大正生まれの人の特徴!大正生まれの女性は強い?恋愛事情や有名人は?

大正生まれ 特徴


こんにちは。祖父が大正13年生まれ、祖母が大正15年生まれのこはるです。

こはる

2018年現在、大正生まれの人の年齢は92歳から106歳!

私は大正生まれの祖父がまだ健在ですが、今年で94歳…!

私より約60年も長く生きていることになります…

実は今、NHKで再放送している2011年の朝ドラ”カーネーション”を毎日楽しみに録画してみているのですが、主人公が大正生まれなのです。

”カーネーション”の主人公のモデルであるファッションデザイナーの小篠綾子は大正2年生まれ。

女性に対する価値観も現在とは全く異なる大正という時代に生まれ、激動の時代をたくましく生きている主人公に、いつも感動し涙している私です。

現在大正生まれの方は、大正・昭和・平成…そして来年からは次の年号と4つの時代を生きることになるんですね。

そんな大正生まれの人々は、どんな特徴を持っているのでしょう?

現在もなお活躍する大正生まれの有名人や、大正時代の人々の思い出の曲、大正生まれの恋愛事情などをご紹介します!




大正生まれの人の特徴は?

大正生まれの人は、どんな特徴を持っているのでしょうか?

私自身が大正生まれの祖父母や祖父母の兄弟などを見て来た中で感じた大正生まれの人の特徴をお伝えします。

自分の家が好き

大正生まれの人は、とにかく自分の家が好きです。

高齢だから家から出ないというわけではなく、家や家族、親戚との付き合いなどを何より重んじているように感じます。

伝統や家柄を重んじて、”後継ぎ”がいることに対して安堵したり…

大正生まれの人は戦争を経験し、激動の時代を生きてきました。

そのため、自分の家がいつまでも続いて欲しい、繁栄し続けて欲しいと願うのかもしれませんね。

人様に迷惑をかけることを恥じる

大正時代の人の特徴として”人様には迷惑をかけられない”と、支援を受けることに消極的な一面があります。

誰かを頼ることや、誰かに助けをこうことは恥ずかしいという感覚が強いように思います。

もったいないという思いが強く節約志向

大正生まれの人は戦争経験者が多いため、節約志向がとても強いです。

私のおばあちゃんも、デパートの紙袋や包装紙、お菓子の箱などを大量に持っていましたよ。

家の中では、不必要な電気はつけずにエアコンなどはもってのほか!

私の隣の家のおばあちゃんは真夏は下着姿でウロウロしていたような…(汗)

もちろん、食事は家で全て手作りです。

大正時代の方はもったいないという思いが常に根底にあって、つつましく生活していると言えます。

戦争を経験しているからこそ、幸せを尊ぶことができる

大正生まれの人々の記憶に切り刻まれている戦争…

大正生まれの人々の人生を、戦争抜きに語ることはできないのではないでしょうか?

大正生まれの人々は戦争を経験しているからこそ、幸せを尊ぶことができるのだと思います。

私の祖父は、私が何か障害につまづくたびに”失敗しながら覚えればいい”とやさしく諭してくれました。

戦争を経験した大正生まれの人にとって、明日食べるものがあることや明日も大切な人がそばにいてくれることが何より幸せを感じることだったのかもしれません。

大正生まれの有名人といえば誰?

大正生まれの有名人と聞くと、あなたは誰を思い浮かべますか?

大正生まれの方自体がすでに90歳以上なので、大正生まれの方を知ってはいるもののすでに他界されている場合もあるかもしれませんね。

でも、実は…まだまだ活躍している大正生まれの有名人の方は大勢いらっしゃるんですよ。

マレーシアのマハティール首相(大正14年生まれ92歳)

2018年5月、世界最高齢の指導者としてマレーシア首相に就任したマハティール首相。

1925年7月10日(大正14年生まれ)です。

マハティール氏は親日家として知られ、2018年6月には来日しています。

92歳とは思えないですよね!

