こはる
選挙に行く意味って本当にあるの?
選挙権を持ち始めて間もない10代や学生時代には誰でも一度はそんな疑問を持ったことがあるのではないでしょうか?
大きな声では言えませんが、、私も大学生から20代前半くらいまで【自分が選挙に行っても意味なんてないんじゃない?】って本気で思ってました。
でも、社会人になり周りの人になぜ選挙に行くのかを聞いたり、家族に促されてしぶしぶ選挙に行くうち少しずつ考え方が変わってきました。
30代になった今でも、周りの同世代の友人で【選挙なんて行っても意味ないよ】という人もいます。
でも選挙に行っても意味ないというのは大きな間違いだったんです。
10代から30代までの若い世代こそ選挙に行くことがとっても大切。
若い世代が自分たちの未来を創るためには、選挙に行くことが大きな意味を持ちます。
違う言い方をすると若者が選挙に行かないと未来が変わらないどころかこんなことになるとは思わなかった、という未来を招きかねません
ブラック企業で働いている、お給料が全くあがらない、子どもを保育園に預けて働きたいけど空きがない・・など若い世代はいろんな悩みを抱えて生きています。
今悩みを抱えている人ほど選挙に行くべき!
選挙に行かないメリットは、投票所まで行く時間と手間がかからないというだけですが選挙に行かないと未来にその【ツケ】が回ってくるというデメリットがあるかもしれません。
選挙に行くことの意味、選挙に行かないとどうなるのかをお伝えしていきますね。
もくじ
選挙に行って投票することって本当に意味がある?
以前の私もそうでしたが、10代から30代までの若い世代は【自分が選挙に行って投票しても社会は何にも変わらない】という意識が強いのではないでしょうか?
若い世代は政治に興味や関心が薄く、どんな政治家がどんな政策を掲げて選挙に立候補したかも知らないまま選挙が終わっているなんてこともあると思います。
でも若者が選挙に行かないと日本の未来が大きく変わってしまうことになる可能性があるんです。
選挙で投票できる年齢が18歳からになっても若者の投票率は低いまま
2016年には選挙で投票できる年齢がを「20歳以上」から「18歳以上」に70年ぶりに引き下げられましたね。
2016年の参院選では18歳の投票率が51%、19歳の投票率が39%と投票率が低いことがわかります。
選挙に参加する意味は未来のため
選挙に行っても、すぐに自分が望んでいるような社会が実現することはありません。
選挙に行く意味は『10年、20年後という未来のため』です。
選挙に行かない若い世代が知るべき少子高齢化の問題
現在10代から30代の若者たちはこれからの日本で数多くの問題に直面することになることが確実です。
その中でも最も大きな課題とされているのが日本の【少子高齢化社会】がさらに進んでいくことですね。
政治に関心がない若い世代でも一度は聞いたことのある言葉なはず。
2014年時点ですでに65歳以上の方ひとりを20歳から64歳の方2.2人が支えていることになっています。
2012年以降に団塊の差代が65歳となり、基礎年金の受給が始まることなどから社会保障給付金は増大することが見込まれています。
若者が選挙に参加しないままで政治が進んでしまい、10年後20年後の将来に【こんなことになるなんて、、】という社会になってしまってからでは遅いのです。
選挙に行かないことのデメリットはこんなにある!
20代(若者)と60代から70代(高齢者)とでは選挙に行かない割合はどのくらい違うと思いますか?
ある国政選挙のデータを見てみると・・
- 20代の投票率約35%。
- 60代や70代の投票率約75%
高齢者に比べて若者がいかに選挙に行かないかがわかりますよね!
高齢者はよっぽどの事情がないかぎり選挙に行かないということがないイメージがあります。
うちのおじいちゃんはおばあちゃんも、選挙の投票日と旅行が重なった時は必ず期日前投票に行ってたな〜。
若者=選挙に行かない、なんて当たり前のことでしょ?
と思っていませんか?
実は選挙に行かないことのデメリットは選挙に行かないメリットより遥かに多いのです。
若者が選挙に行かず投票率が下がると、若者の望む政策が実行されなくなるよ!
若者が選挙に行かないと、当然若い世代の投票率が下がりますよね?
若者が選挙に行かず、若い世代の投票率が下がることは未来ある若者にとってはかなりのデメリット!
