【童謡】もみじの歌詞の意味!日本語の美しさをあらためて再発見!

もみじ 歌詞 意味

「あ~きのゆ~う~ひ~にぃ~、て~るぅや~ま~も~みぃじ~♪」

あ~! なつかし~っ! 小学校の頃音楽の授業で習った、童謡の「もみじ」ですね~!

私も大好きな童謡のひとつです^^

ハルル

「ふと思ったんだけど、この『もみじ』の歌詞ってどんな意味があるんだろ?」

「もみじ」の歌詞の意味ですか~。確かに興味深いですねっ(・ω・)フムフム

子供の頃は、「もみじ」の歌詞の意味なんか考えたこともなかったですもんね^^;

「もみじ」に限らずですが、ホント日本の童謡って、短い歌詞の中に色んな情景を上手いこと詰め込んでるってカンジしませんか?

特にこの童謡「もみじ」は、大人になって久しぶりに聴いてみると、歌詞に使われている日本語の美しさに改めて気づかされたりするんですよね^^

あとで詳しくご紹介しますが、例えば「裾模様(すそもよう)」とか「織る錦(にしき)」などの歌詞。

で、それらの日本語も含めて、「もみじ」の歌詞にはどんな意味があるのか・・・確かに気になりますよね~(#^^#)

ということで今回は、童謡「もみじ」の歌詞の意味や美しさを一緒に見ていきたいな~と思います^^

併せて、この「もみじ」を作詞された高野辰之さんや作曲された岡野貞一さんについてのプチ情報や、童謡「もみじ」の輪唱についてもお話していきますので、お楽しみに♪


童謡もみじはこんな歌詞!

そもそも「もみじ」の歌詞ってどんなんだっけ? ・・・というあなた^^

童謡「もみじ」の歌詞はこちらです♪

もみじ 

秋の夕日に 照る山もみじ
濃いも薄いも 数ある中に
松をいろどる 楓や蔦(つた)は
山のふもとの 裾模様(すそもよう)

渓(たに)の流れに 散り浮くもみじ
波にゆられて 離れて寄って
赤や黄色の 色さまざまに
水の上にも 織る錦(にしき)

この童謡「もみじ」の歌詞をジ~っと眺めてるだけでも十分、秋の紅葉した山の風景が想像できませんか?

私は趣味で小説を書いているので、この「もみじ」の風情ある表現がとっても素敵だな~って惚れ惚れします( *´艸`)

ホント、歌詞の短い童謡で、よくぞここまで言いたいことを伝えてらっしゃる

ところで、この童謡「もみじ」の歌詞はほとんど7語5語で作られていますよね。

小説執筆での描写力をつけるために、「俳句を勉強せよ!」とおっしゃってた有名な作家さんのことを思い出しました。

俳句も5・7・5で形成されていて、この短い文の中で自分の表現したいことを書き表す・・・それが描写力を鍛える練習になるという訳ですね^^

これが簡単なようで、なかなか難しいっ(;^ω^)

なので童謡のようなチョ~短い歌詞で表現される作詞家さんは、単純にスゴイなぁ~って尊敬してしまいます。

「じゃあ、そんなスゴイ童謡の『もみじ』の歌詞って、どんな意味があるんだろうね?」

はい^^ では次に、この童謡「もみじ」の歌詞の意味についてお話していきたいと思います♪

もみじ 歌詞 意味

童謡もみじの歌詞の意味とは?

童謡「もみじ」の歌詞って、どんな意味を表してるんでしょうね?

でも、どの文献を調べてみてもきちんとした「正解」はなく、個人の解釈で書かれてあるようですね。

なので、私も私なりの解釈で、童謡「もみじ」の歌詞の意味を考えてみたいと思います^^

1番は山の風景、2番は川の風景

この「もみじ」の歌詞は、1番が山の風景、2番が川の風景を表していますが、お気づきですか?

1番の歌詞の中には「山」という単語が2か所も入っているので、山の風景で間違いないでしょう(笑)

ところが2番には「川」という単語は1語も入っていません。代わりに「渓(たに)」という歌詞があります。

「渓(たに)」の意味・・・山に挟まれた細く長く続く川

なので、2番の歌詞は「川」にスポットを当てて作られてることがわかりますね^^

裾模様(すそもよう)と織る錦(にしき)

「裾模様(すそもよう)」「織る錦(にしき)」という歌詞も、あまり聞き慣れない言い回しの日本語じゃないですか?

