前震と余震はどう違う?前震の規模や特徴!前震から本震までの間隔は?

余震 前震 間隔


こんにちは。2018年になってから日本各地で多発する地震。改めて地震はいつどこで発生するかわからないと感じているこはるです。

こはる

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2018年に入ってから、特に6月に入ってから日本全国で地震が多発していますよね?

2018年の6月だけでもすでに…

  • 6月14日の早朝〜夜に千葉県内で地震が相次ぐ(震度3、マグニチュード4.1)
  • 6月17日15時27分に群馬県で震度5弱マグニチュードはは4.7の地震が発生
  • 6月18日07時58分に大阪府で震度6弱マグニチュード4.1の地震が発生

その中でも6月18日の大阪の地震は、大都市で発生した直下型地震ということで被害が大きく報じられました。

大阪で発生した地震は地震当日の18日以降以降、震度1以上の地震(余震とみられる揺れ)が40回以上発生しています。

気象庁は、地震発生当日から1週間程度は震度6弱の強い揺れに注意が必要と呼びかけています。

日本全国各地で相次いでいる地震。

この地震は最初に発生した地震よりもさらに大きな地震(本震)の前震の可能性があるのでしょうか?

それとも、余震とみられる揺れが発生する感覚が長くなり余震の規模が小さくなることで今回の地震では”前震”はみられなかったということになるのでしょうか?

前震と余震はどう違うのでしょうか?

また、前震から本震までの間隔は時間にしてどのくらいなのでしょう?




前震とは?前震と見れられる地震の特徴

前震 余震 間隔

前震とは、その名の通り”大きな地震(本震)の前に発生する地震”という意味で捉えている方が多いと思います。

前震とみられている地震にはどんな特徴があるのでしょうか?

前震の意味や定義は?

前震 余震 間隔

前震とは地震活動において本震の前に起こる地震のことを言います。

本震の前=前に発生する地震という意味での”前震”なんですね。

前震の規模は本震に比べて比較的小さいとされています。

前震はより大きな地震(本震)の発生のきっかけになる

前震 余震 間隔

前震はより大きな地震(本震)を発生させるきっかけになる地震ではないのかとみられています。

前震はほとんどの場合、本震や本震の後発生する余震より規模が小さく数も少ないとされています。

しかし前震でも地震の大きさ自体はさまざまで、中には本震と同じくらいの大きさの前震が発生することもあります。

前震、本震、余震の発生の順番は地震の大きさは?

前震 余震 間隔

地震活動は次の順番で発生します。

  • 前震
  • 本震
  • 余震

それぞれの地震の大きさは

  • 本震
  • 余震
  • 前震

という順番になります。

つまり前震は一連の地震活動の中でももっとも最初に発生し、地震の大きさは最も小さいことが多いのです。

前震と余震、前震と本震はどう違う?

前震 余震 間隔

前震=大きな地震の前に発生する比較的小さな地震という意味として使われている言葉だということがわかりましたね。

では、前震の後に発生するとされている本震、余震と前震にはどんな違いがあるのでしょう?

もう一度それぞれの地震の意味を振り返ってみましょう。

前震、本震、余震の違いは?

前震 余震 間隔

一連して発生している地震活動の中でも前震、本震、余震はそれぞれ

  • 最終的にマグニチュードが最大規模だった地震が本震
  • 本震の後に発生する本震より規模の小さな地震をが余震
  • 大きな地震が発生する前に同じ場所で発生した地震が前震(本震が決定してから決まる)

とされています。

前震は”本震”だとされる地震が確定してはじめて決まる

前震 余震 間隔

前震は、最初に発生した地震よりも大きい地震が発生した時にはじめて”あの地震が本震の予兆(前震)だったんだ”と後付けされるものです。

つまり、前震は”本震”だとされる地震が確定してはじめて決まるものなんですね。

前震と余震は回数が違う

前震 余震 間隔

規模の大きな地震(本震)が発生すると、多くの場合余震が引き続いて発生します。

余震は多くの場合本震より規模が小さく、本震の後の時間の経過と共に間隔が長く回数が少なくなっていくことが多いです。

ただし、非常に規模の大きい地震の場合には1年以上余震が続くことがあります。

例えば東日本大震災の場合は、地震発生後から5年間で1万回以上の余震が発生したとされています。

大きな地震が発生する前に、同じ場所で発生した地震を前震と呼びます。

前震は大地震を予知するのに役立つと考えられ、注意深い観測か行われています。

前震から本震までの時間の間隔は?