作家の佐藤愛子さん(大正12年生まれ94歳)

2017年に最も売れた本は、作家・佐藤愛子さん(94)の「九十歳。何がめでたい」だということを知っていますか?

出版不況と言われる世の中で、なんと「九十歳。何がめでたい」はなんと発行部数100万部突破!

大正生まれの作家・佐藤愛子さんが作家の集大成として発表したエッセイ集は歩みを進めた者だけが得られ人生がつまっています。

90年間覚悟を持って生きた人の話をうかがうことができるのは、私たち若い世代にとってとても貴重なことですよね。

脚本家の橋田壽賀子さん(大正14年生まれ93歳)

「おしん」や「渡る世間は鬼ばかり」など、普通の人の悲喜こもごもをドラマに描き続けてきた脚本家の橋田寿賀子さんも大正14年生まれです。

最近では、老後をテーマにしたエッセイなどを出版しまだまだ活躍されていますね。

尼僧で作家の瀬戸内寂聴さん(大正11年生まれ96歳)

チャーミングな笑顔の尼僧として知られるが瀬戸内寂聴さん。

女性の愛と性を巧みに描く作家としても有名です。

その笑顔から想像できませんが、瀬戸内寂聴さんはなんと96歳!

大正11年のお生まれです。

96歳にして現役作家で僧侶でもある瀬戸内寂聴さんの秘書が(66歳年下)が出版したエッセイも話題になっています。




大正生まれが好きな歌は?

私の祖母は、大正15年生まれ。

2年前に他界しましたが、本当に歌が大好きでした。

大正生まれの人々はどんな歌を聴いていたのでしょうか?

大正生まれの方なら誰でも知っている歌を3曲選んでみました。

大正生まれでなくても、聴いたことがあるかもしれません。

北国の春

北国の春(きたぐにのはる)は、1977年4月5日に発売された千昌夫さんの代表曲。

1970年代というと、大正生まれの方々が、ちょうど50代の頃の曲ですね。

北国の春は最終的には300万枚を売り上げたと言われ、国内のみならずアジア各国でも知られている歌なんですよ。

都会に住む男が故郷の春を懐かみ、”あの故郷へ 帰ろうかな 帰ろうかな〜”と郷愁にかられる内容の歌詞が、大正生まれの人々の心をいつまでも捉えて離さない一曲です。

夜霧よ今夜も有難う

大正生まれの方のスタートいえば、石原裕次郎さんなのではないでしょうか?

石原裕次郎さんは、昭和一桁世代なので大正生まれの方よりも少し下の世代なんですね。

”夜霧よ今夜も有難う”は1967年に公開された石原裕次郎主演のムードアクション映画の主題歌。

裕次郎さんのの代表的なレパートリーとして後年まで歌われている曲です。

1960年代は、大正生まれの方は40代の頃ですね。

浪花節だよ人生は

”浪花節だよ人生は”日本の演歌、ポピュラー歌謡のヒット曲です。

1976年に発表さたあと、細川たかしなど多くの歌手によりカバーされて有名になった一曲です。

私の祖母もこの曲が大好きで、よく聴いていました。

キャスターの古舘伊知郎さんが、報道ステーション出演の最終回の挨拶で、浪花節だよ人生はの歌詞の

”人の情けにつかまりながら折れた情けの枝で死ぬ”

の一節を交えて挨拶していましたね。

かなり気になる!大正生まれの人々の恋愛事情は?

大正生まれの人々の生活に思いを馳せる時、やっぱり気になる恋愛事情。

だって、大正生まれの方の青春時代は、現代のような連絡手段(SNSやメール)はもちろんのこと電話も家にないような時代です。

私の祖父母は、お見合い結婚ではなく恋愛結婚なのだそう。

お互いに家が同じ小学校区で、小学校の先輩・後輩という関係。

21歳と23歳で結婚したらしいのですが…一体いつ恋心が芽生えたのでしょう…

以前祖父母に聞いた大正生まれの人々の恋愛事情についてご紹介します。

大正生まれは、結婚相手は親が決める!

