こんにちは、野菜好きなしずくです。
にんじんって「ちょっと緑黄色野菜たりないかなー」って時に、手軽に使える野菜で重宝してます!
三種の神器って呼ばれるくらいですしね(^v^)
そんなにんじん、ほうれん草のおひたしとかに入れて使う時は少量なので、めんどうで皮をむかないで使ったりするのですが・・・(ずぼら・・
まてよ?
にんじんって、本当に皮むかないで食べていいの??
普通は皮はむくものだと思うし、なんか農薬とか、キレイに見えるけど付いてたりしたら怖いしどうしよーって急に不安になって、本気で調べることにしました(笑)
食べ物は体に関わることですからね!!
しんちょうに。。
ということで、にんじんの皮に不安を持つあなたにも読んで頂こうと、にんじんの皮は本当にむかないで食べれるのか?というところからの疑問をとことんまとめてみました!
それではどうぞ~(*´`)
目次
にんじんの皮はむかないでも食べれる部分なの?
にんじんの皮は、食べられます!
にんじんの皮そのもの自体は、むかないでも何の問題もなく食べれる部分なんです。
見た目や食感が気にならないならですけどね^^ちなみにわたしは細かめに切る料理なら皮があっても全然分からないです!
それになんと、そもそも、にんじんの皮の概念をくつがえされる情報が・・・!!
にんじんの皮は皮じゃない!?
にんじんの皮。普通ににんじんの皮と呼んでいるあれは、皮ではなかったのです!!!
Σ(゜O゜;)!?
どういうことかって言うとそもそも、にんじんの皮ってのは物すご――く薄いものなんですって。
で、にんじんを農家から出荷する時、機械で洗浄されてその時に皮は取れてしまうんだそうな。
洗浄されてないにんじんって、表面に薄い皮が白く見えるんですって。
まじか・・・!わたしの常識が常識でなくなった時(笑)
だったら、いつもあの「皮」って言ってるにんじんの外側の硬いのは何なの??って思いますよね?
じゃああのにんじんの皮の正体は…?
にんじんの皮だと思ってたあの部分は、「内鞘(ないしょう)」という部分です。
・・・内鞘・・。とは(・∀・)?
聞き慣れない言葉ですが、簡単です。にんじんの皮のすぐ内側にあるんですよ。この図のような位置にあります!
内鞘は、栄養分が外に逃げてしまわないための言わばコーティングです!
ちなみに、
師管:葉っぱの光合成で作った栄養分を運んで、行き渡らせる通り道
道管:根っこで吸い上げた水を運ぶための通り道
です。理科の授業で習いましたねb
どうでもいいですがわたしは「水を運ぶ水道管」「師匠が栄養を運んでくれる」と覚えました。
ここでにんじんを理解するのに、理科の知識が生きてくるとは思ってもみませんでした。勉強はしとくものですね!
そういうわけでにんじんの皮はとっくに取れており、皮ではない内鞘部分は「皮と実の間(むしろ実)」ということで全く問題なく食べられる、という結論になります\(^∇^)/
・・・と、手放しで喜んで皮をむかないで調理してもいいんでしょうか??
(※にんじんの皮って思ってた部分を、便宜上これからも皮と呼ばせてもらうことにします)
にんじんに付いている農薬は、はたして皮に多く残っているんでしょうか?
心配なのは農薬?にんじんの農薬は皮に…
農薬にも散布の方法など色々ありますし、にんじんの農薬のつき方はこうだ!と断言できないのが悲しいところ・・・。
なので、いくつかのパターン、可能性に分けてお話をします><
でも共通してわたしが思ったのは、「にんじんの皮は食べても大丈夫そう」ってことですけどね。
にんじんの葉っぱに農薬をかけている場合
土の上、つまりにんじんの葉っぱに当たる部分だけに農薬をかけているのなら、根っこ(にんじんの食べるところ)には農薬はかかっていませんよね!
この場合はもちろん、にんじんの皮も食べれます。
にんじんを育てる土に農薬をまかれている場合
にんじんを育てる土に農薬・・・ってことは、それに当たってる皮は食べるのは危ない!?
でもまてよ、土に農薬入ってるなら・・根はそれを含めて養分や水として吸収して、にんじんの食べる部分にも丸ごと農薬が入るんじゃ。。(・_・;)
基準を上回るような農薬を使ってないはずですし、皮だけの問題じゃないなら気にするだけ損って感じがしますね。
にんじんの皮にワックスが付けられている場合
農薬ではないですが、にんじんをツヤツヤにして見栄えを良くするために、収穫後になんとワックスを付けている場合があるんですって!
見栄えなんていいから、そんなのやめてほしいですよね(`^´)
皮が見た目でツヤツヤしてるのは買うのを避けた方がいいと思います。
無農薬にんじんの皮は問題なし?
無農薬で育てられたにんじんなら、なんにも心配なしで皮を食べれるかもしれませんね!
