こんにちは、鍋は濃い味付けよりあっさり派のしずくです。
すっぽん鍋も好きです!あっさりした味で美味しいんですよね♪
美味しいのに、味がまずいって言う人や、グロいから無理って言う人もたくさんいます…もったいないです。
っていうわたしも、すっぽん鍋を食べる前はそうだったんですけどね(^∇^;)かわいい生き物を食べるって、可哀そうになりがちですので…。
でも、値段のだけあってすっぽん鍋の味はちゃんと美味しかったんです。
美味しい・まずい、すっぽん鍋の味の感じ方の違いは一体??
値段が張るすっぽん鍋ですから、失敗しないためにその味の秘密など色々お伝えしましょょう^^
さらに、甲羅をすっぽん鍋に丸ごと入れる理由や、値段の相場、土鍋を使わなきゃいけない理由など気になることをお話します♪
目次
すっぽん鍋の味は美味しい?まずい?
すっぽん鍋の味は美味しいものです!
すっぽんのダシが出て、コラーゲンの含んだスープがとろとろ美味しい♪すっぽんの肉は鳥肉みたいな感じですね。わたしが食べたすっぽん鍋の味付けは和風で、和風なのにコンソメっぽいような深い味がしました!
すっぽん鍋の値段が高いのが頷けるほどの手間暇をかけるから、あんなに美味しくなるんですよ。
逆に、手間を惜しんだすっぽん鍋ほど味がまずいものになるということですね^^;
美味しいすっぽん鍋を作る手間暇とは!
まず、すっぽんは鮮度が命です。鮮度が落ちたすっぽんは、傷みがすぐに進行してしまいます。
調理するまでの時間は涼しい場所&水の中に入れるので管理も大変ですね!
すっぽんの噛みつき攻撃は有名ですが、「噛みつかれるのが危険」だからって、死んだものを手に入れたって味がまずくなるだけなんです。
(板前さんには危険な思いをさせてしまいますが…すごい技術を持ってるから大丈夫?)
そして、危険や慈悲に打ち勝ち、最大の試練「すっぽんの首切断」もこなして頂き…。
臭味や苦味が強く食べられない(膀胱、胆のうなど)部分はつぶさないように丁寧に取り除きます。
大学で魚の解剖→スケッチやってたから分かりますけど、傷つけないように内臓出すのや見分ける作業ってかなり大変です。
まだ続くすっぽん鍋の下ごしらえ…
下処理はまだ続き、切ったすっぽんに熱湯を浴びせることで臭味をとります。
これは魚料理でもやることがありますね^^
その後、水ですっぽんを洗ってあげます。すっぽんは臭味の強いと言われるカメの仲間ですので、美味しいすっぽん鍋のために手抜きは許されませんね。
逆に、そういう下ごしらえがおろそかだと、すっぽん鍋にすっぽんの「まずさ」「臭味」が出てしまい、まずい味だったという感想になるなるわけです><
そして、その下ごしらえの後、さらに1200℃もの高温で土鍋を熱してすっぽんの臭味を消すのです…なんという大変な作業!!
わたしの行ったお店、美味しいすっぽん鍋を食べさせてくれてありがとうございます。
次は、そんなすっぽん鍋の「味」に欠かせない、あの部位の話です!
すっぽん鍋に甲羅は欠かせない!
すっぽんの甲羅には、普通のカメには真似できない効果があります!
すっぽん鍋には、甲羅が丸ごと入っているんですが…骨は食べられないのに、入れるのって意味あるの??と思ってしまいますが、その意味は大いにありました。
まず、すっぽんの甲羅はとっても柔らかいです!
その意味はこちらの記事にも書きましたが、甲羅の柔らかい部分は皮膚でして、コラーゲンをたっぷりと含んでいます!!
鍋に入れることでコラーゲンが溶けだしてスープと一体になり、美容にもいいし味も良くなるという良いことづくめなのが甲羅なんです(´ω`*)
骨を取ってくれたらすっぽん鍋の見た目もいいのに、という訳にはいかず、甲羅から綺麗にコラーゲン部分を取り除くのは難しいんですね。
なので、かなりすっぽん感は残りますが、すっぽん鍋にはそのまんま甲羅が入っていると。
タイのお頭みたいなかざりじゃなくて、ちゃんと意味があったのですね!(いや、タイのお頭も食べれますが。焼けば)
こんなに美味しく、コラーゲンもあり美肌効果も期待されるすっぽん鍋ですが…やっぱり気になるのは値段です。
わたしの食べたすっぽん鍋の値段の公開と、相場を調べてみました!
すっぽん鍋の値段の相場はいくらくらい?
