こはる
HSPを一言で言うと敏感過ぎかつ繊細すぎて世の中でとっても生きづらい人。
HSPの性質がある人は内向的で引っ込み思案で打たれ弱く、人とのコミュニケーションが苦手とされています。
しかしHSPの人の中には私のように、HSPとHSSの両方の性質を持つ人もいるんです。
HSSとは、high sensation seekingの略。
HSPと対照的に刺激を求める人。のことです。
私の場合はHSPで繊細で敏感ですぐに家にこもりたくなる時期と、HSSで刺激を求めて外にいって開放感を感ずにいられない衝動が交互にやってくる感じです。
HSPとHSSを両方持つ人は良くは「アクセルとブレーキ両方踏んでいる状態」と言われたりします。
HSPとHSSを両方持つ人は、どんなところに生きづらさを感じているのでしょう?
もくじ
HSPってどんな人?
HSPかつHSSでもある私。
まずは、HSPってどんな人なの?というところから簡単にお伝えしますね。
HSPは「人一倍繊細で敏感な人」という意味
HSPとはアメリカの心理学者であるエレイン・N・アーロン氏が提唱した概念で「Highly Sensitive Person」の略。
「人一繊細で倍敏感な人」という意味です。
HSPは5人に1人もいる!
HSPはだいたい5人に1人くらいいると言われています。
ということは、例えば学校のクラスで言うと1クラスに5〜6人くらいのHSPの子がいることになりますよね?
HSPという言葉が日本でまだまだ知られていないだけで実際にはかなり多くのHSPが存在していることになります。
HSPと発達障害とは違う
HSPは発達障害と誤解されやすいことですが、発達障害とはちがいます。
HSPはとても感覚が敏感という点下記のようにで発達障害の特徴と似ているところがあります。
- 周囲の物音をうるさく感じる
- 肌触りに敏感
- 味覚、嗅覚が鋭い
実は私も、HSPの概念を知るまでは「自分はもしかしたら発達障害?」と思っていました。
HSPと発達障害の大きな違いは、発達障障害の人は人の気持ちを酌むのが苦手なことが多いのに対して、HSPはむしろ人の気持ちや機嫌に人一倍敏感であるということです。
HSSってどんな人?
HSSとは、”High Sensation Seeking “の略で「刺激を求める人」という意味です。
HSSの人たちは、好奇心に満ちていてやる気にあふれています。
行動力があって時には危険を冒すこともいとわないほどですが、とても飽きっぽいのです。
HSPの人が内省的で静かな生活を好み、衝動的ではなく危険を冒さない特徴とは正反対のような気がしますよね。
私自身がHSSとして思うことはHSSの最大の特徴はHSSの人がとても飽きっぽいという点にあると思います。
私も、毎日同じ場所に通うことがとてつもない苦痛で会社をやめるきっかけになったし、今でも毎日同じスーパーに通ったりするのが苦痛です。
その反面、海外旅行などにいくとものすごい行動力を発揮します。
HSSは変化に富んだ刺激や経験を求めます。
HSPとHSSを両方持つ人の傾向
HSPとHSSを併せ持つ人はどんな特徴をもっているのでしょうか?
一見、相反する性質に思えるHSPとHSSを両方持っている人はどんな傾向があるのでしょう?
テンションの落差が激しい
HSPとHSSを両方持つ人はテンションの落差がとにかく激しいです。
自分の殻に閉じこもったり、世界の終わりのような顔をしているときもあれば、水を得た魚のようにキラキラと輝いている時もあります、
ブレーキとアクセルを同時に踏んでいる
HSPが内向的で繊細で敏感、内向的なタイプ、HSSが刺激を求めて飛び回るタイプ。
2つの性質を持ち合わせていると【ブレーキとアクセルを同時に踏んでいる】ような気がしてきます。
私は自分の興味や関心があることに関してはすぐに行動に移すので、周りからはよく【度胸がある】なんていわれたりもします。
しかしその反面ささいなことをずっと引きずっていたり小さなことにこだわるような繊細なところがあります。
自分でも気分のアップダウンが激しく、疲れます。
車に例えるとアクセルを踏みまくって160kmくらいで走っていたのに、突然ブレーキがかかって時速30km以下になるようなイメージ。
そんな運転ばかりしていたら、当然車は消耗しますよね?
