お正月が終わったと思ったらあっという間にやってくる”節分”
あなたは毎年どんな風に過ごしていますか?
子どもの頃から慣れ親しんできたイベントである節分。
豆まきが終わると「自分の年の数だけ豆を食べると1年間病気知らずでいられるんだよと教えてもらいました。
では、そもそもどうして節分には大豆をまくのでしょうか?
実は、節分に豆をまくこと、大豆(豆製品)を食べることには、私たちが健やかに生きていくための知恵が詰まっていたんです!
今回は『節分に大豆をまく由来や理由』について詳しくお伝えしていきます。
ただなんとなく豆をまいて節分を終えるのと、節分の由来や理由、大豆の素晴らしさを知っているかいないかでは大違い!
節分という季節行事の奥深さと、昔の人の知恵に感謝すること間違いなしです!
もくじ
節分に大豆をまく由来と理由!過酷な冬を乗り切るための昔の人の知恵がつまってた!
あなたは節分に大豆をまく由来や理由について考えたことがありますか?
私にとって節分は子どもの頃から親しんできたイベントです。
でも、どうして節分に豆まきをするの?と考えた時、実は節分のことをなにも知らなかった…(汗)
節分は子供の頃から親しんできたイベントだけど、意外と知らなかったことが次々出てきて本当にビックリ!
詳しく解説していきますね!
そもそも節分の由来とは?節分は年に4回あった?!
節分とは本来「季節を分ける」という意味。
節分は、立春・立夏・立秋・立冬と年に4回あったものでした。
日本では立春は1年の始まりとして特に重要とされたので、次第に節分といえば春の節分のみを指すようになっていったようです。
”みそか(その月の最後の日)も、1月から11月まではあまり意識しないけれど、1年の終わりである大みそかだけは特別に感じますよね?
それと同じように、年のはじめに訪れる春の節分は、日本人にとって重要な1年の節目とされてきたんですね。
節分に豆をまくのにはこんな理由があった!邪気を払って病気知らず!
節分には、どうして豆をまくのでしょうか?
実は、節分に豆をまくことは邪気を払う、いわば魔除けのような重要な意味があるんです。
「魔の目(魔目⇒まめ)」に豆を投げつけて「魔を滅する(魔滅⇒まめ)」ということから、豆をまくようになったと言われています。
また、自分の数え年の数だけ豆を食べることで病気をせず健康になるとされています。
節分に豆をまくのは過酷な冬を乗り切るため!健やかな1年を過ごすための大事な節目!
暦の上では春といっても、節分の時期はまだまだ寒さが厳しいですよね。
ゆっくりと訪れる春を待ちながら、節分の行事を行うことで邪気を払い病気にならないようにする。
節分に豆をまくことで邪気を払い、豆を食べて英気を養うのは寒い冬を乗り切るための先人の知恵だったかもしれません。
節分には「年男(その年の干支生まれの人)」や家の世帯主が豆をまくとされていましたが、今では家族全員で豆をまく家庭も多いようです。
家族で一緒に豆を食べながら、風邪やインフルエンザなどにかからないようにうがいや手洗いの確認をして病気を寄せ付けずに冬を乗り切りましょう!
過酷な冬を乗り切って、始まったばかりの1年を健やかに過ごすために重要な節目となる節分。
豆を食べることが、”魔を滅する”ことに繋がっているとは…昔の人は本当に賢いな〜と思わされますね!
実は、節分に食べる大豆は魔除けとしてはもちろん、食べ物としても栄養の宝庫!
積極的に食べたい理由があるんです。
節分の大豆は栄養が豊富かつカロリー高め!昔の人の貴重なタンパク源だった!
節分に食べる大豆にはどんな栄養が含まれているのでしょうか?
その効果は多岐にわたっています。
節分の大豆はまさに栄養の宝庫!
節分に含まれる栄養は、私たちが健康でいるために欠かせないものばかりです!
