桃太郎の童謡の歌詞!今は「あげましょう」の歌詞ではない?

桃太郎 歌詞 童謡

「ねぇねぇ、童謡の桃太郎、知ってるよね?」

もちろん! 童謡の「桃太郎」って「も~もたろさん、ももたろさん♪」って歌詞のヤツでしょ?

知ってるもなにも、童謡の「桃太郎」を知らない人を探す方が難しいような^^;

まぁ、それ位、「桃太郎」の歌は日本中、広~く知られている童謡ですよね!

「そうなんだけどね、ウチの子が歌ってる『桃太郎』の歌詞が、昔と違うのよ」

はい、それ私もテレビで知って驚きました(;´∀`)

「あげましょう、あげましょう」がいつの間にか、「やりましょう、やりましょう」に変わっていた問題!

いや、マジで「桃太郎の歌詞いつの間に変わったの!?」ってカンジですよね?

「桃太郎」に関しては、趣味で書いている小説のネタにしたくらい私も興味があるので、気になってしょうがないです(≧▽≦)ラブコメダヨ

という訳で、今回は童謡「桃太郎」の変更された歌詞や、意外と知られていない4番以降の歌詞などをお話していきたいと思います♪

さらにおまけとして、水曜日のカンパネラさんの「桃太郎」との歌詞の違いも語らせてもらってますので、お楽しみに^^


桃太郎の童謡の歌詞はストーリー仕立てになってる!

童謡の「桃太郎」は、ストーリーに基づいて歌詞が作られているようですね♪

おじいさんとおばあさんとのことや、桃から生まれたあたりのストーリーは省かれてますが^^;

桃太郎の歌詞

では、童謡「桃太郎」の歌詞をおさらいしましょうね^^

桃太郎

桃太郎さん 桃太郎さん
お腰につけた きびだんご
ひとつわたしに くださいな

やりましょう やりましょう
これから鬼の征伐(せいばつ)に
ついていくなら やりましょう

行きましょう 行きましょう
あなたについて どこまでも
家来になって 行きましょう

とりあえず3番までですが、あなたもきっと幼稚園や小学校で習ったおなじみの「桃太郎」の歌詞でしょう^^

まぁ、今さら解釈するまでもないですが、わたしなりにこの童謡「桃太郎」を解釈してみました!

桃太郎の歌詞の解釈

桃太郎が鬼退治に向かう途中、犬、キジ、サルに出会って、「家来になる」商談をしてるストーリー(笑)

「桃太郎」が岡山発祥なので、岡山弁でお楽しみください♪

(1番)
犬、キジ、サルが桃太郎に懇願
「桃太郎さん! きびだんご、ひとつずつでええから分けてくれんじゃろうか?」

(2番)
桃太郎が条件を出す
「ほんなら、わし今から鬼退治に行くんじゃけどな。一緒に行く~言うんならやってもええよ~」

(3番)
犬、キジ、サルが即答
「行きます行きますぅ~。家来になって鬼退治に行かしてもらいますぅ~」

商談成立♪ おめでとうございま~す(笑)

何でも桃太郎が持っているきびだんごは、ひとつ食べるだけで「元気百倍!」になれるそうなので、犬たちが懇願する気持ちもわかる気がしますね(≧▽≦)

「家来になる商談で3番まで使っているとは、さすが歌詞の短い童謡だね^^; 4番以降も気になるんだけど?」

そうですね・・・実は童謡「桃太郎」は6番まであるのですが、4番以降の歌詞についてはあとでご紹介しますね!

「じゃあ、さっき言ってた『やりましょう』問題! あれってどうして変わったの?」

はい。では次に童謡「桃太郎」の歌詞が「あげましょう」から「やりましょう」に変わった理由についてお話していきたいと思います^^

桃太郎 歌詞 童謡

今は「あげましょう」の歌詞ではない?その理由!

