こはる
大阪で発生した地震は平日の朝という時間に突然発生した大きな地震でしたね。
私のいとこ一家も大阪府吹田市で被災しました。
被災された皆様に、心からお見舞いを申し上げます。
政府や気象庁などが繰り返し警告しているように地震の発生から最低でも1週間は”余震”の可能性に十分注意する必要があります。
日本でこの数年に起きた巨大地震といえば、2011年の東日本大震災や2016年の熊本地震を思い浮かべる人が多いと思います。
熊本地震の場合は、最初に発生した大きな地震のあとさらに同じ規模の強い揺れが起こったことで被害が拡大してしまいました。
大阪で発生した大きな地震も、2年前の熊本地震と同じように18日7時58分の地震が”前震”なのではないかという不安の声もあります。
18日7時58分の地震に大阪で発生した最大震度6弱の地震は”本震”なのでしょうか…?
それとも、同じ規模の地震かそれ以上の大きな規模の地震がある前兆の”前震”なのでしょうか…?
また、18日7時58分の地震が本震だとしても前震だとしても”余震”はほぼ間違いなく発生します。
余震でさらなる被害を防ぐために今からできる地震への備えは対策についてもお伝えします!
もくじ
大阪で発生した地震は本震?前震?
6月18日に大阪で発生した地震は”本震”と考えて良いのでしょうか?
最初に発生した地震が”前震”だという可能性はあるのでしょうか?
最初に発生した大きな地震=本震とは限らない
6月18日午前7:58に発生した大阪府北部を震源とする最大震度6弱の地震。
大阪で発生した地震の場合も、最初に発生した大きな地震が本震とは限りません。
つまり、最初に発生した地震が”前震”だという可能性もあるのです。
熊本地震の場合は、本震の前に大きな”前震”が発生していたことが記憶に新しい方も多いと思います。
熊本地震の場合は、初めに発生した震度7の地震が本震とみられていましたよね?
ところが、その2日後に再び熊本で震度7の地震が発生しました。
熊本地震は初めに発生した地震が”前震”、2日後に発生した地震が”本震”と改めて発表されました。
大阪の地震でも揺れが強かった地域では、今後も同じ程度の地震か、それ以上の地震が起きる恐れもあります。
政府や気象庁は、今後の地震活動に注意してほしいとの警告を伝えています。
大阪府北部では、余震とみられる地震が続いている
大阪府北部では18日の最初の地震発生後、余震とみられる地震が相次でいます。
地震発生翌日の19日は震度4、震度3の揺れが相次ぎました。
地震発生から2日後の20日は、午前3寺台、午前5時台に震度2の揺れを観測しています。
気象庁の発表によると、18日の最初の地震発生後〜2日後の20日午前6寺までに余震とみられる地震は35回も発生しています。
- 震度4 1回
- 震度3 3回
- 震度2 11回
- 震度1 20回
大阪ではかなり多くの回数の余震と見られる揺れが相次いでいるんですね。
最低でも1週間は余震に最大の警戒を!
大阪で発生した地震は、先に述べた余震と見られる揺れの他にも同規模の地震が再び起きる可能性があります。
気象庁は、身の安全を守るため、揺れの強かった地域では家屋の倒壊や土砂災害の危険性が高まっているおそれがある危険な場所に立ち入らないことを呼びかけています。
また、地震の揺れの強かった地域では1週間程度、最大震度6弱程度の地震に十分注意してほしいと発表しています。
巨大地震が起きれば、一気にエネルギーが放出されることで地震の揺れの規模はだんだんと小さくなていくのではないか…
地震に対して、そう考えていた人も多いと思います。
私も、初めに大きな地震が発生した後”余震”が何度か発生することはあっても地震の規模は初めの地震よりも小さくなると考えていました。
しかし、最初に発生した大きな地震の後も同規模の地震が再び起きる可能性があるということを意識して地震に対する最大の備えをする必要があると言えますね。
大阪で発生した最初の地震が本震なのか、前震なのかはいつわかるの?
大阪で発生した最初の地震が本震なのか、前震なのかはいつわかるのでしょうか?