大正生まれの人々の結婚適齢期は今よりもかなり早くて20歳から23歳くらいまでだったそう。

昭和10〜20年代頃には大正生まれの人々のほとんどが結婚していたのだとか。

そしてほとんどの場合、結婚相手は親が決めた人というのが当たり前。

祝言(結婚式)の日当日に結婚相手の顔見るなんてこともザラ!

祖母の友人で祝言当日に泣き出してしまった子がいて慰めたこともあったと話してくれました。

自由恋愛という言葉があるほど、恋愛は自由にできる時代じゃなかった

大正生まれの人々が結婚適齢期を迎えた昭和初期頃は、自由に恋愛が許されるような時代ではなかったのだそう。

その証拠に”自由恋愛”なんて言葉があったほど。

今では想像できませんよね?

大正生まれの恋愛もラブレター(恋文)はあった!

自由に恋愛することができなかった大正生まれの人々の青春。

そんな中でも、いわゆる恋バナ?”あの人がステキ、あの娘は器量が良い”などの話を友達同士ですることがあったようです。

また、思いを寄せる相手には恋文(ラブレター)を送る人もいたそうです。

でも、ラブレターをもらったところで相手の連絡先はわからずその恋愛は進展しないことがほとんどだったのだそう。




大正生まれの女性はなぜ強い?

大正生まれの女性って強いな〜と感じたことはありませんか?

私の祖母は大正生まれでしたが、とにかくとてもたくましく聡明な女性でした。

私が今はまっているカーネーションの主人公も大正2年生まれですがとにかく強くてたくましくそして賢い!

七転び八起きどころか…100回以上転んでも101回目に立ち上がるような…そんな女性です。

大正生まれの女性はなぜそんなに強いのでしょうか?

大正生まれの女性は徹底的に家事を躾けられている

明治~大正期生まれの女性は生活能力がずば抜けて高いと感じます。

現代でも、家政婦さんなど家事のレベルが高い方もいますが、大正生まれの女性はプロの家政婦さんのレベルのさらに上をいくような感じですね。

  • 雑巾がけ(掃除機はない)
  • 障子の張り替え
  • 洗濯(洗濯機はない)
  • お風呂(薪で沸かす)
  • 農作業(農機具はない)
  • 料理(ガスコンロはない)
  • ご近所とのかなり濃いお付き合い
  • お客様の接待(結婚式やお葬式を自宅で行う)
  • 子育て(子だくさん)
  • 介護(介護サービスはない)

大正生まれの女性はこれらの家事、育児、介護、農作業などを機械などの力を借りずに行なっていました。

障子の張り替えってやったことありますか?

動画見ただけでも大変そう…(汗)

 

また、大正〜昭和の時代には結納や結婚式やお葬式などの冠婚葬祭の行事を全て自宅で行なったので、その裏方を担うことになる女性は大忙しだったと思います。

私の祖母は、大正15年に生まれ、21歳で夫の元に嫁ぎました。

夫が勤め人ではなく家業があったため、従業員の方達の食事も3食全て用意し、自分も仕事をしながら4人の子供を育てたと言います。

そして、夫の家には姑どころか夫の祖母もまだ健在で、嫁いだ自分に厳しく接していたのだとか。

想像しただけでも私には絶対無理…

大正時代に生まれた女性は、強靭な精神と生活能力を身につけなければ生きてけなかったのかもしれませんね。

大正生まれの人の特徴!好きな歌や有名人は?大正生まれの女性が強い理由!まとめ

最近はとっても元気で若々しい高齢者の方が増えてきましたよね。

元気な方にお歳を聞くと90代で大正生まれだったりするのでかなりビックリすることも多いです。

私の祖父も大正生まれで現在94歳ですが、まだまだ元気でいろんな話をしてくれますよ。

2年後の東京五輪を楽しみにしてるので、まだまだ長生きしてほしいなあ〜。

最後までお読みいただきありがとうございました。




コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です