こはる
6月18日午前7時58分ごろ、大阪北部で最大震度6弱を観測する地震がありましたね。
急に大きな音で緊急地震速報がなったので身構えていたところ、入ってきた情報は大阪という大きな都市でとても強い規模の地震があったという速報。
大阪府吹田市に住んでいるいとこにSNSで安否を確認したところ”阪神淡路大震災がもう一度来たかと思って生きた心地がしなかった”と言っていました。
大都市の月曜の朝7時58分に地震が発生した地震。
平日の朝ということで多くの人が通勤、通学の最中で大混乱になりました。
その一方、地震発生時に家の中にいたという人もいます。
平日がお休みの方や変則的な時間で勤務をされている方や、育児や介護を家でされている方はきっと家の中で大きな地震に遭い怖い思いをしたのだと思います。
日本で生活している限り、地震はいつどこにいても数分後に発生するかもしれない災害です。
あなたは、もし家の中にいる時に大きな地震が発生したらまずどこに避難しますか?
大きな地震があったらとっさに机の下に隠れる!という方も多いと思います。
私は、木造の2F建の家に住んでいて普段は1Fで過ごすことが多いのですが、もし2Fの寝室で寝ている時に突然大きな地震が来たらどうしよう…と考えました。
地震の揺れは待ってくれないので、地震が起きたら少しでも安全な場所に避難したいですよね。
家にいる時に大きな地震が発生したら家の中のどこが安全なのでしょうか?
家の中で大きな地震に遭遇したら、どんな行動を取れば良いのでしょうか?
もくじ
地震の時に家の中で安全な場所の条件は?
もし、家の中にいる時に大きな地震が発生したら、まず家の中の安全な場所に身を置くことが大切です。
家の中では安全な場所には、どんな条件があるのでしょうか?
家の中で安全な場所の条件4つ!
家の中で安全な場所の条件は大きく分けて4つあります。
- 落下してくるものが少ない場所
- 家具の転倒の恐れがない場所
- 窓が少ない場所
- 閉じ込められてしまわない場所
家の壁面にものを多く収納している場合は、地震の揺れでものが落下する恐れがあります。
また家の中で大きな家具が転倒してくる恐れのある場所は、下敷きになってしまう可能性もあって本当に危険です…
窓ガラスは割れて飛び散る危険があるため、家の中でも窓がたくさんある場所は危険!
家の中の狭い場所にいた場合はドアを閉めたまま閉じ込められ、家の中から脱出できなくなる可能性があるのです。
実際に家の中のどんな場所にいれば、地震発生時比較的安全なのかについてみていきましょう!
地震の時に家の中で安全な場所は玄関?
2018年6月18日の朝、大阪で大きな地震が発生した時私の住む長野県も震度2の揺れを観測しました。
普段8時までに家を出ることが多くその日ちょうど7時58分は家の玄関にいたのです。
実は、大きな地震が起きた時、家の中でも玄関は比較的安全とされている場所だということを知っていましたか?
靴や防災グッズがあり、すぐに外に出れる玄関は家の中でも安全
家の中でも玄関は家具が少なく、地震が発生した時に家の外への避難がすぐにできます。
我が家も、玄関には作り付けのシューズボックスがあるだけ。
大きな地震が起きても倒れてくるものもなければ、ガラスが割れるなどの心配もないです。
それから、防災グッズも玄関に置いてあるので…
玄関にはあまりモノや家具をおかずに、地震が発生しても家の中で安全な場所として確保して起きましょう。
ただし、地震が発生した時玄関にいた場合にあわてて外に出るのは危険です。
まずは玄関先で地震の揺れが収まるのを待って、最新の情報を確認しましょう。
地震の時に机の下より安全な場所はあるの?
地震が来たら机の下に……と考える方が多いのは、小学校の避難訓練で地震が発生したら机の下に隠れましょう!と習ったからかもしれませんね。
地震が発生した時の避難の流れを訓練する様子ではこんな光景がおなじみですよね?
ただし、実際には机の下に隠れれば絶対に安全だというわけではありません。
小さな揺れを感じたり緊急地震速報が流れたら、安全な場所に移動し身の安全を確保することが大切です。
家の中で安全な場所とは、大きな家具などが転倒してこない、落ちてくるモノの少ない、かつ閉じ込められることのない場所です。
なので、家の中で必ず机の下に隠れないといけないわけではないんですね。
古い木造家屋に住んでいる場合、家の中よりも外に出た方が安全な場合も
古い木造家屋の場合は、大きな地震が発生すると1Fが倒壊してしまう危険性も高いのです。
古い木造の家に住んでいる方は、地震が発生したら机の下に隠れるより、すぐにドアを開けて家の外へ脱出してください。
大きな地震が来ても2Fから1Fへあわてて降りないで!