実際に被災地では余震とみられる規模の揺れが続き、被災された方の中には大きな不安の中で生活している方が大勢いらっしゃると思います。
前震、本震、余震にはそれぞれどんな意味があるのでしょう?
前震、本震、余震の違いはその地震の規模による
熊本地震の時のように最初の大きな地震が必ずしも本震だとは限りません。
前震、本震、余震の意味の違いはその地震の規模によるものです。
- 一番規模の大きな地震を本震とする
- 本震の前の小さな地震を前震とする
- 本震のあとに揺れる地震を余震とする
- 地震は前震→本震→余震の時系列で発生するとされている
”前震”は、本震が発生してから初めて前震だと決定されるもの
地震の規模の中でも”前震”は、本震が発生してから初めて前震だと決定されるものです。
ということは…
熊本地震の時と同じように、はじめは”本震”だと思われていた地震が”前震”に変わる可能性もあるということです。
つまり、今回の大阪の地震(6月18日7時58分)を本震と決定づけることは今の段階では難しいのです。
大阪で発生した最初の地震が本震だとしたら、余震はいつ発生する?
大阪で発生した最初の地震が本震だとしたら、余震はいつ発生するのでしょうか?
大阪で発生した最初の地震の前震はあったのでしょうか?
大阪で発生した地震が本震でも前震でも”余震”は高確率で発生する恐れがある
大阪で6月18日7時58分に発生した最大震度6弱の地震が本震だと決定づけることは今はまだできません。
18日7時58分の地震が本震だとしても前震だとしても”余震”はほぼ間違いなく発生します。
”あ〜、地震の大きな揺れがおさまったからもう大丈夫”とは思ってはいけません。
大きな地震が発生した時にさらに怖いのが余震です。
大きな地震が発生した時、地震が一度きりでおさまるということはかなり少ないのです。
本震と余震はどう違うの?
本震と余震の違いは地震の規模の大きさです。
仮に大阪で18日7時58分に発生した地震を本震とするのなら、余震は震度6弱以下の規模になります。
ただし、余震であっても本震との規模にほぼ違いがない場合もあります。
”余震”という言葉に油断せずに最大限地震に警戒しましょう。
余震はいつ頃発生するの?
仮に大阪で18日7時58分に発生した地震を本震とするのなら、余震は本震の後2〜3日のうちに起こる確率が非常に高いです。
つまり、余震が起きる可能性が最も高まるのは…
- 6月19日
- 6月20日
- 6月21日
だと言えますね。
余震はいつまで続く?
余震がいつまで続くのか、どのくらいの期間で発生するかということは明確な答えがありません。
ただし、余震が発生しやすいのは一般的には地震発生から1週間程度といわれています。
特に本震の直後は余震が発生する可能性が非常に高まっています。
本震の後は最低でも1週間、余震やさらなる被害に気をつけて過ごしましょう。
大阪で発生した地震の前震は発生していたの?
仮に大阪で18日7時58分に発生した地震を本震とするのなら、前震は一体いつ発生していたのでしょうか?
6月18日以前にも日本の各地で地震が発生していましたが、大阪でも前震と見られる地震が発生していたのでしょうか?
大阪の地震の場合、前震とされる地震は特定されていない
大阪で6月18日7時58分に発生した最大震度6弱の地震が本震だと決定づけることは今はまだできません。
そして、6月18日7時58分以前に、大阪で発生した地震で前震とされる地震もまだ特定されていません。
ただし、大きな地震が発生した時には、揺れが収まったら地震は終わりではなく、かなりの高確率で余震が発生することを忘れてはいけません。
今、確実に言えることがあるとすれば、6月18日の地震が本震だとしても前震だとしても、地震の揺れはいずれまた発生するということです。
どの程度の規模の揺れなのかが気になりますが、震度6弱と同程度かそれ以下の揺れになる可能性が高いです。
もし本震がこれからなら来るなら…
今回大阪の地震を前震とした場合には、震度6弱以上の地震が今後発生する可能性があるかもしれません。
熊本地震の場合は、最初の地震の2日後に更に大きな地震が発生しています。
今すぐにやっておくべき余震や本震の備えとは?