前震 余震 間隔

前震や余震ももちろん地震なので最大限に警戒する必要がありますが、一連の地震活動の中で最も規模が大きく被害が一気に拡大するのが本震です。

前震が発生した後により規模の大きな本震が発生するという流れの場合、前震から本震までの時間の間隔はどのくらいなのでしょうか?

2016年4月に発生した熊本地震を例に前震から本震までの時間の間隔をみてみましょう。

熊本地震の場合、前震から本震までの時間の感覚は27時間59秒

前震 余震 間隔

2016年4月14日の夜9時26分に発生した熊本地震の”前震”は震度7、地震の規模を表すマグニチュードは6.5でした。

そして2m日後の16日の午前1時25分に発生した”本震”は震度7、地震の規模を洗わずマグニチュードは7.3でした。

熊本地震の場合は、前震が発生してから本震までの時間は27時間59分でした。

熊本地震は、1日と約4時間という短い時間で本震が発生したのですね。

熊本地震の場合、当初本震と見られていた地震が前震だった

前震 余震 間隔

熊本地震はそれまでの”前震”の定義を大きく覆す地震となりました。

熊本地震の場合、最初に発生した大きな地震の2日後にさらに規模の大きな”本震”が発生しているのです。

当初は、2016年4月14日の夜に発生したはじめの震度7の地震を誰もが熊本地震の”本震”と思っていました。

でもその2日後、2016年4月16日の深夜1時25分頃に2度目の震度7の地震が熊本を襲います。

同じ震度7でも4月16日の地震の方が地震の規模を示すマグニチュードの値も高く、当初本震と見られていた地震が”前震”だったということがわかりました。

前震発生から本震が発生するまでの時間は72時間以内が多い

前震 余震 間隔

一般的には、前震と見られる揺れがあってから本震が発生するのは2〜3日以内(72時間以内)と言われています。

今回の大阪の地震は、発生からすでに1週間が経過しようとしているのでもう”本震”は発生しないと考えそうになりますが…

しかし、大阪で最初に発生した地震から72時間が経過したからといってもう本震の可能性が少ないから安心と思うのはまだ早すぎます。

余震には最低でも1週間は警戒が必要!

前震 余震 間隔

政府や気象庁が繰り返しアナウンスしているように、大きな地震の発生から最低でも1週間は余震に警戒して過ごす必要があります。

本震が3日以内に発生せず大きな地震が発生しないとしても、震度1〜4程度の余震は続く可能性は高いです。

18日に大阪府北部で震度6弱を観測した地震の余震とみられる地震(震度3、マグニチュード4.0)が地震発生から5日が経過した23日午後11時8分に発生しています。




前震と余震はどう違う?前震の規模や特徴!前震から本震までの間隔は?まとめ

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2016年の熊本地震の発生をきっかけに”前震”に対する意識が大きく変わったという方は多いのではないでしょうか?

最初に大きな地震が発生すると”この地震は本震だ”と思い、その後に発生する揺れは全て”余震”だと考えていた方も多いと思います。

つまり最初に大きな地震が発生したのだからもうそれ以上の規模の地震は発生せず、規模の小さな余震が続いて地震活動は終息に向かうという見方をしていたんですね。

ですが、熊本地震の場合のように必ずしも最初に発生した大きな地震が”本震”だとは限りません。

前震はあくまでも本震が確定されてはじめて前震だとわかります。

そして、大きな地震が発生したら最低でも1週間は余震や最初の地震と同じくらいの規模の揺れがある可能性があります。

もう大丈夫と思わず引き続き余震に最大限警戒して、自分にできる地震に対する備えをしていきましょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。




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