私が小さい頃歌っていた童謡「桃太郎」は、確かに「あげましょう」でした!

それがどうして「やりましょう」に歌詞が変わったんでしょうね?

その理由として、「謙譲語説」と「元に戻した説」の2つを見てみましょう^^

理由その1 謙譲語説

もっとも有力な説は、謙譲語説(笑)

「あげる」は目下の人が目上の人に使う謙譲語なので、桃太郎が家来である犬たち(まだ商談成立前ですが^^;)に使う言葉としてはおかしい! ってことらしいです。

桃太郎が桃から生まれてきたり、犬、キジ、サルがしゃべったりしててめっちゃファンタジーでユルいのに、「え? そこ気にすんの?」ってカンジですけどね(苦笑)

だけど私たちが日本語を正しく使うために、歌詞を変更するのは必要だったのかもしれませんね(笑)

理由その2 元に戻した説

明治44年「尋常小学唱歌」に最初に紹介された童謡「桃太郎」では、「やりましょう」だったとか。

それが時代の流れで柔らかな表現「あげましょう」に変わり、やっぱり子供にちゃんとした日本語を教えなきゃ!ってことで「やりましょう」に戻した・・・的な(笑)

「どっちの説だったとしても、正しい日本語を使うために変えたってことには違いないんだろうね。作詞する人も大変だよね( ;´Д`)」

あ、でもこの童謡「桃太郎」の作詞者は、実は不詳なんだとか!

という訳で次に、童謡「桃太郎」の作詞作曲者についてお話していきたいと思います^^


桃太郎の童謡の歌詞の作詞者は実は不詳だった!

日本一有名な童謡であろう「桃太郎」・・・なのに、作詞者は不詳らしいです^^;

作曲は、童謡「もみじ」も作曲されたステキな(笑)オルガニスト岡野貞一さん( *´艸`)

童謡「もみじ」の記事はこちら↓↓↓

【童謡】もみじの歌詞の意味!日本語の美しさをあらためて再発見!

この童謡「桃太郎」の作詞者も「もみじ」同様、岡野さんとゴールデンコンビである高野辰之さんであって欲しかった・・・(高岡ペア再結成ならず、残念><)!

まぁ、でも作曲した岡野さんは「桃太郎」の歌詞を知った上で作曲したんでしょうかね?

だとしたら、どんな思いで作曲したんだろう・・・って気になっちゃいますね。

「ん? どういうこと?」

これが、さっきお話してた4番以降の歌詞のことです^^

4番以降の歌詞は、桃太郎たちが鬼退治に行ってからのことが描かれているのですが、それが「ちょっと怖い・・・」ってもっぱらのウワサでして(;^ω^)

ふふ、あなたも気になりますよね(笑)?

という訳で、次に童謡「桃太郎」が怖いと言われている理由について、4番以降の歌詞と一緒に見ていきましょうね^^

桃太郎 歌詞 童謡

童謡の桃太郎が一部の人から怖いと言われている理由!

お待たせしました! 童謡「桃太郎」の4番以降の歌詞をご紹介しますね^^

そりゃ進め そりゃ進め
一度に攻めて 攻めやぶり
つぶしてしまえ 鬼ヶ島

おもしろい おもしろい
残らず鬼を 攻めふせて
ぶんどりものを エンヤラヤ

バンバンザイ バンバンザイ
おとものいぬや さるキジは
いさんでくるまを エンヤラヤ

いやいやいや、これは敬語うんぬん以前の話でしょう~(;´∀`)

「こんなブラックな童謡『桃太郎』を子供に歌わせるの?」って思いませんか(笑)?

「つぶしてしまえ」って急に乱暴な表現、口調になってるし、鬼をやっつけていくうちに「おもしろい」なんて変な快感覚えちゃってるし(狂気の沙汰!)

