最近毎日のようにニュースで聞く地面師という言葉・・
なんだか不穏な響きのする言葉ですよね。
地面師を一言で簡単に言うと・・
他人の所有地を利用して詐欺を働く者という意味ですね。
もちろん犯罪です。
連日のようにニュースを騒がせている「地面師」
地面師という言葉が登場したのが10月16日に報じられた、積水ハウスが偽の地主にだまされて約55億円の詐欺被害に遭った事件です。
問題の土地は品川区西五反田ですね・・
私が新卒で務めた会社のOL時代の勤務先と同じ西五反田二丁目・・
毎日のようにこの旅館近辺を通勤してたので、ニュースに映っててビックリ!
五反田は東京屈指のオフィス街なので、こんなに趣のある建物が残っていることが奇跡のように感じられます・・
この場所だけ時が止まっているかのような場所・・
都心の一等地の売買をめぐり、積水ハウスが55億円に上る土地代金をだまし取られた事件。所有者になりすまし、土地を無断で売買する「 #地面師 」グループが逮捕されました。事件を主導したとみられる60代の男は、去年NHKの取材に応じ「ぬれ手にあわのビジネス」などと話していました。 #NW9 #nhk pic.twitter.com/Ri1RwdD9v1
— ニュースウオッチ9 (@nhk_nw9) 2018年10月16日
積水ハウスだました"地面師"逮捕 pic.twitter.com/dYo55Ml1ly
— はろ (@igo_shogi) 2018年10月16日
東京都品川区の土地を購入しようとした積水ハウスが偽の地主にだまされて約55億円の詐欺被害に遭い、
警視庁捜査2課は、偽の書類を法務局に提出して土地の所有権を無断で移転登記しようとしたとして、
土地所有者の女性になりすました数人を偽造有印私文書行使などの疑いで逮捕しました。
地面師とは、一体どんな人(組織やグループ)なのでしょう?
地面師の実態や手口、なぜ大手企業が地面師にだまされてしまうのかを調べてみました。
[地面師]という犯罪って何?地面師とは何者?どんな組織?
地面師とは、他人の所有地を利用して詐欺を働く者という意味です。
地面師は土地の所有者に気づかれず、
印鑑証明書や身分証明証などの証明書などを偽造して土地を売買します。
積水ハウスまで騙された「地面師」暗躍の実態 3Dプリンタで実印すら完全偽造される時代に | 不動産 – 東洋経済オンライン https://t.co/iT8PNxBGGP #東洋経済オンライン @Toyokeizaiさんから
— 長嶋 修 「100年マンション 資産になる住まいの育てかた」発売中 (@nagashimaosamu) 2018年10月16日
そして、その売却金をだまし取ったり、その土地を借金の抵当に入れてしまうといった犯罪を行います。
地面師はひとりでなく複数名のグループで構成されているといわれています。
そして、地面師にはそれぞれ役割分担があるようなのです。
[産経]交渉、連絡、手配…リスク分散のため役割分担 積水ハウス地面師事件 https://t.co/6JNZtsmI9N 警視庁に8人が逮捕された地面師グループは、土地の所有者や仲介業者などを装って同社との交渉に臨む「実行役」を、連絡・調整役や手配役といった「裏方」が支えるという仕掛けで、積水ハウスを手… pic.twitter.com/4rmkFdSIEC
— ニュース速報(一般紙系) (@FastNewsJP_) 2018年10月17日
地面師グループの役割分担は
「土地を探す役」
「証明書類などを偽造する役」
「土地の所有者になりすます役」
「不動産業者との仲介を担当する役」
など・・
実行役と裏方役が分かれているようですね。
しかも!
毎回同じメンバーで動いていると犯罪が発覚してしまうため、メンバーを入れ替えるなどしているようです。
» 地面師グループの役割について「不動産を探すグループや、必要な書類を作るグループ、『私が地主です』と地主役を演じるグループなどがある。1つの仕事で集合して終わったら解散し、クモの巣を散らすように消えていく https://t.co/jkc8pWYsRB 55億土地代金詐取事件 「地面師」グループ 女らを逮捕
— hino (@hino666) 2018年10月16日
大手住宅販売企業が地面師にだまされてしまうのはなぜ?
