家庭料理の中でも常に根強い人気を誇る揚げ物。
揚げ物の中でも特に唐揚げやコロッケは世代を超えて大人気!
私の夫は、お弁当のおかずが毎日唐揚げでもいいというくらいの揚げ物好き!
我が家では週末になると夫が釣りに行くのですが、そんな時も揚げ物が大活躍♪
見たこともない、名前も知らない魚でも、とりあえず天ぷらなどの揚げ物にして食べてみると超美味!
”揚げ物 is 神”と言いながら日々油に感謝しています(笑)
揚げ物が上手になると、家で高級料亭(風)気分を味わえます(笑)
想像して見てください…
唐揚げやエビフライなどの揚げ物がない運動会のお弁当を…
超寂しいですよね〜(汗)
揚げ物はもはや私たち日本人の食生活において、ご飯やお味噌汁と同じくらい重要なポジションにいると言ってもおかしくありませんよね?
今回は、ほぼ毎日のようにお弁当や食事の支度で揚げ物を作っている主婦歴6年の私が、誰でも今日から揚げ物上手になれるコツをお届けします!
もくじ
揚げ物の基本は油!油だったら何でもいいわけじゃない!
揚げ物を作るときに基本になるのは、やっぱり油ですよね。
油と一言で言っても、何種類もある油から、揚げ物に適したのはどれなの?と思っている人も多いはず。
もちろん、油だったらなんでもいいわけではありませんよ〜(汗)
揚げ物に使う揚げ油を選ぶポイントはこの2つです。
①酸化に強いオレイン酸が多い油かどうか
②油の製法が「低温圧搾法」「一番搾り」など加工度の低い油かどうか
それぞれをくわしくみていきましょう!
揚げ物の基本は油!オレイン酸が多い油を選ぼう!
”オレイン酸”という言葉をCMなどで耳にしたことのある人も多いかもしれません。
オレイン酸の働きは、余分なコレステロールを運び出す善玉コレステロールは減らさずに、動脈硬化の原因となる悪玉コレステロールを減らしてくれること!
さらにオレイン酸には酸化しにくいというメリットがあるので、揚げ物に使用するには最適の油だと考えられます。
オレイン酸含有率の高い主な油は、べに花油・こめ油・なたね油などです!
揚げ物の基本は油!加工度の低い油が揚げ物向き!
揚げ物の油を選ぶ時には、油の精製方法をチェックしましょう。
昔ながらの圧搾法で原料に力を加えて油を搾る方法ならば、加工をする必要がありません。
しかし、現在スーパーなどで安価に手に入る油は、圧搾法で搾ったあとで溶剤を加えて油を抽出する二重製法で、色やニオイを取り除くために高温加熱などの加工が施されていることがほとんどです。
「低温圧搾法」「一番搾り」などと書かれてある加工度の低い油を選ぶようにしましょう
揚げ物に適した油で揚げ物をすれば、美味しい上に健康的な揚げ物を作ることができますね!
でも、良い素材と良い油があっても、そこから先が難しいのが揚げ物…
揚げ物の悩みでダントツに多いのは「サクッと仕上がらずにベチャッとなってしまうこと…ではないでしょうか?
そんなお悩みはこの記事で解決してくださいね!
揚げ物の基本は衣!誰でも簡単にサクッと仕上げる秘訣!
揚げ物をサクッと揚げたいのなら、揚げ物の基本である衣の作り方を見直す必要があります。
べちゃっとしてしまう原因は衣の作り方にあるからです。
揚げ物の基本は衣!○○を衣に入れるとサクッと仕上がる!
実は天ぷらの衣をサクッと揚げるために入れるといい物がいくつかあるんです。
それは、
・炭酸水
・ビール
です!
炭酸水とビールの場合は小麦粉を溶くときの水の代わりに使います。
炭酸が含まれている水を使うことで、揚げたときに空気が抜けてカラッとした衣に仕上がります。
意外なもので揚げ物がサクッと仕上がるんですね〜!
ぜひ家庭で試してみてくださいね!
揚げ物の基本は衣!衣に使う粉は粘りの少ない薄力粉を使う!
