若者に読まれる「日本一」の広報誌があるって知ってましたか?
広報誌って・・そう・・アレです。
自治体が毎月発行してていろんなお知らせが読める情報誌。
今はwebで読める広報誌も多いですよね?
私の家にも毎月広報誌が来ますが・・正直あんまり読んだことはない(笑)
だって広報誌って地味ですよね?(広報作ってらっしゃる方スミマセン)
若者に読まれる「日本一」の広報誌・・読んでみたいです!!
若者に・・ってことだから渋谷区あたりの広報誌かと思ったら
なんと埼玉県の小さな町三芳町(みよしまち)の広報誌が若者に読まれる「日本一」の広報誌だったのです。
役所の中にいても、個別事業のコストに対する意識、収入拡大などへの貢献ができることの良いケースですね。何事も諦めず、正しい行動をとる人はどのような場にいても成果をあげる。 / 若者に読まれる「日本一」の三芳町広報誌… #NewsPicks https://t.co/VRwh8MlbUU
— 木下斉/HitoshiKinoshita (@shoutengai) 2018年10月6日
東京・池袋から電車で約25分。東京にもっとも近い「町」、埼玉県三芳町。
実は私、おとなりのふじみの市や志木市には知り合いが住んでいて東上線の駅に降りたこともあるのに・・
そのすぐ近くにある埼玉県三芳町のことは知りませんでした・・。
人口3万8500人の小さな町の広報誌がなぜ若者に人気なのでしょうか?
「広報みよし」はどこで読めるのでしょうか?
「広報みよし」を作っているスーパー公務員編集者って誰?
気になるところを調べてみました!
「広報みよし」を作っているスーパー公務員編集者って誰?
ほぼ一人で「広報みよし」を作り上げてきたのは三芳町秘書広報室の佐久間智之さん(41)
2015年(3年前に)すでに取材をされてますね・・!
目が覚めた、未だ暗い、 <列島インタビュー> 地域の魅力 広報誌で届けたい埼玉県三芳町秘書広報室 佐久間智之人口3万8000人の三芳町。取材から紙面のレイアウトまで1人で担当しています。http://t.co/APbOU27LmT pic.twitter.com/iv1pbBh2vF
— 齊藤正昭 (@moridaisaitoh) 2015年7月9日
佐久間さん自身は東京都板橋区出身。
バンドマンでプロを目指していたが、途中で音楽の道を諦め、公務員になったという経歴の持ち主です。
ご本人もツイッターで発信していますね。
なんとYahoo!トップニュースに!https://t.co/QUqePyjaPD#いいね三芳町
— 佐久間智之 (@sakuma_tomoyuki) 2018年10月6日
健康増進課に所属していた佐久間さんが広報誌作りに関わるようになったのも、広報誌がゴミ箱に捨てられているのを見たのがきっかけだったのだそう・・
残念ですが、広報誌をゴミ箱に入れちゃう気持ち・・
わかってしまいます(涙)
「マンションのポスト脇のゴミ箱に広報誌が捨てられているのを見て、『税金の無駄だな』と思った佐久間さん。
このあたりに意識の違いが出てますよね!
もし私が公務員で広報誌がゴミ箱に直行になってるのをみても「広報誌だからしょうがない」っておもっちゃいそう。
広報誌が読まれていない=町の情報も伝えられていない。
佐久間さんはこれをどうにかしたいと考えたのだそう。
その後、庁内で広報担当の公募があり佐久間さんは自ら手を挙げて広報誌の編集へ・・
広報誌作りは未経験だった佐久間さん。
制作費が税金から出ていることを考えて、それまで外部に委託していたデザインやレイアウトをやめて自分で全て制作することに。
写真撮影からデザインまで独学で学んだのだそう。
独学で・・スゴいですね!!
しかもすでに本(公務員のデザイン術)まで出版されてます・・!
努力家だな〜。
今日の編集会議で知った本。とても良いですね。|パッと伝わる! 公務員のデザイン術 佐久間 智之 https://t.co/z7xnCqeBaC
— mujun (@mujun) 2018年5月31日
広報誌のリニューアルにあたり意識したのは、より幅広い層に読んでもらえるように、直感的に「面白そう」と感じる写真やレイアウトに変えること。
↑確かに・・この視点メチャメチャ大事ですよね!!