HSPとHSSの両方を持ち合わせている人は、そんな生き方をしているのだといえます。
エネルギーが足りなくなるとHSPの傾向が強くなる
HSPトHSS両方の性質を持っている人がHSPの傾向が強くなるのは日常生活が淡々と続いたり大きなストレスを抱えたりしている時であると思います。
私自身、会社員時代に通勤も仕事も人間関係もすべてがストレスだったときのことは正直よく覚えていません。
HSPの傾向が強くなっている時は、1日を終えたらただ眠るだけという、自分の殻に閉じこもった日々を送りました。
HSPだと休みの日に外出して友達とランチしたりショッピングに行っても、不特定多数の人のエネルギーに触れることに対して敏感になりエネルギーを奪われてしまいます。
今でも長時間人と一緒に行動したときなどはどっと疲れてしまい、いつもの自分のペースに戻ることに最低でも2〜3日はかかります。
私自身が一番つらく感じたのは、お正月や夏休みなどの長期休暇明け。
休みの間はHSSの傾向が強くなっていろんなところに行って刺激を受けた分、その反動みたいなものが休み明けに襲ってきます。
私は東京での会社員生活をやめて、いきなり地方に仕事を見つけて移住してしまいました。
その決断と行動自体はHSSの性質によるものだと思いますが、求めているものは都会のような疲れる場所から逃げたいというHSPの性質によるものなのだと思います。
エネルギーをチャージできた時にHSSになる
HSPの傾向が強くなってしまったと時も、エネルギーをチャージするとHSSの傾向がつよくなります。
私の場合は、1人で海外に行ったり大きな買い物をしたり都会に行ったり、、と行動しまくります。
それから一緒にいて楽しい人といる時にはHSSの傾向が強まり、苦手だと感じている人や場所ではHSPの性質が特に強く出ると思います。
HSPの傾向が強くならないように十分に睡眠や休息を取ろうと思っていても、ついついHSSのペースで走り続けて燃料切れになってしまうんですよね(汗)
HSPの時とHSSの時の差が激しすぎると、きっと周りの人も戸惑うと思います。
HSPの時にはなるべく人と接しないように、そっとしておいてもらうのが一番かな、と私は経験上思います。
【刺激を求めるHSS】【敏感で繊細なHSP】両方の性質を持つ人の特徴!まとめ
HSPについては、最近少しずつその言葉も知られてきていているように思います。
でもHSSについてはHSPよりも情報がまだまだ少ないです。
実は私自身あまりにも自分の気分がいい時と落ち込んで何も手に付かないときとの差が激しく、自分を発達障害?躁鬱?などと思い込んでいました。
WEBで検索してみるとHSPとHSSの両方の性質を持ち合わせている人が少ないながらもいるようです。
繊細で敏感すぎる自分と、フルストットルで行動力にあふれた自分がひとつの体に同居しているような感じはやはり生きづらさがあります。
世界がもっとHSPやHSSの人に生きやすくなるといいな、と思います。
すっごく簡単に言うと。
HSPが能力を発揮するには、
心地よいと思う
[場所、人、物]これらを集めることが大事。
— ももかhsp_hss (@momohsphss) 2018年8月10日
最後までお読みいただきありがとうございました。
記事を拝見しました。
私もHSS型のHSPです。
全く同じです。
1人で海外旅行のくだりでは同じすぎて思わず笑ってしまいました。
なかなか周りから理解されないので辛い時もありますが、まずは自分が自分を理解してあげるのが1番かも知れませんね。