でも、どちらも日本ならではの美しい表現だな~と思います(*^▽^*)

というのも、もみじの美しさを着物や織物で例えている比喩の表現だからなんですね。

なので。

「裾模様」⇒
緑色の松と紅葉した楓や蔦(つた)の葉っぱの作り出す風景が、着物の裾の模様みたいに美しい

「織る錦」⇒
水の上を流れる赤色や黄色のもみじのグラデーションが、錦(絹織物)のように鮮やかで美しい

・・・ってカンジの意味で、それぞれの歌詞を表現されているのでは^^

もみじを私なりに解釈した結果

で、このことを考慮しながら私なりに「もみじ」の歌詞の意味を表現すると、こんなカンジでしょうか。

秋も深まったある日の夕方、山へ来てみるともみじが夕日に照らされている。
たくさん咲いているもみじには、濃い色のものから薄い色のものまで色んな色があるんだなぁ。
緑色の松と、紅葉した楓や蔦の葉があまりに見事に調和しているので、
山のふもとが、まるで着物の裾を飾る柄ように美しい!

川を見れば、流れによって川の水面のあちらこちらにもみじが散らばって浮いている。
波とともに、それらのもみじが離れたり寄ったりを繰り返して流れている。
赤や黄色の様々な色のもみじが、
川の水面に、絹織物の柄のような美しさを描いている。

あくまでも、私が想像して解釈した童謡「もみじ」の歌詞の意味です(;^ω^)

解釈の仕方、感じ方は人それぞれなので、ぜひあなたなりに「もみじ」の歌詞の意味を、想像を膨らませて考えてみて下さいね

「ところで、こんなステキな童謡『もみじ』を作詞した高野辰之さんってどんな人なの?」

では、次にこの童謡「もみじ」を作詞した高野辰之さんについてお話していきたいと思います^^


童謡もみじを作詞した高野辰之さんはこんな人

童謡「もみじ」を作詞された高野辰之さんって、どんな方なんでしょうね?

高野辰之さんってこんな人!

  • 1876年生~1947年没
  • 長野県の豊田村(現中野市)出身
  • 作詞家として、数々の童謡の歌詞を手掛ける
  • ナント学校の校歌の作詞も100校近く手掛ける
  • 国文学者として、著書多数
  • 音大教授などもされていた!

ふむふむ、文学にとても優れたお方なんですね~(私なんかが言うなって話ですけどね^^:)

出身地の長野県中野市には、高野さんの銅像記念館まであるそうなので、地元の方から愛されているんだな~っていうのがよくわかります。

この中で注目すべきは、「他の童謡の歌詞も手掛けてる」ってとこですね!

高野さんは「もみじ」の他にも、有名な童謡の作詞をこ~んなに手掛けられてるんですよ♪

  • 故郷(ふるさと)
  • おぼろ月夜
  • 春がきた
  • 春の小川
  • 日の丸の旗

故郷(ふるさと)の「う~さ~ぎ~お~いし」という歌詞、小さい頃は「うさぎっておいしいの? 食べられるの?」なんて思ってた記憶が(苦笑)

ところで、あなたはこの童謡の中でどれが一番好きですか?

私は、この中で一番好きな童謡は「おぼろ月夜」です(*^_^*)

なぜなら、ロマンチックな風景が想像できる童謡だから!(歌詞は割愛させていただきます^^)

また、他の童謡の歌詞も色んな想像をしながら聴いてみると、別の楽しみ方ができそうですね♪

「高野さんってスゴイ人だったんだね~。じゃあ、『もみじ』を作曲した岡野貞一さんってどんな人なの?」

はい。では次に、童謡「もみじ」を作曲した岡野貞一さんってどんな方なのかを一緒に見ていきましょうね^^

もみじ 歌詞 意味

童謡もみじを作曲した岡野貞一さんはこんな人

では、童謡「もみじ」を作曲した岡野貞一さんってどんな方なのでしょうね?

岡野貞一さんってこんな人!

