綱で282万円です(2016年現在の金額です)
横綱が休場した場合は給料は支給されるのでしょうか?
横綱が休場してもお給料は支給される
大相撲の十両以上の力士のお給料は月給と力士報奨金のほかに本場所特別手当などの手当がつきます。
横綱が休場してもお給料自体は支給されます。
しかし力士報奨金は出場した日数分しか貰うことしかできません。
また、横綱が休場すると本場所特別手当や出張手当や力士補助金などの手当はもらえません。
横綱稀勢の里は休場が続くと引退?なぜ歴代横綱で最多休場?休場中の給料は?まとめ
横綱稀勢の里の8場所連続休場が発表され、横綱の休場記録のワーストを更新してしまったことはとっても残念ですね。
横綱稀勢の里の調整がうまく進まずまだ相撲が戻らないというのが8場所連続休場の理由のようです。
ただし稀勢の里は横綱のため、休場がどれだけ長く続いても降格することはありません…
横綱としての基本のお給料も支払われるようです。
しかし横綱は何よりも”品格”が求められる存在。
来場所には横綱の全てをかけて出場したいという稀勢の里本人の強い意志があるようなので、来場所以降の横綱の活躍に期待しましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました。
コメントを残す