揚げ物の衣づくりをする時に使う粉は薄力粉を選びましょう。
あらかじめ冷凍庫でよく冷やしておくと粘りが出にくくサクッとした衣に揚がります。
揚げ物に適した油選び・揚げ物をサクッと仕上げるための衣作りまでのステップを理解できたら、次はいよいよ、揚げ物の”温度”のお話です!
揚げ物の基本は油の温度を理解すること!温度を制した者が揚げ物を制する!
揚げ物の基本の中で最もハードルが高そうなのは、油の温度を理解することかもしれません。
この温度の見極めが難しいと感じて、揚げ物を敬遠している人も多いはず。
でも、ポイントさえしっかりおさえておけば、揚げ物の温度を見極めることに慣れてきて揚げ物が一気に上達しますよ!
揚げ物は温度が命です。
なぜなら食材によって油の適温が違うから!
揚げ物の要になってくるのが「食材に適した温度で揚げること」なんですね〜!
まさに油の温度を制したものが揚げ物を制する!のです。
油を揚げ物に適した温度にする方法についてはこちらの動画(約1分)をご覧ください。
くわしくみていきましょう!
低温で揚げるのに適した揚げ物(150~160℃)
緑色の野菜の色味をキープしたいときや、火が通るのに時間がかかる食材を揚げるときは低温が向いています。
- 緑色を鮮やかなまま残したい野菜(シシトウなど)
- 芋類、かぼちゃ、れんこんなどでんぷんを多く含む食材
緑色を残したい野菜は、変色しないうちに数十秒でサッと揚げます。
でんぷんは加熱によってやわらかくなるまでに時間がかかるので、芋やかぼちゃの天ぷらは低温でじっくり火を通しましょう。
中温で揚げるのに適した揚げ物(160~180℃)
食材の中まで程よく火が通りやすく、衣もサクッと揚がる中温での調理は多くの揚げ物に向いています。
- 野菜の天ぷら
- 唐揚げ
- かき揚げ
- トンカツ
などは中温と覚えておきましょう!
高温で揚げるのに適した揚げ物(180~200℃)
中心まで火を通す必要のない食材や火の通りやすい食材は、高温でカラッと揚げましょう。
- エビ・イカなどの魚介や豆腐など水分を多く含む食材
- コロッケなど、もともと中身に火が通っている物
水分はでんぷんに比べて熱が伝わりやすく、中まで火が通る時間が短いので、高温の油で短時間揚げると良いのです。
揚げ物は一朝一夕で上達するものではありません。
回数をこなしていくうちに次第に、この食材はこの温度でというパターンが頭に入ってくると思いますよ♪
挑戦あるのみです!
また、揚げ物をする際の道具が揃っていると、揚げ物をさらに楽しむことができます。
ホームセンターなどで数百円から数千円程度で購入できるので、持っていない!という方はこの機会に揃えてみてはいかがでしょうか?
4揚げ物に適した鍋はこれ!基本の道具を揃えれば手順もスムーズに!
揚げ物をするときに使うものは鍋だけではありません。
・揚げ物に適した鍋
・オイルポット
・温度計
・バット
この4種の神器(笑)がしっかりと揃っていると、手順がスムーズになり揚げ物の腕が上がりますよ〜!
揚げ物の基本の道具①揚げ物に適した鍋はどれ?
揚げ物に理想的な鍋は、“しっかりと厚みがあって大きな鍋”です。
大きければ大きいほど良いと思います。
油の量が多いと食材が油の中で泳いで、食材全体に油が行き渡り、早くカラッと揚がるからです。
揚げ物をする場合、最初に油の温度を適温にしても、食材を投入すると一旦は温度が下がります。
さらに、2投目、3投目のときには油の温度はどんどん下がっていくものなんです。
最初に揚げたものはカラッと揚がっているのに、いろいろな食材を揚げていくごとにだんだんとベチャッ、クタっとしてしまうことがあります。
これは、鍋が小さくて油の量が少なかったり、蓄熱しにくい材質の鍋を使っているということが考えられます。
これが、揚げ物をマズくしてしまう理由なんです。
揚げ物の基本の道具②油をしっかりろ過できるオイルポットを使おう!
