こはる
冷蔵庫にあって当たり前と思っていたバター。
数年前、一時期店頭からなくなりましたよね?
どのスーパーに行っても、ネットショップからもバターが消えてしまった時は本当にどうしよう〜って思いました。
基本的に和食やお茶が好きな私ですが、毎日だと飽きます(笑)
近所のパン屋さんに行くと必ず買うのがバゲッド!(フランスパン)
ガスオーブンを導入した我が家とはいえ、やっぱりハード系のパンやクロワッサンなど、難易度の高いパンはやっぱりプロの作ったパンが一番です。
パンに欠かせないものといえば、やっぱりバターですよね!
中でも私はちょっとお値段のお高い”発酵バター”がお気に入り!
酪農王国であるフランスではバターと言えば発酵バターが主流です。
日本でも発酵バターは作られていますよ。
気になる発酵バターを比較してみました!
もくじ
発酵バターって何?普通のバターとの違いは?
スーパーやネット通販で見かける”発酵バター”
なんとなくリッチな感じがするけど、発酵バターと普通のバターは何が違うの?と思っている方も多いのでは?
発酵バターと普通のバター(非発酵バター)は何が違うの?
発酵バターがあるということは、非発酵バターもあります。
発酵バターと非発酵バターの違いは、バターを作る過程で生まれます。
- 発酵バターは生乳に乳酸菌を加えて作られる。
- 非発酵バターは、生乳をクリームと脱脂粉乳に分離して作られる。
- 発酵バターは、普通のバターよりも酸味が強くさわやかな風味がある。
私は発酵バターの方が、バター特有の風味が増すという感じで考えています。
発酵バターのデメリットは?
発酵バターには普通のバターよりも保存性が低いというデメリットがあります。
発酵バターは普通のバターよりも劣化しやすいので注意!
そしてお値段も、発酵バターの方が普通のバターに比べて高価です。
発酵バターは鮮度が命!保存方法は?
鮮度が命の発酵バターは鮮度がとっても大切。
冷蔵庫に使いかけの発酵バターが入ったままになっていませんか?
発酵バターの風味を残すには開封後に密封すること!
発酵バターは普通のバターに比べて高価なので、しっかりと風味を残したまま使い切りたいですよね。
発酵バターの開封後はラップで密封してなるべく早く食べ切りましょう!
使いきれない発酵バターは冷凍保存!
発酵バターをもし使いきれない場合には冷凍保存がおすすめ!
私は田舎に住んでいるので、なかなか発酵バターが手に入らずネットショップで購入することが多いのです。
私はいつも発酵バターを切り分けてから冷凍庫で保存をしています。
発酵バターを冷凍庫で保存すれば劣化せず長持ちしてくれます。
発酵バターのおすすめの使い方!
発酵バターはどんな風に使うのがおすすめか知っていますか?
パンに塗って食べる以外にどんな発酵バターの使い方があるのでしょうか?
発酵バターをパンに塗るときには、有塩・無塩を使い分けてみて!
例えば、お砂糖が入ったパンやデニッシュ食パンなどをトーストしたときには、有塩の発酵バターの塩気がパンのほのかな甘みを引き立たせてくれるため、パンのおいしさもアップします。
甘みを感じない、バゲッドなどハードけいのパンには無塩の発酵バターがおすすめ!
発酵バターはもちろんお料理に使ってもおいしい!
発酵バターは、もちろん普段のお料理にも使えます。
例えば、私は最近ガスオーブンを新調したこともあって、良く魚のホイル焼きを作るのですが、その時に発酵バターを仕上げに載せると超美味!
また、ハーブなどとも相性抜群!
私は最近、ぎゅうぎゅう焼きというお肉と野菜をたっぷり並べてオーブンで焼くだけの料理にはまっているのですが、最後の仕上げにハーブと有塩バターを加えることもあります。
おもてなしのお料理や、持ち寄りパーティーなどに持っていくと、とっても喜ばれますよ!
