こんにちは、花を見に全国飛び回ってる花好きなしずくです。

よっぽどの花好きじゃないと柊の花があることを知らないと思いますが・・・あなたはよっぽどの花好きですね?(笑)

まさか柊に、人知れず(?)こんっなに可愛い花がつくとは思ってもみませんでした!!

柊の葉っぱや実は有名ですけど、花は埋もれちゃってる感がありますよね(^^;)

まぁでも、有名なのも「柊(ヒイラギ)」じゃなくて、クリスマスの時期に使われる「セイヨウヒイラギ」の方だけかな?

日本の柊の方が花も可愛くて、実だって(セイヨウヒイラギよりは)美味しめなんですけどねっ!実の色は、ちょっと変だけど・・

柊、セイヨウヒイラギについて、花・実の時期や特徴、葉っぱの使われ方の由来まで見ていきましょう!





柊の可愛い花が咲く時期!これこそが柊の語源?

「柊」、木へんに冬という漢字はの意味は、なにもクリスマスの時期の葉っぱや実のイメージからではなかった!?

日本の柊が冬の時期に、白くて素敵な花を咲かせることから、冬という漢字が使われたのかもしれません。

柊の漢字をつけた人は、柊のことをよく見ていた人だったんですね^^

柊の開花時期は冬の時期

柊の開花時期は、11~12月です!

この時点で、「あれ?花がそんな時期に咲いたら、実がクリスマスの時期にあるっておかしい・・・」ということになりますが、時期からもうセイヨウヒイラギとは全然違います。

しかも花だって、見てください!とっても可愛いんですよ~。
わたしなんかは西洋のより日本の柊の花の方が好みですね、優しそうで!

柊 花 実 時期
出典:http://www.flower-photo.info/products/detail.php?product_id=391

これ、何かの花によく似ていませんかね?日本でよく見かける、香りの強いアレ・・・

そう、なんか金木犀の花と似ている。金木犀のオレンジの花が白になった感じです(・o・*)

それもそのはず、柊はモクセイ科の仲間!なので金木犀とは親戚同士なんですよね~。(金木犀は10月頃の開花時期なので、時期はずれますが)

ちなみに柊の花にも香りがあります!金木犀に似た香りが・・・おどろき!!花の時期になったら、柊の香りも楽しめますね^^

セイヨウヒイラギの開花は春の時期

対してセイヨウヒイラギの開花する時期は、4~5月頃になります!

ザ・花の時期ですね。
セイヨウヒイラギの花って、真ん中に黄緑色のめしべのようなものが目立ってあまり可愛くないというか・・(好み)

白い花びらが4枚見えるのは、日本の柊とおんなじですね。

このセイヨウヒイラギはモチノキ科の植物。セイヨウヒイラギモチとも呼ばれていて、柊とは遠い仲間です。

なのになぜ、同じ柊という名前なのかというと・・・単純に、葉っぱの形がギザギザで特徴的で、似ているから(苦笑)

さて、花は日本の柊が可愛かったですが!実の可愛さではセイヨウヒイラギに軍杯が上がります(とわたしは思う)よ!?

花の咲く時期や形はそれぞれ違いましたが、柊の「実」はどうなんでしょうか><





柊の実がなる時期は夏vs冬!

柊の実がなる時期はやはり種類によって全然違い、日本産の柊の実はとてもクリスマスには使えません。

そもそも、柊の実は色が地味すぎてクリスマスには・・・(苦笑)

柊の実がなるのは初夏の時期!

日本の柊の実がなるのは初夏の時期って、クリスマスの時期とは真逆な(笑)

しかも、その色は赤ではない・・・。
実といえば可愛さがウリなのに、可愛らしくもなんともない黒っぽい紫色です(><;)

丸くもない、楕円形の実だし・・さすがに名前や葉っぱが似ていても、全く違う植物だってことが実からも分かりますね。

セイヨウヒイラギの実の時期は冬!