  • 1878年生~1941年没
  • 鳥取市に生まれる
  • 作曲者として数々の童謡の作曲を手掛ける
  • 学校の校歌の作曲も数多く手掛ける
  • 熱心なクリスチャン

ここでも注目すべきは「数々の童謡の作曲も手掛けている」ってところですね^^

ちなみに、岡野さんが作曲した童謡はこちら♪

  • 故郷(ふるさと)
  • おぼろ月夜
  • 春がきた
  • 春の小川
  • 日の丸の旗
  • 桃太郎
  • 夕やけ

あなたもきっと、「あれ・・・?」とお気づきでは?

そう! 「もみじ」だけでなく、高野さん作詞の童謡のほとんどが、岡野さんによって作曲されているんです!

曲先で作られたのか詞先で作られたのか、どちらかはわかりませんが、どの童謡も曲と歌詞がすごくマッチしてますよね^^

まさに「童謡界のゴールデンコンビ、高岡ペアってカンジですね(笑)

また、岡野さんは熱心なクリスチャンで、教会では長年オルガニストとしても活躍されていたとか。

私の大好きなバッハの「小フーガト短調」も弾いてらっしゃったのかなぁ。ステキ!・・・なんて、これまた想像しちゃいますね^^

「高野さん作詞の童謡が、ほとんど岡野さんによって作曲されていたなんて面白いね(≧▽≦)」

ですよね~^^ 童謡って子供のための音楽だって思いがちですけど、色んな視点から見ることで意外と大人でも楽しめるんだな~って改めて思います♪

もちろん、純粋に童謡を歌うだけでも楽しいですが(笑)

という訳で最後に、私のとっておきの楽しみ方、童謡「もみじ」の輪唱についてお話していきたいと思います!


童謡もみじの輪唱はハモって歌ってめっちゃ楽しい!

子供だけでなく、大人も意外と楽しめる童謡「もみじ」の輪唱

なぜなら、「もみじ」の輪唱はハモるからです^^

「ハモる? もみじの輪唱ってどんなカンジだったっけ?」

はい^^ では、こちらの動画で童謡「もみじ」の輪唱を確認してみましょうね^^


ちょっとテンポが速いですが、こちらが童謡「もみじ」の輪唱(初音ミクバージョン^^)ですね♪

輪唱って同じメロディを追いかけることが多いですが、「もみじ」にはハモりが生じます^^

私が通っていた小学校では、音楽の授業で童謡「もみじ」の輪唱のテストがありましたが、このハモり役(アルト)の方が歌っていて断然楽しかったです(≧▽≦)

なぜって、いかに本メロ(ソプラノ)につられず、上手く歌えるかが勝負(笑)だからです。

カラオケでも、上手くハモってる人がカッコよく見えますよね! アレと一緒です^^

でもハモる方が上手だと、本メロの方がつられちゃいますけどね(;´∀`) 特に「松をいろどる」の歌詞以降。

「ハモる方がカッコいいのはわかるけど、難しそうだし、どうやったらハモれるの?」

そうですね。では、こちらの動画でハモる方(アルト)のメロディを練習してみましょう♪

12拍子終えたところで、アルトパートのメロディが始まります。歌詞は本メロと一緒。

この動画ではピアノでメロディを弾いてくれているので、このメロディどおりに歌えばOK^^

練習して、本メロとハモりで「お互いつられないように歌う」なんてゲーム的なこともできるかも、ですね(≧▽≦)♪

もみじ 歌詞 意味

【童謡】もみじの歌詞の意味!日本語の美しさをあらためて再発見!まとめ

童謡「もみじ」の歌詞の意味や作詞をされた高野辰之さん、作曲をされた岡野貞一さんについて、それに輪唱についても熱弁をふるってきましたが(笑)いかがでしたか?

高野さんのセンスあふれる「もみじ」の歌詞に、日本語の美しさを改めて感じますよね^^

それに「もみじ」だけでなく、高野さん作詞の童謡のほとんどを、岡野さんが作曲されているという事実!

知れば知るほど、童謡って奥が深くて面白いな~って私も再発見できました。

また、童謡「もみじ」の輪唱は、ハモりが楽しいのでオススメです♪

ちなみに、わが家でも息子たちとハモッて遊んだりしてます(*^▽^*)

ぜひ、「もみじ」の輪唱やってみて下さいね^^

最後までお読みいただき、ありがとうございました!


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