こんにちは、水の生き物を飼うのが好きなしずくです。
カメも以前飼育してたんですが、めちゃめちゃかわいいですよねv
あんないかにも重いだろっていう甲羅しょって、手足も動かすの大変だろうに…意外に歩くのがすごく速くてびっくりしたりΣ(^v^)
カメの種類は色々ありますが、その中で「スッポン」って、かなりの異質な種類ですよね…。
飼育したことはありませんが、動物園で見て「なんだこれは…!!」と驚愕しました(スッポンさんに失礼)
あの変な顔(だから失礼)、長い鼻、甲羅だか皮膚だか分からないような体…。
上野動物園で初めて見たんですが、スッポン…地味な動物かと思ってたら実際見るとかなり大きくて、顔も迫力がありました(゜‐゜)動きはゆっくりだったけど(かわいい
そんなスッポンは実は1種類だけじゃなかったことにも驚いたり、カメに似つかわしくない柔らかい甲羅に疑問を持ったり。
スッポンの不思議について詳しくまとめてみたので、どうぞご覧ください!
目次
スッポンの種類は1種類じゃなかった!
スッポンは「カメ目スッポン科」の仲間の種類のことで、スッポンという1種類だけがいるわけではありません!
よくわたしたちがスッポンと呼んでいるのは、キョクトウスッポンという種類のことです^^
日本のスッポンと、海外のスッポンの種類について見ていきましょう!
日本にいる見慣れたスッポンの種類
日本にいてなじみ深いのは、キョクトウスッポンという種類のスッポンです!
ニホンスッポンとも呼ばれて、日本で昔から飼育されたりスッポン鍋にされたりと深く関わってきた種類です。
地域によっては、その辺の水辺や用水路なんかで見かけることもあるとか…。このキョクトウスッポンは本州にもいますが、九州や四国あたりに多く分布しているんです。
中国にも分布してますので、シナスッポンとも呼ばれることがありますよ。ニホンなのかシナなのか紛らわしいですがちゃんと在来種で、呼び方は変わっても同じ種類です^^
わたしにとっては懐かしい、上野動物園で飼育されているキョクトウスッポンの映像がありましたので見てもらいましょう!
そうそう、これですよ~。
最初はぼーっとしてるように見えて、最後の方にゆ~ったり登ってくかわいいキョクトウスッポンの映像をありがとうございました(´∇`*)
月とスッポンとか言うけど、やっぱかわいいなぁ。
でも体が大きい分、手の水かきも立派に見えて…やはり迫力も感じられます。
ちなみに、この種類は甲羅の大きさが40cmくらいになります><すごいですね。
その他のスッポンの種類たち
日本にいるのはキョクトウスッポンの他に、外国から来た種類のスッポンもいます。
そう、あのやっかいな「外来種」ってことですね。
主な種類は、マルスッポン、フロリダスッポン、インドシナトゲスッポンなどなど。
どれもペットとして飼育されていたのが逃げたんでしょう。ペットの野性化は魚のガーも今問題になってますが、カメも深刻なんですよね…(´・_・`)
道路とかを歩いていたミドリガメ(外来種)が保護されて、水族館で何十匹も詰め込まれてるの見たことあります。日のめを見ない、裏側で…。
他のスッポンの外来種や、ミドリガメのような外来種に、キョクトウスッポンの居場所が奪われています。子どもが食べられたりも。
外来種のスッポンやカメたちも、キョクトウスッポンと同じ川や沼に住みます。見かけは甲羅の模様が少し違ったりで、違う種類と言えどかなり似ている種類も多いですね><
外来種が日本の自然に入ってきても良いことは何もありませんよ。もともと生息している地域で生きていれば(おそらく)可愛がられるものを、日本に来て捨てられたばっかりに…かわいそうです。
でもそんな外来種も日本のキョクトウスッポンも、どの種類も全員共通して可愛…じゃなかった、「甲羅が柔らかい」んですよね!
普通のカメとは全然違うこの特徴、詳しく見ていきましょう^^
スッポンの甲羅は普通の種類のカメと違う!柔らかい!
スッポンの仲間はどの種類も、甲羅がふにふにするほど柔らかいです!
普通の種類のカメからは飛び抜けて変わった体なのですが、その柔らかさは一体なんなのでしょう?
それに、甲羅としての機能はどうなっているのか??スッポンにも柔らかいとはいえ、他の種類のカメと同じような形の甲羅がある意味って…なんだと思いますか?
スッポンの甲羅の正体は何なの?