政治家は当選しなければただの人、というか無職です。
しかも数年間という間無職になってしまうので、政治家も当選するために必死です。
政治家が当選するためには、投票してくれる人=投票してくれる世代の国民の意見を政策に掲げて当選しようとするのは当然のことです。
もちろん、政治家は若者のための政策も掲げています。
候補者が選挙で当選するためには投票率の高い60代、70代への政策が優先になることが多いんですね。
投票率がすべてを決める。二十代の投票率が40%かそこらなのに、もし十代の投票率が60%とかになれば、必ず驚天動地の大騒ぎになって、政府はあわてて奨学金とか若者を優遇する政策を始めるだろう。だから、政権交代とか目指さずとも、投票さえすれば、若者の待遇だけは確実に変わる。
— 古川 (@furukawa1917) 2016年7月3日
選挙に行かないとせっかく納めた税金も未来も損してしまう?
もしもあなたが選挙の候補者だとしたら、次のどちらの政策を選挙で声高に訴えますか?
- 選挙に行かない20代が求める政策
- 選挙に参加して投票する60代・70代の求める政策
選挙に行かない若者より60代・70代の求める政策をどんどんアピールしようと思いますよね?
だって選挙に来てくれない若者より選挙に積極的に参加する高齢者の方が票をたくさん持っていますからね。
若い世代だって、当然働いて国に税金を納めています。
それなのに、、若者が投票に行かないことで若者のための政策は後回しにされています。
それどころか、日本の未来は若者であればあるほど【損】することになってしまうかもしれません。
えー!これからの日本の未来を担う若者のための政策を実行してくれないなんてヒドい、、
そう思って選挙に行く若者が増えていくことで若者の投票率が上がることになります。
若い世代の投票率が上がることで、若い世代が望む政策も行われやすくなるのです。
まずは、どんな候補者がどんな政策を掲げているかをネットなどでチェックして、この人いいな、という候補者を見つけてみることがおすすめです。
どうやったら若者の投票率が上がるのか、なんつーことを言ってるから白い目で見られる。正解は、
《どうやったら若者の暮らしをよくできるのか?》
という視点なんだよな〜。
自分たちの政治的な目的のために若者を利用したいという意図が見え透いちゃ嫌われるのよ。
— 座間宮ガレイ@祝❗️選挙お勉強会500回達成 (@zamamiyagarei) 2018年7月29日
自分が選挙に行って投票する一票は本当に意味があるの?
若者が選挙に行くことは、日本の未来を創るためにとっても大切だということはわかったけど、、
自分が選挙で投票する一票は本当に意味があるの?
と考えたことはないですか?
特に、自分がわざわざ選挙に行って投票した候補者が落選してしまった時って【自分が選挙に行っても意味なかったじゃん!】って思いますよね?
自分が選挙に行って投票する一票はどんな意味があるのでしょうか?
選挙に行っても投票した候補者が落選したら意味ない?
実は数年前、ある選挙で私が投票した候補者が僅差で落選してしまいました。
自分が投票した候補者が落選してしまうなら、選挙に行って投じた一票は意味がなかったのかというと答えはNOです。
選挙で当選した政治家は、落選した候補者がどんな政策を訴えていたのかをしっかりとチェックしているはずです。
選挙で当選した政治家は、次の選挙で当選するためにも、落選した候補者の政策を意識して政治を進めていくことも考えられるからです。
選挙に行く意味がないと思っていた人が選挙に行くことが意味がある
自分が選挙で投票した一票じゃ社会は何にも変わらないよ〜と思う人は多いと思います。
実際にその通りなのかもしれません。
ただし、10代から30代の若い世代にとても多い【自分の一票じゃ何も変わらない】と思っていた人が選挙に行って投票することはとても大きな意味を持ちます。
はじめから当選が有力視されていた候補者に自分の票を投じても、いわゆる泡沫候補に投票しても、選挙に行く意味はあります。
今まで選挙に行かなかった若者が選挙に参加したことで若者の投票率が上がるということが未来の日本を変えていくことになるからです。
選挙に行く意味はある?若者が選挙に行かないと未来は変わらないし損!まとめ
選挙に行く意味があるかどうかというちょっとお堅い話になってしまいましたが、選挙に行く意味は大いにあります。
【選挙に行く意味なんてない】と思っている若い世代が一人でも多く選挙に行くことで、10年後20年後の未来は大きく変わってくるといえます。
選挙というとどんな候補者が当選するかばかりが注目されがちですが今まで選挙に行かなかった若い世代が選挙に行って投票率を上げることが大切です。
10代から30代の若い世代は、人生100年時代ともいわれている超高齢化社会を生きていくことになります。
ちょっと大げさな言い方かもしれませんが選挙に行くことでが日本の未来や自分の将来につながるという意味もあります。
もしまわりに、選挙に行く意味がわからないんだけど、、という人がいたら選挙に行って投票率が上がる=若者が幸せになれる将来に近づくことになると伝えてみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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