エコノミークラス症候群は何時間だと危険?症状の原因や予防対策と治療法!

空港のない県


エコノミークラス症候群という言葉。

ここ数年よく聞くようになりましたよね?

エコノミークラス症候群と言えば、以前は飛行機に長時間乗った時に症状が出るものというイメージでした。

海外旅行が好きな私は、時には機内で過ごす時間が24時間以上!なんてことも(汗)

エコノミークラス症候群が怖いならビジネスやファーストクラスに乗ればいいじゃない…?

と、マリーアントワネットのような発言をしてみたいところですが、現在の私のお財布事情ではエコノミークラス以外の選択肢など存在していません(汗)

エコノミークラス症候群って怖いなあ…

そう思いながらも周りにかかった人もおらず、今まで全く対策をしていなかったんです(汗)

でも、その意識が変わったのは昨年起きた熊本地震です。

狭い車内での車中泊や公共の施設などの限られたスペースで生活せざるおえなくなった多くの被災者の方々。

そんな状況が長期化するとエコノミークラス症候群の症状が重症化しやすいという報道があったことが記憶に新しい方も多いのではないでしょうか?

エコノミークラス症候群になる可能性は長時間飛行機に乗ること以外にも、日常生活の中に潜んでいるんだな〜と危機感を抱きました。

エコノミークラス症候群は、放って置くと危険度がどんどん増していくことに変わりはありません。

ただしエコノミークラス症候群の症状の原因、予防や対策の方法をきちんと知っていれば、事前に防ぐことができるのです。

この程度の時間なら体を動かさなくても大丈夫と思って、長時間同じ姿勢を取り続けたりすると…知らず知らずのうちにエコノミー症候群を発症している可能性大なのです!

自分でできる簡単なエコノミークラス症候群の予防・対策法もお伝えしていきますので、ぜひ試してみてくださいね!



エコノミークラス症候群は4時間以上で危険度2倍!

エコノミークラス症候群は長時間同じ姿勢でい続けることで発症のリスクが高まることは多く知られています。

実際に、何時間以上同じ姿勢でい続けるとエコノミークラス症候群の危険度が増すか知っていますか?

4時間以上同じ姿勢でいると、エコノミークラス症候群の危険度は2倍!

世界保健機関(WHO)から発表されたデータによると、飛行機、列車、バス、自動車などの座席で、4時間以上座ったまま動かないでいると、エコノミークラス症候群になる危険性が2倍に高まるのだそう。

場合によっては命の危険にまでなりかねないエコノミークラス症候群。

エコノミークラス症候群の症状が出る確率は、健康な人であると4時間の移動中に6000分の1程度です。

でも、油断は禁物!

肥満の人や、糖尿病などの疾患の起こりやすい人では危険性が高くなるというデータがあります。

自分以外にも、家族や友人、同僚や上司などにそれらの傾向がある人はいませんか?

まずあなたがエコノミークラス症候群の原因と症状を正しく知って、予防・対策をしていきましょう!

実際にエコノミークラス症候群がどんな原因で症状があらわれるのか、自分でエコノミークラス症候群の症状をチェックする方法をお伝えしていきますね。

エコノミークラス症候群の原因は?症状をチェックしておこう!

エコノミークラス症候群は、年齢や体質などに関わらず、油断しているとどんな人でも症状が出るリスクがあります。

エコノミークラス症候群の原因・症状をまずは正しく知っておきましょう。

エコノミークラス症候群になる原因は?

エコノミークラス症候群を発症する場合の原因は、もともと血液が固まりやすい、つまり血塊ができやすい体質や遺伝的な要因があることが大きいです。

血液が固まりやすくなる原因として、一番大きなものは血液のうっ滞です。

血液は、常に流れて流動することで固まることが防がれています。

血液の流れを止めると、血液の中の血球表面のたんぱく質が反応し、血液が固まります。

狭い空間でほとんど動かずに過ごすと、下肢の細い静脈の血液の流れが悪くなりそこで血液の塊ができます

多くの人は、多少血液がうっ滞したくらいでは血栓はできませんが、血液の流れが滞ると血液が固まるのはどの人にも共通ですので、油断は禁物!

エコノミークラス症候群の症状は?

エコノミークラス症候群の初期症状はしびれ、むくみ、そして軽い痛みが伴います。

このような場合は、まだ血栓ができているとは考えにくいのですが、血流が悪くなっている可能性が高いです。

エコノミークラス症候群の症状が出た人のうち、胸の痛みや呼吸困難などの重い症状が出るのは全体の30%、死亡率は全体の14%という調査結果があります。

エコノミークラス症候群の予防や対策…

実際にどんなことをすると良いのか知っていますか?

ポイントは【足の運動・水分補給・着圧靴下】の3点!

くわしくみていきましょ〜!



エコノミークラス症候群の予防する!運動や水分補給、着圧靴下で対策しよう!

エコノミークラス症候群の死亡率の高さを知ると、本当に怖いなあ、と思わされますよね。

だからこそ、初期症状が出る前に自分で予防対策をすることが大切なんです。

エコノミークラス症候群を予防する!とにかく足を動かす!

とにかく足を動かして血流をよくすることが最優先!