広報誌かあ〜と思われるのか
それとも「え・これが広報誌? おもしろそう!!」と思ってもらえるかはやっぱりすぐ目に入ってくる写真やレイアウトで大きく変わってきそうですよね。
「若い人にも読んでもらえるように、タイトルをひらがなの『みよし』からローマ字に変え、写真を大きく掲載。
でも、町民からは『外国かぶれ』、庁内からは『もっと文字をたくさん入れろ』という批判も。
↑こういう意見・・ありそうですよね・・
外国かぶれって(笑)でもそういうこという(世代の)人は多そう。
『もっと文字をたくさん入れろ』という意見もわかる気がします・・広報誌ですからね・・
でも、広報誌の内容をわかりやすく伝える工夫をし続けていった結果、少しずつ理解してもらえるようになっていったそうです。
賞もいくつも受賞してます。
自治体の広報紙などの出来栄えを競う全国広報コンクールで、2015年の日本一(一枚写真部門)をはじめ10回入選している三芳町の「広報みよし」。ほぼ一人で担当してきた町秘書広報室の佐久間智之さんが、ノウハウ本を出版しました。(桜) https://t.co/lUHcEPhNq8#三芳町 #全国広報コンクール
— 朝日新聞さいたま総局 (@asahi_saitama) 2018年6月13日
広報誌を役所内部で制作することでコストが半減!!
その上、読みやすさが評判となって広告収入は1.5倍!!
財政面でも貢献しているスーパー公務員編集者佐久間さん。
うん・・
私がもし経営者なら「読まれるカッコいい媒体」に絶対広告載せたいですもん!!
実は三芳町は県内でも数少ない地方交付税をもらっていない自治体の一つ。
でも財政に余裕はありません。
「1円でも収入源を自分たちでつくっていく」と佐久間さんは意気込んでいます。
スーパー公務員、すごいなあ・・
「1円でも収入源を自分たちでつくっていく」という姿勢が、今の公務員に求められているもの何じゃないかと思いますね。
「住民が主役の広報誌」を意識し、単なる「町のお知らせ」ではなく、住民が読みたいと思うような特集を毎月組んでいる三芳町の広報誌。
その企画や取材もほぼ佐久間さん一人が担当しているのだそう!
表紙の写真も「主役」である住民を積極的に載せ、「読者と目が合うように」正面からの写真を意識。
「毎月最後のページに『MIYOSHIのアイドル』として小学校入学前の子どもの写真を載せていた広報誌。
最初は足りないから職員の子どもの写真を載せていたんですが、今では載せきれないほどたくさん応募が来るのだそう(笑)
住民も自分が載ったら親戚に配ったり、知り合いが載るのを楽しみにしている人も!
広報誌に載るのは記念にもなりますからね〜!
三芳町の広報大使にはハロープロジェクトの「Juice=Juice」金澤朋子さんが任命されています!
金澤さんが表紙になっている号をもらうために、町外からもファンの若者たちが訪れるのだそう。
埼玉)アイドルの金澤朋子さん 三芳町広報大使に:朝日新聞デジタル https://t.co/RqXdUe7b3d#Juice=Juice #ハロプロ
— アイドル取材班@朝日新聞 (@asahi_idol) 2018年2月9日
本日、町と淑徳大学生が協働開発したSMILE弁当の完成発表会開催!販売する福祉喫茶ハーモニーの一日店長に三芳町広報大使アシスタントのJuice=Juice金澤朋子さんが。詳細は→https://t.co/WoL5CjIe7O pic.twitter.com/fMevwghpup
— 三芳町 (@miyoshi_machi) 2016年9月26日
金澤朋子さん
スミマセン実ははじめて知りました。
メッチャかわいい・・!
