こはる
今話題の映画【カメラを止めるな!】あなたはもう観に行きましたか?
【カメラを止めるな!】を観に行った多くの人が、絶対にネタバレや事前に情報を入れずに観に行ったほうがいい!と口を揃えて言います。
「カメラを止めるな !」鑑賞終了。好きな人ほどネタバレしないのが良く分かりました。言いたい事は山ほどあるけど言えないっ!なので別視点から。まず、ロスに住んでいる映画好きな人にも「凄い事になってるぞ」というのが伝わっていて、1回限りの上映がソールドアウトしてました!(記録追加で)
— Yusuke Oishi(大石 結介) (@o_e_c_yusuke) 2018年8月19日
そのため、私はあえて作品についてあまり調べていませんでした。
【カメラを止めるな!】の情報をあえて見ないようにしていたところ、ネットのニュースに『カメラを止めるな!』はパクリだ!原作者が怒りの告発!の記事が・・
【カメラを止めるな!】の製作費は300万円という究極の低予算映画ながら、なんと興行収入10億円突破は確実!
連日満員で、ついに全国100館以上で上映されるようになったと話題になったのが先月末のこと。
\\全国184館突破!//
「カメラを止めるな!」
8/14現在、全国の上映劇場が184館を突破!!ポンデミックが止まらない…とんでもスピードで感染が進んでます。47都道府県全てに届いております。お近くの劇場を探してみてください!!
▼劇場一覧https://t.co/oTgPiisX9z#カメ止め #ポンデミック pic.twitter.com/D6vStCN2Wf— 映画「カメラを止めるな!」公式 (@kametome12) 2018年8月14日
しかし、夏休みもそろそろ終わりを迎えようとしている今【カメラを止めるな!】に盗作(パクリ)疑惑が浮上しました。
社会現象にもなっている【カメラを止めるな!】が盗作だというのは本当なのでしょうか?
もくじ
【カメラを止めるな!】に盗作(パクリ)疑惑が浮上!
【カメラを止めるな!】が先行上映されたのは2017年。
通常公開されたのは今から2ヶ月前の6月23日です。
公開直後はおそらく一部の映画好きの人にひっそりと知られている存在だった【カメラを止めるな!】
しかし、口コミで大きな話題を呼びました。
2018年の日本映画界には、是枝裕和監督の【万引き家族】がカンヌ映画祭でパルムドールを受賞するといううれしいニュースがありましたね。
その一方で、新人の上田慎一郎監督と無名俳優たちによって作られたワンカット映画【カメラを止めるな!】が【万引き家族】を超える注目度を集める話題作になりました。
【カメラを止めるな!】は連日立ち見が続いているということで、人気が落ち着いたら観に行こうと思っていた人も多いのでは?
その【カメラを止めるな!】にまさかの盗作(パクリ)疑惑が浮上しているようなのです。
8月21日発売の「FLASH」に盗作(パクリ)疑惑が掲載される
【カメラを止めるな!】の盗作疑惑は21日発売の「FLASH」には以下のような記事が掲載されています。
- 【カメラを止めるな!】基本構成がそっくりな舞台がある
- 劇団を主宰する男性が「原作表記も許諾もない」と憤慨。
- 上田監督やプロデューサーらと話し合いをしているがまとまらず、法的措置に向け準備をしている
【カメラを止めるな!】の上田監督はに「小演劇から着想を得た」という主旨の発言をしているようです。
「原案」として 脚本担当の名前入れているようですが、劇団の主宰や脚本担当にも「事後報告」のみだとか。
う〜ん。
これはちょっと問題がありそうな気もしますね、、
【週刊FLASH報じる】『カメラを止めるな!』に盗作疑惑、原作者が告発https://t.co/Aoz1Ih217b
原作となった舞台の脚本家は「許諾を取る類いの連絡はなかった」と話す。現在、訴訟の準備を進めているという。(記事内にネタバレがあります) pic.twitter.com/rWKvJOHFcT
— ライブドアニュース (@livedoornews) 2018年8月20日
どこまでが【オマージュ】どこからが【盗作(パクリ)】になるの?
【カメラを止めるな!】は上田監督自身もまさかここまでのヒット作になるとは想像していなかったのではないでしょうか?
実は映画だけではなく予想外のヒット作が登場した時には、その作品が発表される前に自分が構成の似た作品を制作していたという人から告発されるということが以前にもあったようです。
2018年は芥川賞候補作になった北条裕子さんの美しい顔の【参考文献未掲載問題】などもありましたね・・
映画の場合には盗作(パクリ)と【オマージュ】(尊敬するクリエイターや作品に影響を受けて、似たようなアプローチの作品を作ること)の境界線を引くのが難しいのかもしれません。
【カメラを止めるな!】の原作者は和田亮一氏?