詳しくご紹介していきますね。
動脈硬化予防効果
大豆には、不飽和脂肪酸が多く含まれているため、血中の老廃物を除去してくれます。
血液がサラサラになるお手伝いをしてくれますので、動脈硬化なども予防できますよ。
貧血改善効果
大豆に多く含まれる鉄分が、貧血の症状を改善します。
美肌効果
老化防止に良いと言われる、ビタミンEが含まれています。
ビタミンEは、血行をよくし新陳代謝を活発にしてくれるため、肌荒れにも効果があります。
節分の大豆の気になるカロリーは?
節分の大豆にはカロリーはどの程度含まれているのでしょうか?
大豆のカロリーは100g417kcalです。
数値としては牛肩ロースの脂身100gと同じくらいなので、カロリーは高いと言えます。
なぜ大豆のカロリーが高いかというと、脂質の量が多いから。
でも、大豆に含まれる油は良質な油ですので安心してください。
もちろん、摂りすぎには注意が必要ですが積極的に摂取したい良質な油なのです。
節分の大豆は昔の人の貴重なたんぱく源だった!
豆は、日本人が大昔から常食してきた五穀(米、麦、豆、粟、黍(キビ)の中の一つに数えられています。
昔の人たちは大豆の栽培だけではなく、豆腐や高野豆腐などの加工品、みそやしょう油などの調味料を生み出し貴重なたんぱく源として豆を大切に守り続けてきました。
日本人は粗食を効率よくエネルギーに変えられる遺伝子を持ち合わせているため、伝統的な米、大豆、魚、野菜が中心の日本食を積極的に食べることで健康寿命が延びていったのです。
欧米人と比べて、肉や小麦製品の多い食事が続くとカロリー過多になって健康を損ねてしまう傾向が強い日本人。
粗食のひとつとも言える大豆製品はそんな日本人のまさに理想の食材と言えますね。
昔の人が生み出した食生活は本当に理にかなったものばかりですね!
節分に食べる大豆は、栄養の宝庫でもあるパーフェクト食材だということをおわかりいただけたと思います。
実は、さらに嬉しい大豆の情報が…!
なんと、大豆を賢く食べれいてばダイエットに効果も期待できてしまうんですよ〜!
カロリー高めの大豆がどうしてダイエットに効果的なのか見ていきましょう~^^
節分の大豆を賢く食べてダイエット!でも食べ過ぎには注意(汗)
大豆はまさに私たち日本人にぴったりのパーフェクト食材!
しかも、ダイエットにも効果がある…!
健康で美しくなりたいのなら毎日摂りたい食品ですよね。
確かに、大豆は健康にも美容にもメリットのある食材なのですが、やはりどんなに優れた食材でも食べ過ぎは逆効果ですよ〜(汗)
大豆で賢くダイエットしつつも、食べ過ぎには注意しましょうね。
大豆をダイエットに活用するメリット
大豆は、とてもダイエット向きの食材です。
大豆イソフラボンをはじめとした多くの栄養素が含まれています。
その豊富な栄養がどのような働きをしてくれるかというと…
・体の代謝をあげる
・脂肪の蓄積をおさえて肥満を予防する
・コレステロール値を改善する
・腸内環境を整える
・食欲を抑える
・肌や髪にツヤを与える
こーんなにあるんです!
ダイエットといっても、ただ体重を減らしてやせ細れば美しいわけではありませんよね?
大豆を摂っていれば、十分な栄養を摂りながらも肥満を予防することができるので健康的なダイエットが可能です。
大豆は食べ過ぎ注意!ダイエットをする上で注意した方が良いこと
良いことばかりに見える大豆ですが、ダイエットに活用する上での食べ過ぎには十分注意してくださいね。
大豆に含まれるイソフラボンは女性ホルモンの一種であるエストロゲンと同じ作用を持つものなので、過剰になるとホルモンバランスを乱す恐れもあるのです。
特に婦人科系の病気を患っている方は病状が悪化する恐れがありますので、十分注意してくださいね。
適量を守って大豆を摂取していれば、健康にも美容にも嬉しい効果が期待できることがおわかりいただけたと思います。
でも、実際に大豆を美味しく食べようと思っても、大豆ってなんか地味…(汗)
シンプルな食材だからこそ、調理の仕方(炒り方)が難しいな〜と思ったことはありませんか?