今月の広報みよしは「食欲の秋」を特集!吉澤ひとみさんの代理、広報大使アシスタントJ=Jの金澤朋子さんが町の特産品さつまいもを手にしたAR対応の表紙が目印。広報クイズも実施中!→https://t.co/WoL5CjIe7O pic.twitter.com/L76JsDyxlk
— 三芳町 (@miyoshi_machi) 2016年8月30日
「よみ愛・読書のまち」を特集した広報みよし最新号。表紙は三芳町広報大使アシスタント Juice=Juiceの金澤朋子さん。今月は特別仕様!町の風景写真、吉澤ひとみさんと金澤朋子さん登場の絵はがき入り!→https://t.co/svzwKt0bS2 pic.twitter.com/pRcyJMNd0O
— 三芳町 (@miyoshi_machi) 2016年11月28日
残念ながら最近交通事故を起こして芸能界を引退してしまった吉澤ひとみさんもかつて三芳町広報大使を務めていたそうです。
事件を起こしていなければ・・と思ってしまいますね。
【祝】三芳町出身で三芳町広報大使を務めるモーニング娘。OG吉澤ひとみさんが第1子出産を発表!おめでとうございます!広報大使代理に埼玉県出身Juice=Juiceの金澤朋子さんがhttps://t.co/WoL5CjIe7O pic.twitter.com/YudPmejYf2
— 三芳町 (@miyoshi_machi) 2016年8月12日
「Juice=Juice」金澤朋子さんが表紙になっている三芳町の広報みよし・・
人気が出る理由もうなずけます・・
人気が出る広報誌というと、心配なのが転売・・
過去に広報誌がオークションで転売されるというニュースがありましたよね。
広報みよしは在庫があるものは問い合わせれば郵送してもらえます。
【広報みよし取り寄せ方法】購入したライトレターパックに宛先を記入→定型外郵便などで封入→「〒354-8555 埼玉県三芳町 広報みよし係」まで希望の号を記入し郵送。Juice=Juice金澤朋子さん表紙の12月号が大反響です。https://t.co/exGKLTm9oS pic.twitter.com/SyMdNhZJGL
— 三芳町 (@miyoshi_machi) 2016年11月28日
今後さらに人気になることが予想される広報みよしですが、
転売は絶対しないでくださいね!!
長崎市の広報誌がインターネットのオークションで転売されているというニュース。三芳町の広報みよしも広報大使の吉澤ひとみさん、金澤朋子さんが表紙の広報がオークションで転売されていた(いる)ので、他人ごとではないです。うちも在庫があれば差し上げています。https://t.co/RyrLWT57oZ
— 佐久間智之 (@sakuma_tomoyuki) 2018年4月19日
もちろんSNSも積極的に利用しています。
より多くの若者に読んでもらうために紙だけではなく、ウェブはもちろん、多言語アプリ、町のFacebookやTwitterのアカウント、AR(拡張現実)、動画も活用!
メディア・ユニバーサルデザインの資格を取得し、お年寄りから子ども、外国人にも配慮したデザインを心がけているとのことです。
どこで読めるの?
広報みよしは、三芳町のホームページで読むことができます!
広報みよし取り寄せ希望の場合
広報みよしを取り寄せて読むことも可能です。
「レターパックライト」に宛先を記入し、定型外郵便などで封入したものを「〒354-8555 埼玉県三芳町 広報みよし係」までご希望の号をご記入のうえ郵送。
在庫のあるバックナンバーなども含めて返送します。
スマホで広報みよしが読める
広報みよしを日本語を含む7言語(英語・中国語繁体字、中国語簡体字、韓国・朝鮮語、タイ語・ポルトガル語・日本語)で電子配信しています。
自治体広報紙で日本初となる試みとして株式会社モリサワとの協定により、2015年から開始。
三芳町に在住の外国人や観光者などに日本語以外の言語でご覧いただけるほか、世界中に三芳町の情報を配信することが可能となりました。
AR(拡張現実)導入
広報みよしに掲載している一部の写真をアプリ(Aurasma)をインストールし、三芳町広報チャンネルを登録したスマホでかざすと、表紙や写真が動き出したり、空間にページが出現するなどの魔法のような世界を体験できるARを運用しています。
スマホがなくてもYoutubeの三芳町広報チャンネルで、ARで見ることができる動画をお楽しみいただけます。
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