こはる
振り返ってみると大都会である東京都内に住んだこともあれば、ニュータウンである神奈川県に住んだことも、名古屋のような地方都市にも、そして今住んでいる長野は田舎…
私は、都会と田舎のの両方に住んだことがあります。
私の周りには都会と田舎のどちらか一方にしか住んだことがない人もいます。
都会って実際どうなの?地方移住や田舎での生活って不便じゃない?など、質問を受けることも多いです。
もちろん、都会に住むことのメリットも、田舎に住むことのメリットも両方ありますし、都会と田舎に格差があると感じることもあります。
最近では都会暮らしと田舎暮らしの両方の良さを実感できる”とかいなか”なる地域が注目されているようですね!
都会と田舎、両方の魅力や住んでみてわかったメリット、デメリットを包み隠さずお伝えします!
もくじ
都会に住むことのメリットは?
ではまず、都会に住むことで感じたメリットをみてみましょう。
実は私は今でも都会も好きです。
田舎に住むようになっても、月に1度くらいのペースで都会に行って都会にしかないものをチャージしないと田舎での生活に疲れてきてしまうと感じています。
都会に住むということは、どんな特別な意味や価値をもたらしてくれるのでしょうか?
人間関係のわずらわしさがない!
都会は田舎と比べて人口が多いです。
都会には学校や会社というコミュニティも田舎に比べてはるかに多く存在します。
都会なら、自分が今所属している場所に合わないと感じても違う場所がいくつもあります。
田舎に住んでいると、人間関係がどうしても濃くなりがちですよね?
もちろん、田舎の人間関係で人の温かさに触れたり絆を感じている人も多いと思いますが、濃密な人間関係は時に人の逃げ場を奪います。
都会では、ひとつのコミュニティでうまくいかなくなったとしても、どこにも自分の居場所がなくなるわけでないということが大きなメリットになります。
多種多様な価値観と出会えて自分の世界が広がる!
都会は田舎とは人口がケタ違いに多い分、都会にいると様々な価値観を持った人との出会いで自分の世界が広がることが多いです。
私が都会(東京)で通っていた大学や勤めていた会社でも、北は北海道の旭川から、南は沖縄の離島出身の人まで日本全国の人と出会うことができました。
また、都会に住んでいると帰国子女や海外在住経験のある人や海外旅行の経験が豊富な人も多く、地方にいた時にはあまり感じられない”世界”を感じることもできます。
都会に住むこと自体が刺激になり貴重な経験になる!
田舎で見ることのできる景色には共通点がいくつもあります。
例えば、国道沿いにある量販店や郊外のショッピングモールなど…
ずっと田舎に住んでいると、安心感は大きいけれど自分の住んでいる地域に対してワクワクする感じを味わうことのできる可能性はかなり低いです…
でも、都会にはいろんな街があってどこにいっても刺激があります。
例えば東京といっても、若者が多く集まる渋谷と、高級感のあふれる銀座や青山では全く雰囲気が異なります。
そして、都会には選択肢も無数にあり、多くの価値観や人との出会いのある都会に住むことは人生の中で必ずかけがえのない経験になると思います。
都会はおしゃれな飲食店が多くインスタ映えする場所も多い!
都会は人口が多い分、飲食店が非常に多いです。
おしゃれなカフェに行きたいな〜と思った時、スマホで検索すると徒歩圏内にとても多くのお店の選択肢が出てきます。
地方や田舎だと…飲食店の数が限られていたりチェーン店ばかりだったりしますよね?
おしゃれなランチはもちろん、インスタ映え間違いなしのパンケーキやパフェ、かき氷などを食べたいならやっぱり選択肢が一番多い都会がおすすめ!
公共の交通網が発達しているので、どこにでもすぐにいける!
田舎では、自分の”足”といえば車やバイクですよね?
私も、田舎に住んでいる今はコンビニすら徒歩圏内にないので車がないと生活ができません(汗)
それから、田舎に住んでいると電車の本数も路線も少なく、自分が電車に合わせるという感じですよね?
でも、都会では絶え間なく電車やバス、地下鉄が走っているので自分が電車などの時間に合わせるということがない…!
買い物も食事も趣味も自分の生活の範囲内で済ませることができる!