【カメラを止めるな!】の原作者を名乗っているのはは和田亮一氏で、原作となっているのは舞台作品『GHOST IN THE BOX』です。
和田亮一氏は2011年から2014年まで劇団「PEACE」を主宰していました。
和田亮一氏は、映画【カメラを止めるな!】の評判を周囲から聞いていてその存在を知っていたのだそう。
しかし、過去に主催していた劇団の後輩から映画【カメラを止めるな!】は和田亮一氏の作品が原作だと言われたそうです。
その時初めて映画【カメラを止めるな!】は自身が演出した舞台『GHOST IN THE BOX!』をもとに作られたことを知ったというのです。
【カメラを止めるな!】原作者の舞台作品と多数の類似点!
【カメラを止めるな!】の原作者と名乗っている和田亮一氏は、映画の構成は完全に自分の作品と同じだと感じたのだそう。
【カメラを止めるな!】の中でも特に多くの人が賞賛しているのが映画の構成ですよね?
映画のキャッチコピーは、「最後まで席を立つな。この映画は二度はじまる。」
“37分間の安っぽいゾンビ映画” が終わったその後に「何かが起こる」という構成に【カメラを止めるな!】を観た多くの人が心を奪われる仕組みがあるのです。
しかし、原作者の和田亮一氏は【カメラを止めるな!】の構成などに自身の舞台作品と多数の類似点があると指摘します。
- 劇中劇を見せて、後半でその舞台裏を見せて回収する
- 前半で起こる数々のトラブルをその都度、役者がアドリブで回避していく
- 舞台が廃墟で、かつて人体実験がおこなわれていたという設定
- 、『カメラは止めない!』というセリフは和田亮一氏の舞台にもある
【カメラを止めるな!】に盗作(パクリ)疑惑!原作者はすでに訴訟の準備を進める
【カメラを止めるな!】の原作者である和田亮一氏は現在、訴訟の準備を進めているとのことです。
弁護士に、作品を見比べてもらったうえで相談したところ次のような点が著作権の侵害にあたると判断されたようです。
- 類似点が多い
- 原作の表記がない
- 原作者の許諾を取らなかったこと
【カメラを止めるな!】の上田監督のコメントは?
【カメラを止めるな!】の上田慎一郎(うえだしんいちろう)氏は現在34歳。
ご結婚されていて一児の父でもあります。
夫のカメ止め旋風に便乗すべく、もういっそのことアカウント名を「カメ止め監督上田慎一郎の妻」とかにしたろかなと魔がさす時があるが、私は私で頑張るよ!(監督作「こんぷれっくす×コンプレックス」9/8(土)〜14(金)K'scinemaにて連日13:00〜公開だよ!観てね!)(結局便乗商法) pic.twitter.com/WiSRcVHE1p
— ふくだみゆき (@miyukifukuda) 2018年8月19日
映画監督としては全くの無名でしたが、【カメラを止めるな!】のヒットで一躍時の人になりましたね!
8月16日には【報道ステーション】に登場・・!
上田監督は中学時代から映画を始めとする映像作品や演劇に興味を持ち、高校卒業後は独学で映像を撮り続けたのだそう。
ハリウッドを目指すために大阪府内の英語の専門学校に通うも馴染む事が出来ず半年で退学。
20歳頃からは一度映画制作から離れ、ヒッチハイクで上京するものの詐欺に遇ったり、SF小説の自費出版をしたりするなどして借金を複数回抱え、ホームレス生活も経験!
ものすごい経歴ですね!
25歳になったときに改めて映画監督になる決意を固めてからは数々の短編映画を手掛け、国内外の映画祭で46の賞を獲得してきました。
今回の【カメラを止めるな!】の盗作疑惑について、上田監督はまだコメントを発表していません。
しかし上田監督は『カメラを止めるな!』の公開の際に「ある舞台に刺激されて今回の作品に繋がった」というコメントを残しています。
そして、その舞台が和田亮一氏の『GHOST IN THE BOX』であることも明らかになっています。
カメラを止めるな! パクリ報道、パンフレットでもインタビューでも言及があるんで、盗作じゃなくて権利許諾の不手際ってトコじゃない。 pic.twitter.com/LWtH3zKu5B
— 桜野時生 (@TokioSakurano) 2018年8月20日
【盗作】や【パクリ】という言葉が一人歩きしてしまうと、まだ『カメラを止めるな!』を観ていない人が映画から遠ざかってしまうのではないでしょうか?
どういった経緯で今回の盗作疑惑が浮上してしまったのか、、上田監督からもコメントを発表してほしいですね。
上田監督の対応と盗作疑惑の真相解明を望みます。
【カメラを止めるな!】に盗作やパクリ疑惑!和田亮一氏の舞台との類似点は?まとめ
【カメラを止めるな!】は、【万引き家族】と並ぶ2018年上半期の話題作だっただけに、盗作疑惑の報道は残念ですね。
ただし、どこからどこまでが【盗作】や【パクり】なのかの線引きはかなり難しいようです。
今後、【カメラを止めるな!】の監督である上田監督自身の口から今回の盗作疑惑について語られることはあるのでしょうか?
いずれにしても、【カメラを止めるな!】は多くの人が絶賛している映画なのでその価値が損なわれることのないように対応していただきたいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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