発酵バターはお菓子やパン作りに使うのもおすすめ!
お菓子やパンを自宅で作る時にも発酵バターが大活躍!
普通のバターに比べて風味が増して、とってもリッチな味わいに♡
自分でお菓子やパンは作らないという方も、最近ではコンビニなどで発酵バター入りのお菓子が買えるようになったのでチェックしてみてくださいね!
私のおすすめは、発酵バターの風味で、ついもう一枚、と手が伸びてしまう(笑)ショートブレッドと懐かしのビスコの発酵バター入りです。
発酵バターの選び方!
日本ではバターといえばいわゆる普通のバター(非発酵バター)が主流なのですが、ヨーロッパではバターといえば発酵バターなのだそう。
特に発酵バターのおいしい国といえばフランス!
フランスでは古くから発酵バターが作られて来ました。
ただし、フランス産のバターはクオリティーも高いのですが、お値段もやはりお高め。
現在では日本の乳製品メーカーからもおいしい発酵バターが販売されています。
フランス産バターはA.O.P.(原産地名称保護)認定製品を選ぶ
フランスには、A.O.C.(原産地統制呼称)があるのを知っていますか?
A.O.C.(原産地統制呼称)は、原材料の産地と伝統製法について規定が設けられ、その厳しい審査を通った商品にのみ与えられる認証!
EUになってからは、A.O.P.(原産地名称保護)が、EU地域の伝統的な農産物の保護と品質維持のために新たに設けられました。
現在のA.O.C.(原産地統制呼称)はいずれA.O.P.へ統合される予定とのことですが、現在では現時点ではA.O.C.とA.O.P.が混在しているようです。
A.O.C.とA.O.P.は製品の産地と品質が保証されている証。
ヨーロッパ産の発酵バターを買うときには確認してみてくださいね!
発酵バターのおすすめ厳選5選を紹介!
ではさっそく、おすすめの発酵バターについてご紹介していきます!
高級なフランス産発酵バターから国産のバターまで8つの発酵バターをご紹介しますので、お財布の中身やお好みで選んでみてくださいね!
フランス産高級発酵バター”エシレ”(ECHIRE)発酵バター
発酵バターといえばやっはり超有名ブランドであるエシレ(ECHIRE)なしには語ることができません!
バター好きの人ならエシレバターをきっと知らない人はいないですよね?
エシレバターは、乳製品の産地として有名なフランス中西部・エシレ村で生産されたもの。
エシレバターはA.O.P.の認証を受けた、伝統を受け継いだ質の高いバターです。
室温にもどしてクリーム状になったエシレバターからは、さわやかな酸味と深みのある味わいが感じられます。
そしてエシレバターはまるでクリームチーズのように濃厚!
昨年話題になった柚木麻子産の”butter”という小説にも登場するエシレバター。
普段自炊をしないという主人公が、炊きたてのご飯にエシレバターと醤油をかけて食べるシーンがとても印象に残っています。
エシレバターはフランスからほぼ毎週輸入されており、日本でも新鮮なものを手に入れることができます。
私は神奈川県に住んでいた時は、最寄えきの成城石井でエシレバターを買っていましたが(お財布の中身に余裕がある時だけでしたが笑)
現在は、丸の内にエシレバターの専門店ができたのでそちらで購入することもできます。
フランスA.O.P.伝統発酵バター「エシレ」の日本初店舗『エシレ・メゾン デュ ブール』
東京に遊びに行った時はのぞいてみよ〜!
丸の内にあるエシレバター専門店、エシレ・メゾン デュ ブールの様子はこちらの動画で見ることができます。
エシレバターのクロワッサン…なんて贅沢なのでしょう!
カルピスを作る工程で生まれる幻のバター!カルピス特撰バター
カルピスなのにバター??
はじめ私もそう思っていました。
だってカルピスといえば、あの青い水玉模様の乳酸菌飲料のイメージですよねえ?(お中元とかでよくもらいますよね?)