普通の種類のカメの甲羅は骨から出来ています。スッポンの甲羅は、どの種類のスッポンも骨と皮膚から出来ています!
普通のカメの甲羅は、あれは背骨と肋骨が変形したものなんです。「甲羅」っていう別に独立した作りがあるわけじゃないんですね。
カメの甲羅の上の方には背骨がちゃんと伝っていて、なのでカメと甲羅を離すことは不可能です!!(恐ろしい!)
で、スッポンなんですが、甲羅の基本的な作りはカメと大体同じで、骨が変形して板状になったものです。
その上に皮膚がかぶさっているから、触ると柔らかいということなんですね^^
しかし、アルマジロとか色々防御壁を持つものはいますけど、カメは唯一「骨が一番外側にある」種類だったはずです。アルマジロも実は皮膚で覆われているし。
それなのに、スッポンの仲間の種類たちは「カメの特徴」を抜け出してしまってる…ことにならないでしょうか?(・_・`)分類はカメ目(もく)ですけど。
スッポンの柔らかい甲羅の存在意義
では、スッポンの柔らかい甲羅の意味はあるのか?というと、ちゃんとあると思いますよ!
だって、骨で内臓などがしっかり守られている訳ですからね^^すごく強力な肋骨、とでも思えばいいでしょうか。
甲羅に頭も隠せるしね!
でも、皮膚が甲羅の外側にあるなら、傷つけられたりしたら痛いんじゃ…?
と思いますが、痛いのかはスッポンにしか分からないのでとりあえず置いておくとして。(神経があったとしても痛いと感じるとは限らない)
普通に甲羅にもケガします。
スッポンの仲間は甲羅が皮膚の分、皮膚病にもかかりやすいです;
普通の種類のカメたちは甲羅に皮膚病なんてかからないですよね!見たことありませんし、骨だし(゜‐゜;)
なんでスッポンはわざわざ甲羅を皮膚で覆ってるんだ?と聞きたくなっちゃいます(笑)
たぶん、狭い岩の隙間などに入りやすいからじゃないか?って言われています、が…甲羅を強くする方が優先順位が高い気がするんですけど(^v^;)カメなわけだし…
へぇ、スッポンの甲羅ってそんなに柔らかいんだ~!触っちゃおう☆
とは思わないでくださいね!?
スッポンは手軽に手出ししちゃいけない、とっても恐い生態を持ってるんです><
気を付けたいスッポンの生態!~噛まれたら~
なんといってもスッポンの恐いところは、「噛みついたら離さない!!」これに尽きます(>_<)
噛む力も強いのですが、もう二度と離してやるもんか!という気持ちで噛みついてきます、スッポンさんは…恐いです。それこそ食いちぎれるまで(゜゜;;;
そういう時は、あせらずそ~っと水に入れてあげましょう!スッポンはすいすいと泳ぎ去ってくれます。(はずです。大体は。)
スッポンの種類や個性による部分はありますが、大体これでOKです!水を得たスッポンは自分の移動がしやすい水中に入ったと喜び、そそくさと逃げていきます。
もう本当、ずっと噛んでるの疲れるんじゃないか!?と思うんですが、スッポンにとっては疲れないためらしいですよ。何回も噛みつき攻撃するより、一回噛みついてずっと噛んでる方が良いんだって。
…本当かなぁ?(疑い)
だってわたし、食事するの長引くと噛むの疲れてきますよ^^;(鍛えろ
それよりは、スッポンは待ち伏せ型で狩りをするから、狙った獲物を逃がさないための生態って線もあるかもしれません。敵に対しても。
こんなに強くて凶暴そうなスッポンなのですが、飼育などすることは可能なのでしょうか??
ペットカメの代名詞、ミドリガメと比べると少し難しいかもしれません。
スッポンの飼育は可能?甲羅が弱いぶん難しめ
まず誤解を解きたいのが、スッポンは別に凶暴な性格ではありません!
仕方なしに噛みついてるだけで、自分から攻撃したくてするような種類の生物じゃあないんですよ><
では、スッポンを飼育するのは可能なのか?種類や気を付けることを見てみましょう。
どの種類がいい?スッポン飼育のいろは
スッポンの飼育を考えると、やっぱり日本のキョクトウスッポンという種類が飼育したい方が多いんじゃないでしょうか?一番入手もしやすいでしょうしね。
他の種類のスッポンは外来種だし、「要注意外来種」に指定されている種類もいて、万が一脱走でもしたらかなりの大事です(汗)
ミドリカメを飼育していたわたしは分かる…カメは、脱走します。
ミドリカメでもスッポンでも日光浴は必要ですので、外に出して少しも目を離しちゃ駄目な感じですよ^^;
なので、飼育する種類はキョクトウスッポンがいいかな、と。(在来種は逃がしていいって話じゃないですよ!)