来ました!これぞクリスマスを飾るヒイラギのあるべき姿。
セイヨウヒイラギが実をつける時期は、ちょうどクリスマスの時期にぴったりな11月頃に、赤い実をつけます^^

クリスマスリースにもぴったりな赤くてまん丸の、可愛らしい実ですよ♪

あれ?でもわたしがいた花屋では、モミの葉ばっかりでセイヨウヒイラギのリースとか売っていなかったな・・・なんで?葉っぱが尖って危ないから???

まぁ、柊の実がセイヨウヒイラギより地味だろうが、地味好きのわたしには関係ないんですよ。(何)

鳥だってセイヨウヒイラギより、柊の実を食べているんですからね!

・・・人間は?人間は柊の実を食べることが出来るのでしょうか?

柊の実が食べられるのか否か

柊の、いかにも美味しくなさそうな(おい)実を食べるのは・・・

「可能ですが、美味しくはないです。」 やっぱり。

どちらも苦味があって甘みもほぼ皆無で、美味しくはないそうです。わたしは食べたことありませんが。

どっちかっていうとセイヨウヒイラギの方は鳥すら食べない(虫が食べる)のに比べて、柊は鳥は食べるんですよね。まだ美味しいってことだと思います><

冬の食べ物がない時期にも、鳥も食べないなんて・・・。似たような冬のナナカマドの実は鳥が食べるのに(・-・;)

(ナナカマドの実とは →ナナカマドの実は食べると毒なの? 食べるのは可能だけどほどほどにね

実際食べた人が少数だけどいるらしく、セイヨウヒイラギも柊も苦い!って人もいれば、柊はちょこっっと甘い、かなぁ・・・という人もいるみたいです。

そこまで言われると、食べてみたいかも(やめ
柊の実もセイヨウヒイラギの実も毒はないはずですよ!





柊は魔よけ、セイヨウヒイラギはクリスマス!

セイヨウヒイラギの使われる時期はクリスマスっていうのはご存知ですよね^^!
では、柊は・・・?

その葉っぱの使われ方、使われる理由をそれぞれ見ていきましょう♪

柊は日本で魔よけに使われていた!

魔よけ・・・古来の日本では鬼よけとでも言いましょうか。

鬼の時期といえば今も残る、節分の時期ですよね!

その時期に、古くから柊のトゲトゲで鬼を撃退しよう!というような意味で、玄関に飾られる風習があったそうな。

鬼が柊で逃げるのかは「?」ですが・・・柊の語源が、「疼ぐ(ひいらぐ。ひりひり痛いこと)」であるようなので、柊の葉が嫌煙されるような形状だったとは言えるでしょうね。

ともあれ日本の柊も、人間に使われていたんだなぁ・・。

セイヨウヒイラギがクリスマスに使われる理由

クリスマスな時期で、ばっちりクリスマスカラー!赤と緑♪なセイヨウヒイラギですが、その意味にはかなりの深さがありました。

クリスマスっていう行事は、わたしらにはただの楽しい行事になっちゃっていますが、イエスキリストの誕生を祝う日です。

キリストが十字架に架けられた時に頭にかぶせられたのが、イバラの冠。同じトゲを持つセイヨウヒイラギも、それをイメージさせるものとします。

そして、柊の赤くて丸い実は・・・・・
キリストの流した、を表しています。

セイヨウヒイラギは聖なる木で魔力があるともされていて、キリストと関係が深い植物だったのですね。

そもそもクリスマスカラーの赤は、血を表していたことにもびっくりでした(・・;;)
ちなみに緑は植物の「永遠の色」から由来が来ています。

柊 花 実 時期

「柊(ヒイラギ)の花や実の時期!花は可愛いけど、日本の柊の実は紫…食べれる?」まとめ

身近そうで、実は日本と西洋産があった柊の話をしてきました!
そんな柊の種類の違いがあるなんて知る人ぞ知る・・って感じですよね^^;

でも、花の形も時期も違う、実だって全然違う時期になる、利用のされ方も違う・・・など、たくさんの違いがあることが分かりました!

クリスマスの時期にも、そうじゃない時期にも、これからもっと柊を楽しむことが出来そうですね♪

それでは、今回は最後までお読み頂きありがとうございました!

しずくでした。