じっと同じ体勢で過ごすことがエコノミークラス症候群の原因になります。

海外旅行などで長時間飛行機に乗る場合は、こまめにトイレに行って体を動かしたり足をぶらぶらさせたりして下肢を動かすようにしましょう。

私のエコノミークラス症候群対策で行なっているのは”足指じゃんけん”(笑)

最近、片道24時間以上かけてアフリカに行った時には、五本指の靴下を履いて足の指でグーチョキパーをしていました(笑)

足や足の指をこまめに動かすことが、血栓の予防に効果的であるともいわれています。

エコノミークラス症候群を予防する!水分補給はメチャメチャ大事!

脱水で血液が濃くなることも、エコノミークラス症候群の症状を引き起こすことの原因!

実は私はつい最近まで、飛行機内のトイレにいくのをためらっていたんです(汗)

だって…飛行機内のトイレって、水洗だけれどどんな仕組みかがわからないからなんとなく怖いし…狭いし(苦笑)

でも、トイレが気になるからと水分を摂らないのは非常に危険!

CAが飲み物を頻繁に配りに来るのは、単なるサービスじゃなくてエコノミークラス症候群を予防するためでもあるんですよ!

知ってましたか?!

飲み物を持ってきてくれたら水分補給のチャンス!と思って積極的にいただきましょう!

エコノミークラス症候群を予防する!着圧ソックスを着用する

エコノミークラス症候群の予防対策として着圧ソックスは絶対に準備しておきましょう。

私が海外にいく時には【パスポート・財布・着圧ソックス】この3点セットがあればあとはなんとかなる!!!と思っているほど、着圧ソックスには大変お世話になっております(笑)

着圧ソックスは足首からふくらはぎ、太ももにかけて段階的に圧力をかけることで、ふくらはぎなど下肢の血液を押し上げ血流を良くしてくれるスグレモノ!

足は第二のポンプと呼ばれるほど、全身の血流に影響を及ぼします。

熊本地震の際にも、お医者さんたちがこまめな水分補給・適度な運動やマッサージとともに血流をよくする着圧ソックスを履くよう呼びかけていると報じられていました!

着圧ソックスは「命を救う靴下」ともいうべきアイテムなのです!

着圧ソックスでエコノミークラス症候群を予防することはもちろんですが、もう一つ積極的に行って欲しいことがあるんです。

それは、人間の第二の心臓とも言える”ふくらはぎ”のマッサージ!

エコノミークラス症候群の治療法!ふくらはぎマッサージのコツ!

エコノミークラス症候群の初期症状が出てしまった場合、治療法として有効なのはふくらはぎのセルフマッサージ。

5分ほどで終わるうえにとっても簡単!

痛気持ちいいと感じる強さでマッサージしてくださいね。

エコノミークラス症候群の症状が出る前に!簡単なセルフマッサージで予防しよう!

①ふくらはぎ前面を両手でさすり上げる

足首から膝に向かって、ふくらはぎを両手でさすり上げる。

私の中では”ふくらはぎを雑巾だと思って、優しくしぼる”イメージです(笑)

②すねの骨の両脇を押す

足首から膝に向かって、すねの骨の両脇を両手の親指で押していきます。

以上を何回か繰り返してみましょう。

こまめなマッサージはエコノミークラス症候群の症状を遠ざけます!

こちらの動画でエコノミークラス症候群予防についてより詳しく知ることがで来ます。

今までお伝えしてきた、エコノミークラス症候群の予防や対策は、飛行機の長時間移動の場合だけでなく、日常生活でもぜひ意識しておいて欲しいことばかりです。

エコノミークラス症候群はもはや”飛行機のエコノミークラス”だけで症状が起きるものではないからです。



エコノミークラス症候群は飛行機だけじゃない!こんなシチュエーションにも注意!

エコノミークラス症候群の医学的な正式名称は“急性肺血栓塞栓症”といいます。

必ずしも飛行機のエコノミークラスで発症するとは限らず、バス・車・電車などの長時間移動はもちろんのこと、日常の生活の様々なシーンで発症する可能性は大いにあるんです。

1日に5時間以上テレビを見る人は、エコノミークラス症候群で死亡する確率が高い

昨年、大阪大学の研究発表で、1日に5時間以上テレビを見る人は、エコノミークラス症候群死亡リスクの上昇と関連することが明らかになりました。

日中お仕事をしている方はピンと来ないかもしれませんが、例えば冬に”こたつ”を出した時、長期間のお休みでまとめて映画やドラマをみてしまおう〜と思った時…

いつのまにか長時間同じ姿勢で座り続けている…なんてケースもあるかもしれません。

私も冬休みに実家に帰ると、お尻に根っこが生えたかのように”こたつ”から出てこれなくなるので気をつけないと…(汗)

長時間のデスクワークでもエコノミークラス症候群の症状が出る場合がある!

長時間座った姿勢で身体を動かさないでいたり、水分を控えたりトイレを我慢するのも、エコノミークラス症候群の症状を引き起こします。

仕事や勉強などのデスクワーク…

気がついたらあっという間に数時間が経っていること、よくありますよね?

長時間、身体を動かさないことや脱水状態、さらには大きなストレスが加わることでもエコノミークラス症候群の症状が出やすくなるんだとか。

私も普段デスクワークがほとんどなので、1時間に一回は水分補給かトイレのために席を立つようにしていますよ。

まとめ:エコノミークラス症候群は日常に潜む危機!

実は日常にも潜んでいる可能性も大きい、エコノミークラス症候群。

エコノミークラス症候群は、症状が出る前にまずは予防が大切です。

飛行機や長時間の移動だけではなく”長時間同じ姿勢でい続ける”ことは常に避ける!と意識して生活していきましょう!

最後までお読みいただきありがとうございました。



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です