都会では駅からあまりにも遠い場所に住んでいなければまず車は必要ありません。
むしろ都会では車で向かうよりも公共の交通機関を使ったほうが早い!
都会に住んでいると、大きな街に行けば買い物はもちろん映画や食事なども楽しむことができて、帰りはお酒を飲んで帰って来るなんてことも!
都会に住んでいる人にとっては当たり前かもしれませんが、田舎に住んでいるとこうはいきませんねよね?
田舎に住んでいると、映画を観るのも、おしゃれな服や雑貨を買いに行くのも大型ショッピングモールなどに車で行くことが多いです。
渋滞したり駐車場待ちをしたり…という人も多いのでは?
しかも、車がないと生活できない田舎に住んでいると困るのがお酒を飲んだ時!
田舎だと代行運転や乗合を手配しないと行けないのが正直面倒くさいですよね?
都会に住んでいれば、お酒を楽しんで終電で帰る!なんてことができちゃうので本当に気楽です。
都会に住むのはやっぱり疲れる?
都会に暮らすということはメリットばかりではありません。
メリットもある分、都会に住むデメリットもあります。
都会に住んでいる人の意見として多いのが”都会が疲れる”ということ。
都会のどんな点が疲れると感じるのでしょうか?
都会に住んで疲れると感じることは?
都会に生活している人なら誰もが感じるであろう都会ならではのデメリットは大きく分けると次の3つです。
- 家賃、物価が高くて生活費がかかる
- どこに行っても人が多い
- 満員電車が苦痛
田舎から都会にきた人は誰もが都会のあまりの人の多さと物価の高さに驚きます。
満員電車は苦痛でしかないし、家賃がとても高いのでなかなか生活に余裕ができないなどの悩みも。
都会に住んでいる人には、都会ならではの速さや華やかな雰囲気についていけず疲れてしまった人もいるようです。
都会では全てをお金で手に入れるのが当たり前
都会はとても華やかで刺激的な場所です。
ただし、その分何をするのにもお金がかかります。
都会ではお金がないと何も手に入れられない、と感じると都会での暮らしが疲れてきてしまいますよね。
田舎に住むメリットは?
都会に住むのにメリットやデメリットがあるように、田舎に住むのもメリット、デメリットがあります。
私が実際に都会と田舎の両方に住んでみて感じた、田舎に住むメリットをお伝えします。
田舎は自然が豊か!
田舎は本当に自然が豊かです。
美しい自然は人の心を癒してくれます。
自然が豊かだということは田舎に住んでいるとつい忘れがちになりますが、時々都会に行くと田舎の自然の豊かさを改めて感じることになります。
田舎は空気がきれい!
田舎は空気がきれいです。
空気がきれいなので安心して洗濯物や布団を干すことができますし、外にいるだけで気持ちがいいのが田舎の魅力です。
田舎に住むと住居費下がる
田舎に住むと住居費はかなり下がります。
下がるどころか、都会ではワンルームしか借りられないような家賃でも家族向けの賃貸物件や一戸建てを借りられる場合も!
住居費は家計の中でもかなりのウエイトをしめるので住居費が下がって他の支出や貯蓄に回せることができるのはかなりのメリットですよね。
田舎は食べ物がおいしい!新鮮!安い
田舎はとにかく食べ物がおいしい!
そして新鮮で安いです。
田舎にあると当たり前にある無人販売や農産物の直売所。
田舎に住むと、都会では信じられない鮮度とお値段の野菜や果物を買うことができて感動します。
田舎は車で移動ができる、車を持てる!
田舎に住んでいると満員電車の通勤とは無縁です。
田舎ではどこかに出かけても駐車場完備のことがほとんどなので駐車料金をきにすることもありません。
田舎は車での移動がメインになるので、買い物なども楽になりますし車があると行動範囲も広がります。
田舎はどこに行っても空いていて○○難民にならない!
田舎はどこに行っても大抵空いています。
都会に住んでいた時には、役所や銀行で番号札を取って延々と待たされたり…
都会ではランチやお茶などで飲食店に入りたくてもとにかく人が多すぎてランチ難民、カフェ難民になることもしばしば。
田舎はお店などもスムーズに入ることができてストレスフリー!