すっぽん鍋の値段、その相場は一人前3000~10000円くらいです!
あれ、思ったよりは高くない…ですか??まぁわたしが食べたのも4000円くらいだったので、「こ、これくらいなら出せるか…?」という感じですっぽん鍋デビューしてみました(笑)
思ったよりは高くない(?)とはいえ、やはり相場的に値段は高いですが…外食したらすっぽん鍋じゃなくても、普通の鍋でも高いですものね。
2000円くらいしちゃいます。
経験として、良いと思いますよ(`・ω・)b
あ、ちなみに、10000円も出さなくてもわたしは十分に美味しく味わえました!
すっぽんもしっかり入っていましたし、野菜など鍋の具も入っていましたしね^^
ということで次は、すっぽん鍋に合う具や、入ってて美味しかった野菜などをご紹介します☆
すっぽん鍋に合う味のおすすめ野菜とは
まず、すっぽん鍋に外せない具がショウガです!
ショウガの味がすっぽん鍋にマッチするし、すっぽんの臭みを取るのにも大変効果的ですね^^
いくら念を入れてすっぽん鍋を調理しても、すっぽん特有の臭味があるものです。
もっとも本当に一流店でのすっぽん鍋は、ショウガを使わなくても良いくらいすっぽんの臭みがないところもありますが(゜゜)
ショウガを使わないなら、本当の意味でのすっぽんの味を楽しめるのでしょうね。
あとは、わたしがすっぽん鍋を食べて美味しかった野菜が長ネギです!
長ネギがすっぽん鍋の美味しいスープの味を含んで、長ネギの甘みのある味も合わさり…本当に絶品でしたv
他に入っていた具は豆腐と、きのこが少し入っていましたが、それもまたよく合って美味しかったです!
特に豆腐は女性で好きな方、多いんじゃないでしょうか?わたしも大好きです。
すっぽん鍋はコラーゲンがたっぷりなので、女性に嬉しい具、野菜が入ってるのも嬉しいポイントですね^^
他の野菜も挙げてみようかと思ったんですが、すっぽん鍋はそんなに野菜を入れなくても良い気がします。
すっぽんの味を楽しむのが一番の目的ですが、お好みの野菜で他に春菊や白菜などの野菜を入れても美味しそうですね!
「土鍋で」すっぽん鍋を作ることで味が決まる
土鍋だとより美味しいとかいう話じゃなく、すっぽん鍋というと必ず土鍋で料理が出てきます。
これは並々ならぬ理由があるはず…。その理由は、
- すっぽんの臭味をとるために、1200℃もの高温で土鍋を熱しなければならないこと。なので、それに耐える鍋が必要なこと
- 使いこまれた土鍋を使用することで、すっぽん鍋の味が良くなること
この2点です!
雰囲気とか、味が美味しそうに感じるとかではなく、本当に土鍋ではないといけない理由があったんですね><
実際に楽天でも「すっぽん鍋」が売られていますし。(ちょっとびっくり)
「すっぽん鍋」は高温に耐える特別仕様だそうで。
土鍋だと味がよくなる点は不思議だと思いますが、なんと使いこむと「土鍋自体が味を持つ」んですよ!!洗ってない…?訳ではなく(笑)
すっぽん鍋の老舗だと、何十年も土鍋を使い続け、すっぽんの旨味が徐々にしみ込んでいき、すっぽん鍋料理を作るたびに味が深みを増して良くなっていくとのことです…!
なにやら土鍋は壮大で信じがたい話になってきましたが、絶大な支持を得るアニメでも紹介されてます。美味しんぼです。(笑)
第11話の「土鍋の力」ですね!
土鍋で雑炊を作り、味つけは醤油だけ。他に具もありません。
なのに、究極の雑炊が出来あがったのです…!それは、土鍋にしみ込んだすっぽんの味でした。
30年も土鍋を使い続け、高温に耐えて壊れず「鍛え上げられた」土鍋は、本当に大切にされて情熱を注がれた土鍋だった…っていう話です^^
土鍋の大切さが、よく分かるエピソードですね。
「すっぽん鍋の味は?甲羅も食べる!手を抜くとまずいから値段を下げれない…」まとめ
すっぽん鍋の味がちゃんと手間暇をかければとても美味しいことや、だからこそ値段が高めなこともお話しました!
すっぽん鍋に抵抗がある、不安がある…という方も多いと思うので、ちょっとでも手助けになっていたら嬉しいです^^
へ~、こんなものかー。と読んで理解しただけですっぽん鍋を食べないのも自由、食べてみるのも自由ですよ!あなたはどうしますか??(笑)
それでは、最後までお読み頂き、ありがとうございました!
しずくでした。