実は、カルピス 特撰バターは、そのカルピスを作る工程で生まれるもの!
カルピス特選バターははじめは業務用としてしか販売されておらず、一流のシェフ達からは”幻のバター”と呼ばれていたのだとか!
現在では、家庭用に”カルピス特選バター”が販売されていて、成城石井などスーパーでも購入できます。
”特選”という言葉の通りとっても重厚感のあるパッケージデザインで、大切に扱いたくなる発酵バターですよね。
カルピス特選バターの特徴といえばその白さ!
バターはどちらかというと、薄い黄色のイメージですよね?
カルピス特選バターはとても際立って白いので見ただけでわかるほど!
カルピスらしいとってもさわやかですっきりとした味に、塩気とコクがプラスされたバターです。
カルピス特選バターについてもっと知りたい!バターが大好き!そんなあなたにはこちらの本がおすすめです。
いつものパンにぴったり!よつ葉 パンにおいしい発酵バター
国内の乳製品メーカーの中でも人気の高いよつ葉。
私は製菓学校に通っていた友人からすすめられて、普段使いのバターはよつ葉バターを選ぶようになりました。
よつ葉の発酵バターはホイップされているので、ふんわりと軽やかな口どけが特徴。
すでに柔らかい状態なので常温に戻さなくても良いですし、お値段も輸入バターに比べてお手頃♡
パンにおいしい発酵バターという名前の通りまろやかな酸味と控えめな香りの発酵バターです。
朝食は毎朝パン派!という方の日常使い用のバターとしておすすめ。
明治時代から続く歴史!小岩井純良バター
小岩井乳業の小岩井純良バターは、めずらしい瓶入りの発酵バター♡
瓶に入っているというだけで、なんだかとっても大切に扱いたくなるバターですよね。
このちょっとレトロさを感じさせる瓶には秘密があって…
発酵バターが瓶に入っているのは、空気に触れて風味を損なわないようにするためのこだわりだそう!
実は、小岩井純良バターが発売された明治時代には、ヨーロッパの製法で作られた発酵バターはまだ日本国内にほとんどなかったのだとか!
小岩井純良バターは、バターになる前のクリームの段階で乳酸菌を加えて長時間発酵させているのが特徴。
発酵バターのコクがたっぷりありながら、とてもあっさりしていて酸味の少ないお味です。
北海道の修道院で作られるトラピストバター
思わずジャケ買い?してしまくなってしまうレトロな雰囲気の紺色の缶!
缶のふたに書かれている建物は、北海道にあるトラピスト修道院。
トラピストバターはこの修道院で作られているのです。
トラピスト修道院の様子はこちらの動画でご覧ください。
こんな自然豊かな場所で作られる発酵バターは、おいしいに違いない!
今年の夏は北海道を旅してみたくなりました。
自給自足の生活をする中で作られているトラピストバタは、中世から続くフランスの修道院の伝統的な製法にて作られているという本格派!
発酵バターらしいコクがありながら、しつこさがなくさっぱりとしたお味のバターです。
トラピスト修道院では、このトラピストバターを使ったクッキーや、夏季にはソフトクリームを販売しているそう!
発酵バターのおすすめ厳選5選!エシレバター以外の高級バターや国産も!まとめ
フランス産の高級バターや、国産の発酵バター、パッケージに惹かれて思わずジャケ買いしたくなるバターや歴史と伝統を感じるバター
色々な発酵バターをご紹介してきましたが、気になったバターはありましたか?
私の憧れはやっぱり惜しみなく超高級バターと言われるエシレバターを使ってみた〜い!ということなのですが(笑)
高級な輸入バター以外にも国産の乳製品メーカーからもおいしくてお財布にもやさしい発酵バターが販売されていますのでぜひチェックしてみてくださいね。
発酵バターは鮮度が良いほど風味や香りも長続きするので、保存方法にも気をつけましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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