大豆の上手な炒り方を覚えれば、食卓に大豆がのぼる機会も増えて理想的な食生活を送ることができそうですよね!
節分の大豆の上手な炒り方は?地味な大豆もこんなに美味しくなる!
私はかつて、節分の豆まきの度に毎回ある問題に直面していました。
それは、大豆の上手な炒り方がわからない!ということ。
でも、フライパンで炒ると失敗しがちな大豆も、フライパンを使わず美味しく炒る方法があるんです!
とっても簡単なのでぜひお試しあれ〜!
節分の大豆の上手な炒り方とは?
フライパンで大豆をムラなく炒るためには目が放せませんよね?
そんな時は電子レンジを使うと簡単です!
まず、乾燥大豆100gを水でさっと洗います。
そのあと、たっぷりの熱湯につけて2時間ほど置きましょう。
耐熱皿にキッチンペーパーを敷き詰め、水を切った大豆を一面に広げます。
500Wのレンジで10分。
豆の芯まで火が通っていないようなら、豆の位置を変えてから、1分ずつ足して加熱してください。
冷めるとカリッとしますよ。
節分の大豆がおやつに変身?安全で美味しい大豆のおやつが簡単にできる!
節分の大豆がもし余ってしまったら…
そんな時はおやつに変身させてしまいましょう!
フライパンでとっても簡単にできますよ。
まずは基本的な豆の炒り方をこちらの動画で予習してくださいね。
フライパンに砂糖大さじ3と水大さじ1を入れて火にかけ、ぶくぶくとしてきたら炒り大豆50gを加えてからめます。
砂糖が結晶化するまで木べらで混ぜ続けましょう。
大豆が白っぽくなり、砂糖がサラサラしてきたらすぐに火を止めます。
節分で余った大豆があっという間におやつに変身してしまいます。
使ったのは、大豆と砂糖と水だけ。
市販のおやつよりも安心なので、小さなお子さんにもオススメです!
節分の時にまいた大豆よりも人気が出てしまいそうですよね(笑)
ここまで、節分にまく”大豆”のお話をしてきましたが、実は節分の豆まきを大豆以外の豆で行う地域もあるんだとか…!
大豆以外の豆で豆まきしても、確かに雰囲気は出ますよね(笑)
一体なんの豆で豆まきをするのでしょうか…?
節分の大豆を落花生にする地域も?!そこには合理的な理由があった!
実は、節分に大豆ではなく”落花生”をまく地域もとても多いのだそう。
落花生といえば、千葉の名産品なので千葉県では節分に落花生をまく家庭も多いのはうなずけますよね。
でも、落花生の産地でなくても節分には落花生をまく地域も多く、落花生をまくことで得られるメリットもあるんだとか…!
一体何で落花生をまいているの?!
気になりますよね〜
雪深い北海道・東北地域では節分に落花生をまく?!その理由とは?
節分に落花生をまくのは、北海道、東北地方が多いです。
落花生を節分の豆まきに使うとこんなメリットがあるんです!
雪のなかでも、落花生だと拾いやすい
食べ物を粗末に扱わなくて良い
そのまま拾って食べられる
節分に大豆をまくと、まいた豆はそのまま捨てなければならずもったいないんです(汗)
でも、殻付きの落花生だと殻をむけばそのまま食べることができますよね。
雪の多い地域の場合、大豆は雪と同じような色だし小さくて拾うのが大変です。
落花生の方が拾うのに楽だから、大豆ではなく落花生を選んでいるという地域もあるそうです。
すごく合理的な理由ですよね!
まとめ:節分に豆を食べることは、日本の四季と共に生きるために大切な要素が詰まっていた!
一年で最初の季節の分かれ目となる”節分”
その時期に豆をまいて邪気を払い、栄養価の高い豆製品を食べて英気を養う。
節分に豆をまいて食べることは、日本の四季と共に健やかに生きるために大切な要素が詰まっているんですね。
昔の人の知恵のおかげで、現在を生きる私たちも春の訪れと共に1年を健やかに過ごすためのきっかけを意識して生きることができているんですね〜。
昔の人に感謝しながら、元気に豆まきをして鬼と寒さを吹き飛ばし春を迎える準備をしましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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