でも農薬を使ってないっぽく書いてあっても、農法によっては、例えば土は良くても肥料の大元が農薬を使ってるとかなんとかで、結局完全には無農薬ではないことがあるみたいです。
無農薬や有機栽培でも、土や汚れは付いているでしょうし、皮を食べる時にはにんじんをしっかり洗うことを忘れてはいけませんね^^
にんじんを皮をむかないで食べる時の洗い方!
にんじんの皮の農薬、汚れ、土などを落とすために、食べる前にはしっかりと洗いましょうね!!
にんじんの洗い方の例は、
- しっかりと流水を使って洗う!・・・20~30秒はしっかり流水をかけて洗いましょう!
- こすり洗いをしよう!・・・にんじんをやたらに傷つけないよう、野菜用のスポンジなどあると便利です♪
わたしは手で皮をこしこししてるんだけど、だめかな^^; 今度スポンジ買おう。 - 念を入れるなら熱湯消毒!・・・下ゆでという形で、にんじんの皮についた農薬を洗い流しちゃいます!下処理も出来て一石二鳥。
※ゆでずににんじんの電子レンジ加熱で下処理する場合は気を付けましょうね。
よく少量の千切りにんじんを面倒だからってレンジで温めるんですが、わりとよく黒こげになります(大汗)
水をかけてチンしたら良いんですが、水が足りないとこげます(>д<;)
にんじんの炭化などと呼ぶらしい現象です。。バチッていうから本当びびる;
ご注意を!!
まぁこうやって色々気をつけてにんじんの皮を食べようとしているわけですが、これは皮をむくのが面倒だからじゃないんです。
いえ、面倒なのも大いにあるんですが(!)、栄養面でもにんじんの皮は優れているっていう話があるんです!!
にんじんの皮には栄養があるらしい!?
にんじんには栄養がたっぷりあるのはご存知と思いますが、それが皮にはことのほか多く含まれてるって話、聞いたことあるんじゃないでしょうか??
にんじんの栄養の種類はたくさんありますが、カロテン、食物繊維、ポリフェノール、グルタミン酸、カリウム・・・などなど!
「緑黄色野菜摂りなさいよ~」って言われるだけあって、にんじんにはミネラルなど体に必要な栄養がたくさんです(*^^*)
にんじんの英名、「キャロット」は「カロテン」の元になっているくらいですしね ♪
にんじんの代表栄養素で、ビタミンの元になる大事な栄養なんです!!
で、その栄養なんですが、実験結果によるとにんじんの「皮に多く含まれる」というデータも出ているという話。
だったら、栄養を皮ごと捨てるなんてもったいない・・・!にんじんの皮を捨てちゃうやつは、何考えてるんだ!?
って言っちゃう人も世の中にいるくらいなんですが、でもこれは1データに過ぎません。
たしかにそういうデータもあるけれど、にんじんごとにデータはバラバラみたいですよ。皮に栄養がたくさんある場合もあるし、そうでない場合もあるし。。
だいたい、にんじんがオレンジ色なのってカロテンの色なんですけど、にんじんの色からして、個体ごとにバラバラだったりしますよね??
なので、にんじんの栄養の量・多く含まれている場所は、にんじんによって違う場合がある。ということになりそうです(^^;)
まぁ、でも、「にんじんの皮は栄養が少ない」って言ってるわけでもないし、食べていいと思うんですけどね~。
皮が黒くなったにんじんは食べれるの?
最後におまけ話です。
にんじんの皮は食べれるって言ってるけど、黒くなったらさすがに食べれないよね!?
答えはYesです。
保存しててうっかり黒くなってしまったにんじんの皮は、食べるのをやめましょう(^o^;)
でもでも、皮さえとってしまって中が綺麗なら、食べてOKですよ!
ひとつ、人参の皮が黒くなることで気をつけたいのが、「軟腐病」という病気の可能性もあるってこと。
これはにんじんを買ってすぐに皮が黒くなってしまうので、おかしいなと分かると思うのですが、放っておくとカビが生えたりする病気なんです(・_・`)
まぁ。。悪くなった部分を取ってしまえば食べれるんですが、気持ち的にも味的にも落ちますよね(汗)
黒くなったにんじんの皮は、ちゃんとむいてから食べましょう!
「にんじんの皮はむかないで食べれる!?栄養はあっても農薬が心配?黒いのは?」まとめ
今回は、おなじみ野菜のにんじんの「皮」についてお話ししました!
皮については、知らないことも多くあったんじゃないでしょうか。
期待していたほどにんじんの皮には栄養がない場合もあるし、農薬のこともやっぱり心配・・・って思う方もいるかもしれませんね。
わたしの個人的な考えとしては、にんじんを皮をむかないでしっかり洗えば、これからも全然食べれそうだな、って思いました^^
実際、「にんじんの皮ごと使いましょう。」ってふつうに書いてあるレシピ本もあるみたいですよ。にんじんの皮料理(きんぴらとか)もありますしね。
「嫌だなぁ~」と思いながら食べる必要は全く無いので、心配なこととか、食べた時の食感などが気になるなら迷わず皮をむいて使いましょう!
判断はあなたにお任せします・・・!(笑)
それでは、最後までお読み頂きありがとうございました。
しずくでした。