今回の地面師による事件では、大手住宅販売企業である積水ハウスが地面師による詐欺被害に遭いました。
しかも被害額が55億円ですよ・・!
55おくえーん・・!
大手住宅販売企業である積水ハウスって、誰でも知っている超有名企業ですよね?
積水ハウスに注意してた人いたんだ…#スッキリ pic.twitter.com/LzegwmvX2w
— 半分、銀八。(仮) (@toyodaginpachi) 2018年10月16日
どうして大手住宅販売企業である積水ハウスが地面師にだまされてしまったんでしょうか?
犯行の手口はアナログというか古典的ともいえるのにも関わらず、なぜ大手企業がだまされてしまうのだろう?と疑問に思います。
積水ハウスが、地面師に騙された模様ですね。地面師って、ナニワ金融道で登場したけど、アレは登記がアナログ時代だからできるものだと思っていました。デジタル時代でも地面師は存在しているんですね。逆に油断しているから、騙しやすかったのかもしれないです。
— のんびり長期投資 (@valuekabu2002) 2017年8月2日
大手企業でも地面師にだまされてしまうのは、地面師の実態や手口はとても巧妙であることが関係しているようです。
近年最大規模の土地取引詐欺事件である、この事件では、偽造パスポートが身分証明に使われていたりする。この事件、逮捕したのは良いが現金は取り戻せるのだろうか。
◆大企業すら信じ込ませる「地面師」とは 巧妙に演じ分け:朝日新聞デジタル https://t.co/0gBTZvJHlW— Sひろし (@1970er) 2018年10月17日
日経 【春秋】《地面師らの手口はまさに劇場型。ニセの所有者はもちろん、その代理人や不動産業者といった役割の男女が入れ代わり立ち代わり登場する。こうした「役者」を手配したり、パスポートや印鑑証明書を偽造したりする専門家集団まで存在すると聞けば驚く》 https://t.co/ZtTf2zULYt
— yamanaichiro (@yamanaichiro) 2018年10月17日
地面師の実態や手口はとても巧妙
地面師はまず、その土地の所有者になりすまします。
土地の所有者になりすます時点でかなり難しそうなのですが・・・
必要書類や証明書を偽造したりしてなりすましに成功するようですね。
土地の所有者になりすましたら、不動産業者に土地の売却を依頼してしまいます。
不動産情報が流通することによって、土地を探していた企業などがその土地を購入します。
そして、地面師は土地を売却したお金をだましとります。
詐欺にあった企業などがだまされたことに気づく頃・・
地面師は姿をくらませてしまっています。
そして、土地の取引に使用された書類や身分証明書(運転免許証やパスポートなど)が偽造されているため・・
地面師を探し出すことは難しいようです。
地面師という犯罪って何?大手企業もだまされるのはなぜ?集団の実態や手口は?まとめ
地面師の実態や犯行の手口を知れば知るほど・・
犯行の手口はアナログというか古典的ともいえるのにも関わらず、なぜ大手企業がだまされてしまうのだろう?と疑問に思います。
地面師という言葉だけを聞くと、1人なのかな?と思いますが
地面師は集団で行動しているんですね・・
そしてひとりひとりが役割分担をしていたり、犯行ごとにメンバーを替えることで
より犯行を気づかれにくくしているものと思われます。
特に、証明書類や身分証明書の偽造なんて・・かなり手が込んでいますよね。
事件が発覚した時には姿をくらましていて、探しようにも身分証明書が偽造なので探しようがないという実態にも驚きました。
約1年半後に控えた東京オリンピックなどで土地の価値が高騰するとさらに地面師が増えてくるのではないかとも言われているようです。
地面師にだまされない対策としては、土地の管理をしっかり行っておくこが大前提ですね・・
今後もまた地面師グループの犯行に関する新しい情報が報道されると思います。
今回の事件をきかっけに、地面師グループに夜犯罪が減っていくことを願うばかりです・・
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