古い木造家屋の2fにいる時に地震が発生したらあわてて1Fに降りないようにしてください。
もし大きな地震が発生して家屋が倒壊しても2Fの方が隙間ができやすく、命が助かる確率が高まります。
また、津波の発生する恐れのあるエリアで大きな地震が発生した時は、2F以上の建物で命が助かったという例もあります。
命の三角空間・命の三角スポットってどこ?
大きな地震が発生した時は、机の下ではなく”命の三角スポット(命の三角空間)に避難した方がいいということを聞いたことはありませんか?
命の三角空間、命の三角スポットとは家の中のどこを指すのでしょうか?
家の中で安全な確率が高いのは三角になるスポット
家の中で地震が発生し時に安全な地帯は”三角に空く隙間”だということを知っていますか?
例えば、大きな家具やベッドなどの”横”にいることで家の中で地震が発生しても安全性が高まると言われています。
命の三角スポットは、アメリカン・レスキュー・チーム・インターナショナル(ARTI)によって”三角の救命スポット(Triangle of Life)と名付けられています。
この三角地帯にいることでで高確率で救命が可能性があることは、世界中のメディアで報道されているとのことです。
我が家には愛犬がいるのですが、犬は警戒している時にはロールケーキのようにまん丸になります(笑)
人も同じで、大きな家具の横で頭を守りながら小さくうずくまるのが安全性が高まるというわけですね。
建物の内側であればあるほど倒壊後の脱出ルートを失ってしまいます。
そのため大きな地震が発生した時には、建物の外枠の壁に近い家具の横に避難した方がより安全です。
地震の時に家の中で安全な場所はトイレ?(木造建築の場合)
今から20年ほど前、私が中学生の頃に当時住んでいた静岡で震度4の地震がありました。
地震が発生した時、私は家の中のトイレにいました。
トイレの中で地震が起きて怖い、と思ってあわててリビングに行ったら母に”うちは木造だからトイレは地震の時にも安全なんだよ〜”と言われました。
トイレはなぜ、地震が起きた時に家の中でも安全な場所と言われているのでしょう?
木造建築の場合、トイレは柱が多くて地震の時に安全な場合も
トイレは柱が多いため、地震が発生した時に安全な場所なのだそう。
ただし、トイレが地震が発生した時に比較的安全なのは木造建築の場合に限ります。
マンションやアパートなどの集合住宅の場合、トイレは地震が発生した時にも安全な場所だとは言えない場合も…
注意点としてはトイレは密室なので、大きな地震が発生するとドア枠が変形してドアが開かなくなることも考えられます。
地震の時には1F、2Fどちらが安全?
一戸建てに住んでいるという場合、我が家のように1Fがリビングとキッチン、2Fが寝室という間取りの方も多いはず。
1Fのキッチンで火を使っている時に大きな地震が来たら怖いし、2Fで眠っている時に大きな揺れがあったら…と思うと不安です。
一戸建てに住んでいる場合は、家族ときちんと地震が発生した時の家の中で安全な場所を確認しておきましょう。
一戸建ての場合、地震の時には1F、2Fどちらが安全なのでしょう?
一戸建で木造住宅なら2階が安全?
地震が発生して2階建ての木造家屋が倒壊した場合には、1Fより2Fにいる方が生存確率が高いというデータがあります。
マンションや鉄筋の建物や3階建ての木造家屋でも低い階から倒壊することが多いとされています。
2Fにいるときに大きな地震が起きた場合はまず揺れがおさまるのを待ってから行動しましょう。
地震が発生した時に慌てて1Fに降りていくのは危険!
地震の揺れが収まるまでは2Fにいる方が安全なことが多いです。
地震の時に家の中で安全な場所は?地震の時に家の中で安全な場所は?机の下より命の三角空間?2Fは危険?まとめ
家の中で大きな地震が発生したら、誰もがまず反射的に机の下に隠れてしまうと思います。
でも、家の中にいる時に大きな地震が発生した場合にまずすべきは身を守る安全な場所を確保することです!
家の中で安全な場所と言えるのは、
- 机の下
- 命の三角空間
- 玄関
この3つです。
どこを選んでも安全な可能性が高いというだけで、100パーセント安全、安心だということではありません。
ですが、少なくとも玄関にいればドアが開けられるから避難経路を確保でき、すぐに靴を履いて外に行けます。
玄関に置いてある防災用品を持って避難することを考えても、やはり玄関は家の中でもかなり安全に近い場所といえそうです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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