田舎では無理しておしゃれをしなくても良い
田舎に住んでいると、無理してスマートなおしゃれな格好をしなくても良くなります。
都会に住んでいると、周りがみんなおしゃれなので自分もおしゃれをしないと、と気が抜けませんよね?
田舎はおしゃれをして行く場所がないので、自然と無理しておしゃれをしなくなります。
田舎に住むと自分の暮らしに目を向けることができる
都会に住んでいると、おしゃれなカフェに行ったり、飲みに行ったり、最新のファッションを買ったり…どうしても消費の方に傾きがちになります。
でも田舎だと刺激が少ない分、自分で何かを作ってみようと思える方向に意識が傾く気がします。
例えば、ご近所さんにとれたての野菜をいただいて新しい料理に挑戦したり、旬の果物を使ってジャムを作ってみたり…と。
田舎に住んでいると自分の暮らしに目を向けることができる余裕が生まれます。
田舎は日常に癒しがある
都会に住んでいて癒しを求めるとしたら…癒しを探しにいかないといけません。
でも田舎は日常生活そのものに癒しがあふれています。
小鳥のさえずりや、山や海が当たり前にそばにあることなど探さなくても日常の中に癒しがあるのが田舎の魅力です。
都会と田舎では格差がある?
今ではインターネットがあるので、田舎に住んでいたとしても手に入れられないものはないですし、都会と田舎はもう格差がないのでは?と思いますよね。
ただし実際には、都会と田舎ではまだまだ格差があると言われています。
都会と田舎では教育に格差がある
都会と田舎ではまだまだ教育格差があると言われています。
教育という面では、田舎は都会に比べて不利になると言われています。
その理由として次のようなことが挙げられます。
- 都会は塾など教育サービスのレベルが高い
- 都会は進学校、塾などで切磋琢磨できる仲間が多い
- 都会は教育に関して意識が高い家庭が多い
私自身の個人的な感想ですが、田舎から東京の大学に進学した私にとっては、やはりもともと都会で生れ育った子の方が子供の頃から教育環境が整っていると感じました。
小学校受験や中学校受験は田舎ではまだまだ少数派かもしれませんが、都会では小学校4年生くらいから中学受験の準備をはじめる、などと言われていますよね?
都会と田舎では機会の数が桁違い
都会にいるとありとあらゆる機会の数が(文字通りの意味で)桁違いに多いと感じます。
雇用などの面ではやはり田舎より都会の方が有利だといえます。
例えば私は大学生時代に業界最大手と言われる出版社でアルバイトする機会に恵まれましたが、そういった機会は都会でしか享受できないものだといえます。
都会と田舎のハイブリッド!千葉や茨城のとかいなかが理想?
都会と田舎、それぞれのメリットやデメリット、都会と田舎との格差などをお伝えしてきました。
都会と田舎、それぞれにメリットがあるのならその両方をいいとこ取りした地域があれば理想ですよね?
今、都会生活の利便性と田舎暮らしの楽しみの両方を感じながら暮らすことのできる”とかいなか”と呼ばれるエリアが注目されています!
とかいなかってどんな意味?
とかいなかは、都心へのアクセスも良く便利だけれど田舎暮らしが満喫できるエリアのこと!
首都圏近郊だけではなく、新幹線で都心にアクセスしやすい栃木県、長野県、石川県などもとかいなかとして注目されています。
とかいなかでおすすめの地域はどこ?
とかいなかとしておすすめしたいのは、都心まで1〜2時間でアクセスできる多摩地方や関東近郊がおすすめ!
- 東京・町田市周辺エリア
- 神奈川・相模原市周辺エリア
- 埼玉・大宮エリア
- 東京・町田市周辺エリア
- 千葉県・内房エリア
通勤通学に便利な交通手段もあり、生活するのに便利な場所です。
都会と田舎の両方を楽しみたい!メリットがいいとこ取りできるとかいなかはどこ?まとめ
都会と田舎、結局どちらがいいのかということは日本に暮らしていると永遠のテーマかもしれません。
地方移住が注目される中、都会には都会でしか味わえないメリットも多くあります。
また、都会がいいか田舎がいいかは人によって感じ方は本当に様々。
今は、都会と田舎のいいとこ取りができる”とかいなか”も注目されているので、都会と田舎の垣根は狭まりつつあるといえますね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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