18日の大阪の強い地震が本震ではなく前震の可能性もあります。
今回の地震が本震でも前震でも、また地震が発生する可能性が高いということはほぼ確実といえます。
余震や本震の備えとして今すぐできる対策をご紹介します。
お風呂にお水をためておく!
地震などの大規模な災害が起きた時死活問題になるのが水の確保!
お水は絶対必要になります。
飲む目的のお水はもちろん、トイレを流したりと多くの場面で水が必要となります。
食料と水の確保
地震などの災害の備えとして、お水のペットボトルは絶対に確保して起きましょう。
今回の大阪の地震でも、スーパーやコンビニからあっという間にお水のペットボトルが消えてしまいました。
お水は大きな地震が発生した後からだと調達が困難になるもののひとつです。
すでに大阪では1人で大量にお水のペットボトルを買い占める人も多く、スーパーではペットボトルのお水の購入に制限をかけているところもあります。
空のペットボトルがあれば、水道水を入れることもできます。
日本は(おいしくないお水だとしても)世界でも数少ない安心して水道水を飲むことができる国です。
我が家は3日間分のお水の目安として、ペットボトル(2L9本入り)をストックしています。
ガソリンを満タンにしておく!
私は東日本大震災の前までは、車の燃料不足のサインが出るギリギリまでガソリンを入れない派でした。
しかし、東日本大震災の後ガソリンスタンドにできていた大行列に並んだことをきっかけに、ガソリンが半分以下になったら満タンにしておくことを心がけています。
もし車を持っている人は今のうちにガソリンは満タンに!
大きな地震が発生した後でははガソリンスタンドが営業していなかったり、多くの人が行列を作っている可能性が大きいです。
車に毛布や防災グッズを積んでおくのもおすすめです。
電池をストックしておく!
地震が発生した時には、電池で動くラジオや懐中電灯などが本当に役に立ちます。
今のうちに予備も含めて必要な電池はストック!
カセットコンロを用意!
今回の大阪の地震でも、多くの世帯でガスがストップしてしまっていますよね。
そんな時に備えて、カセットコンロは絶対に用意しておきましょう。
もちろん、替えのボンベもお忘れなく!
防災グッズ全般を確認!
東日本大震災や熊本地震の時に、改めて防災グッズを揃えた方も多いと思います。
ただし防災グッズはそんなに頻繁にチェックするものではないので賞味期限切れの食材などがあるかも…
防災グッズの入っている袋を開けてひととおり中身を見直してみてください。
常備薬や生理用品なども多めに買い足しておいてください。
モバイルバッテリーは絶対必要!
地震が発生した時には電源を確保できないことも多いです。
スマホやタブレットなどに使えるモバイルバッテリーは絶対に必要です。
電話回線が普通になってもSNSなどを通じて情報収集したり安否の確認を行うこともできます。
ただし、スマホやタブレットやとにかくすぐに電池がなくなる…!
情報源を確保するという意味でも、モバイルバッテリーは必需品です。
靴は枕元に置いて寝る!
大きな地震が発生した後に余震が発生しやすいのは一般的には地震発生から1週間程度といわれています。
そして、余震が発生するのは早朝や深夜の場合もあります。
1週間は枕元に靴を置き、すぐに履けるようにしておきましょう。
大阪の地震は前震?本震?余震で強い地震の可能性も!今からできる対策は?まとめ
もしも今回大阪の地震を”前震”とした場合には、震度6弱以上の地震(本震)が今後発生する可能性があるかもしれません。
熊本地震の場合は、最初の地震の2日後に更に大きな地震が発生しています。
逆に、今回の大阪の地震を”本震”だと仮定した場合はどうでしょう?
大阪で18日7時58分に発生した地震を本震とするのなら、余震は震度6弱以下の規模になります。
ただし、余震であっても本震との規模にほぼ違いがない場合もあります。
”余震”という言葉に油断せずに最大限地震に警戒し今すぐできる対策をしていきましょう!
被災者の皆様に、心からお見舞いを申し上げます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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