「え~、知らないっ、こんな歌詞! 桃太郎の童謡って、こんなにオカルトチックだったの?」

ええ、ええ。なんで、きっと一般的に教えられている童謡の「桃太郎」は、3番までなんでしょうね。

こんなブラックな歌詞を作った作詞家さんって、一体誰なんでしょうね?(笑)

ますます気になるところでもありますが・・・わからないので代わりに最後のオマケとして、水曜日のカンパネラさんの「桃太郎」との歌詞の違いについてお話していきたいと思いま~す^^


童謡の桃太郎と水曜日のカンパネラの桃太郎の歌詞の違い

童謡の「桃太郎」と水曜日のカンパネラさんの「桃太郎」。

それぞれの歌詞から見える「桃太郎」を比較してみました!

童謡の桃太郎 水曜日のカンパネラの桃太郎
時代 むかしむかし 80年代?(ファミコン世代)
話の内容 犬、キジ、サルと商談をしてから鬼退治をするまでの話 鬼ヶ島へ出かけるところまでの話
桃太郎の特徴 勇敢 ヘタレ
普段の桃太郎 おじいさんおばあさん孝行 夏休み中もゲーム三昧
(しかもゲーム古っ!)
鬼退治は・・・ 自分で決意 ばあちゃんからの命令
家来たち 犬、キジ、サルは忠実な家来 犬とサルは仲たがいしている
キジは戦力外通告
話のラスト 鬼退治して村人の財宝を取り返し、めでたしめでたし つづきがある!?
(未だなし)

わお、全然違うと思いません?

でも、私は今回初めて水曜日のカンパネラさんの「桃太郎」を聴いたのですが、その独特な世界観にハマっちゃいました(≧▽≦)

韻を踏んでいるので「これはラップ・・・?」って思って聴いてると、朗読を経て、キレッキレのサビに突入! で、このサビの部分は、ついつい口ずさんでしまうほどの中毒性あり(笑)

童話「桃太郎」のヒーロー感なんてこれっぽっちもない! だけどそれが逆にいい味出してます^^

気になる水曜日のカンパネラさんの「桃太郎」はコチラ↓↓↓

この「桃太郎」の動画を観てると、ツッコミどころも満載です^^

  • 戦力外だったはずのキジが、唯一桃太郎と一緒に鬼ヶ島に向かってる
  • ばあちゃんがなぜか鬼の一員に(しかもリーダーっぽい)
  • 最後「つづく」とあるけど、つづきがない^^;

さらに歌詞の中に出てくる、高橋名人の16連射や名言「ファミコン一日一時間」は、ファミコン世代にとって懐かしくてたまらないのでは??

水曜日のカンパネラさんの言葉遊び、曲遊びのカンジ・・・。

これはまさに、平成の嘉門タツオや~(注:嘉門さんは今でも活動されてます^^;)

ぜひ、あなたも聴き比べしてみてくださいね!

桃太郎 歌詞 童謡

桃太郎の童謡の歌詞!今は「あげましょう」の歌詞ではない?まとめ

童謡「桃太郎」の歌詞がなぜ「あげましょう」から「やりましょう」に変わったか、についてお話してきましたがいかがでしたか?

さらに、こんなに有名な童謡「桃太郎」の作詞者が不明だったり(高野さんじゃなく残念!)、「桃太郎」の4番以降の歌詞が怖かったり・・・。

一説では、桃太郎のお話自体も子供用に変更されているんだとか!

さすが、「桃太郎」にミステリアスな話題は尽きないですね~。私も、もっともっと知りたくなっちゃいますもん(*^_^*)

水曜日のカンパネラさんの「桃太郎」も聴いて楽しいので、ぜひぜひ聴いて、本家の「桃太郎」との違いを楽しんでみてくださいね

最後までお読みいただき、ありがとうございました!


1 Comment

桃太郎

理由その1 謙譲語説は間違いですね。

あげますはやるの丁寧語。謙譲語は差し上げる。ではないかな?

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