頻繁に揚げ物をしたり、残り油を炒め物に使うなら、オイルポットに入れて保存しましょう。
オイルポットは、油をしっかりろ過できるメッシュ状の二重の網がついているものがベストです。
揚げ物の基本の道具③温度計は必ず使って温度チェック!
揚げ物をするときに私が必ず使うもの、それが温度計です。
家庭で揚げ物をする場合は220度前後まで測れれば問題なし!
揚げ物の基本の道具④揚げたものはすぐにバットに移す!
食材が揚がった後、アミやキッチンペーパーの上において油切りをしますよね。
この油切りも揚げ物をおいしく仕上げる大切な工程なんです。
揚げたものは素早く網の付いたバットに移しましょう。
また、バットの上には脚付きのアミを乗せるのがベスト。
脚付きのアミであれば、空気が通り、熱がこもらないので揚げ物がべたつかず、揚げたての状態を保つことができます。
このように道具にもこだわって、揚げ物づくりが上達し楽しくなってくると、いろんなレシピに挑戦してみたくなりますよね!
まずは、揚げ物界のツートップともいえる”唐揚げ”と”コロッケ”の作り方のコツをおさえておきましょう!
5揚げ物の基本をおさえて唐揚げやコロッケを上手に作るコツ!
家族みんなが大好きな唐揚げやコロッケ。
でも、自宅で唐揚げを作ると、べちゃっとした仕上がりになってしまう…というお悩みをお持ちの方も多いかも。
実は唐揚げやコロッケには、おいしく作るためのコツがあるんです。
コツをおさえながら、家族からリクエストがくるような唐揚げやコロッケを作ってみてくださいね。
唐揚げを上手に作る揚げる①唐揚げの揚げ時間は5~6分
まず、唐揚げを揚げる場合、揚げ時間こそが命です!
一口サイズの唐揚げを作る場合には、5~6分程度の揚げ時間がベスト!
唐揚げを上手に揚げるコツ②揚げ始めは高温で!
揚げるための油の温度も重要!
油の中にお肉を投入する場合には、180度が最適です。
油の温度が低い状態でお肉を入れてしまうと、衣がしっかりと固まらずベチャベチャになってしまいます。
揚げ始めは高温でしっかり衣を固めましょう。
油にお肉を投入し、しばらくするとお肉が自然に浮いてきます。
お肉が浮いてきたら中火から中弱火に火を落とし、じっくりと火を通していきましょう。
高温のままにしていると唐揚げが焦げてしまい、中心部分まで火が通らないこともあります。
唐揚げが浮いてくるタイミングを見逃さないで!
コロッケを上手に揚げるコツ①衣はまんべんなくつける!
コロッケの衣は付き方に厚いところと薄いところがあると、薄いところが破れやすいです。
なので、衣は均等にまんべんなく付けるようにしましょう。
均等に付いたか心配な人は、卵とパン粉を2度付けするのがオススメ!
コロッケを上手に揚げるコツ②一度にたくさん入れすぎない!
コロッケを揚げる時に一番重要なポイントは油の温度です。
170℃が適温ですがコロッケを投入した瞬間に油の温度は下がってしまいます(汗)
一度にたくさん入れれば、その分温度は大きく下がってしまいますので、家庭の揚げ物鍋では2個~3個が限界です。
コロッケを上手に揚げるコツ③絶対に触らない!
油の中に入れたコロッケには、周りが固まるまで絶対に触らない!
柔らかいうちに触ってしまうと、穴が開いてしまいます。
まとめ:揚げ物の基本をマスターしたら…今日からあなたも揚げ物名人♪
スーパーのお惣菜売り場などでもいろんな揚げ物が売っていますが、やっぱり家で揚げたてを食べるのは最高ですよね!
揚げ物って難しそう…と思わずにいろんな食材で楽しんでみてください。
私は主婦になって6年ですが、もちろん料理を作り始めた頃は失敗ばかりでした(汗)
揚げ物はもちろん、料理上手への道は”場数を踏むこと”だと思います。
トライ&エラーを繰り返しながら、時には基本に立ち返って揚げ物名人を目指しましょう!
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