キョクトウスッポンは飼育下でも、甲羅の長さで30cmくらいには成長するし、首もかなり長い種類です。水槽は90cmでもきついくらいかもしれませんね。
あとは、全てのスッポンの種類に言えることですが、ミドリガメなどと違ってケガをしやすく、そこから皮膚病にかかりやすいことも注意しましょう。
スッポンの寿命も考えよう
スッポンの寿命は種類にも寄りますが、小型の種類なら20年くらい、大型の種類で100年ほどの大長寿です!
キョクトウスッポンの場合は30年以上が一般的な寿命です。
ペットにしてはだいぶ長いし、飼育するには覚悟が必要不可欠ですね><
スッポンをなんとなく飼育しようとしている方は、30年も寿命があるのに懐くかも分からない、触れ合いも犬などより出来ない…それでも愛し通せるか、考えてみてくださいね(・ω・)
逃がそうってのも、事故に合うかもしれないし、変な病気にかかってて仲間にうつすかもしれないし、そもそもそこにスッポンが住んでいなければ外来種と同じことになっちゃいます。
無責任なことに変わりはありません。
スッポンの生き血を飲む…?どの種類?
スッポンの飼育の話をした後にアレですが(笑)
スッポンはこんなことにも人間に使われてるんだよーという紹介として。
スッポンの生き血が飲まれているというのは本当で、効果は「疲労回復」「美肌」「貧血防止」などみたいです。
…試したことはありませんが…
しかも、科学的な根拠は今のところないんだとか^^;どうなんでしょう。
生き血が飲まれるスッポンの種類は、やはりキョクトウスッポンですね。
貧血には効果ありそうですけどね、なにせ生き血ですから!
漫画でもあったなぁ。犬夜叉っていう漫画で、怪我して血が足りないからてっとり早く元気になるために、主人公の仲間たち(人間)がヘビの血を飲むっていう…!びっくりしたので覚えています(^ω^;)
色々なところでわたしたちと関わっている、スッポンの話でした。
「スッポンの種類!甲羅が柔らかい訳は?気をつけるべき生態・飼育の話」まとめ
スッポンの種類は色々いて、でも日本で関わりの深い種類は1種類だけってことをお伝えしました!
甲羅がなんで柔らかいのかとか、スッポンは普通のカメとは一味違う種類だってことも分かりましたね。
外来種問題が多い昨今ですが、日本のキョクトウスッポンは絶えることなく日本で、外国の種類のスッポンたちはその外国の地で元気に生きてほしいものです!
最後までお読み頂き、ありがとうございました^^
しずくでした。
カメ好きなんですが、スッポンも大好きなんです。
昔飼ってたんですが、やはり甲羅が皮膚病になって大変でした。
細かい砂に潜るのが好きで、皮膚病予防にもいいみたいです。
また飼いたいのですが、なかなか売ってませんね。
寿司屋にいたでっかいスッポンが忘れられません。
で、今はスッポンモドキを2匹、喧嘩するので隔離して飼ってます。
ブタガメと言われるほどブサカワイイ、手がオールのウミガメもどきです。
こちらも甲羅がスッポンと同じで、魚に突かれて皮が剥げたり
皮膚病によくなります。塩を入れるとだいたい治ります。
絶滅危惧種なので大切に飼おうと思います。
ほんとにめんこいんです。
しずくさんみたいに、私もも少し調べて研究したいとです。
詳しくて面白い記事どっさりですね。
しかもいろんな分野、圧巻です。ではまた。
安東さん、こんにちは^^
スッポン飼ってらしたんですね!
うちにいたアカミミガメ2匹は皮膚病にかかったことありませんでしたし、やはり甲羅が皮膚だというのは全然変わってくるんですね(´`)
せっかくの甲羅なんだから、本当にもっと全部守ればいいのにな。。
スッポンモドキめちゃめちゃ可愛いですよねv
魚も塩水で治療しますし、カメもそれでしっかり直るんですね。
何度も治療してもらって、とっても大切にされていると思いますよ(^ω^*)
いつも呼んで頂いてありがとうございますっ。
自分も呼んで下さる人も面白いと思える記事を書いていきたいです。
これからもよろしくお願いします♪