こんにちは、魚飼育を8年やってますしずくです。
ヨシノボリを約3年前に、職場の仲間が川から獲ってきたのをもらって今まだ生きています。
正確には2匹もらって1匹が生き残ってるんですが、それはまた後ほど話すとしましょう(´`)
うちのヨシノボリ、名前は「ハゼちゃん」なんですが飼育はわりとしやすく丈夫で、なにより大変かわいいです!はい!
以前に、同じハゼの仲間のバンブルビーゴビーなども飼育しましたが、顔もかわいいし、底にいて(基本)大人しいし、葉っぱの上にちょこんと乗ったりしている様が超絶愛らしい。
わたしが飼育してきたハゼの仲間、ヨシノボリの飼育について、経験をもとにお話します!
飼育しやすいとは言っても気をつけることはいくつもありますので、それも説明していきますね。
それでは、どうぞ^^
目次
ヨシノボリは種類豊富…その子の大きさに合った水槽を!
ヨシノボリの大きさと、飼育する時の水槽の大きさを見ていきましょう!
ヨシノボリの大きさと水槽の大きさ
ハゼ科の仲間は非常に種類が多く、ハゼ科のヨシノボリ属の仲間たちは日本には14種類以上はいると言われていますね。
ヨシノボリのサイズは4cm~大きくても12cmくらいなので、飼育したいヨシノボリの種類に合わせて水槽を選びましょう。
・・・とは言っても、ハゼ科に共通することですが、獲ってきたりした場合ヨシノボリの種類を特定するのはちょっと難しいです(・_・;)
ヨシノボリ1匹であれば、水槽は30cmもあれば大丈夫と思いますよ!
うちはずっと45㎝水槽で、底の方は今4cmのヨシノボリ1匹でゆうゆうと(?)使っています。
ヨシノボリを数匹入れる場合は、45cm以上の水槽はほしいですね。
ハゼ科の仲間をたくさん水槽に入れるのは、あまりおすすめしないのですがね・・。混泳の話でもお話ししますが、なわばり争いしちゃうんです><
4cmほどの大きさのヨシノボリ2匹で、やや小さい方がいつも水槽の端の方に追われていました。。
水槽内に隠れ家を作ればいいって話を聞きましたが、うちは隠れ家作っても追いかけっこする時はしてましたね。
水槽の底にしく底床は何がいい?
ヨシノボリ飼育には、水槽の底床には「少し大きめの砂」がいいようです!
なぜかっていうと、ヨシノボリだけじゃなく、ハゼの仲間は砂を掘って巣を作ることがあるから。
ヨシノボリさんの自前の巣で、安心して暮らせるってわけですね( ´ω`)b
うちは以前は細かめのソイルを水槽にしいてたんですが、飼育してたヨシノボリは2匹とも巣を作ったりしませんでした。
ところがどっこい、大きめソイルに変えるとヨシノボリはとたんに慌ただしく砂運びを始めたではありませんか!!
ヨシノボリの小さな口で、1粒の砂をくわえて「ぽっ」と捨てる・・・それで穴を掘っていくのです(笑)可愛すぎか!!!(笑)
水草抜けるけど、ヨシノボリも満足そうに穴の中に座ってるし、可愛いからいっかと2~3日見守ってたんですが・・・、
なぜか数日後には穴は埋まり、元通り。その後ヨシノボリは一切穴掘りをやめてしまいました(^∇^;)!?
けっきょく飼育には底床を気にする必要はあるのかい!?ヨシノボリよ・・・。
では次に、さっきちょっと言った「ヨシノボリの混泳」の向き・不向きについてお話します。
ヨシノボリの混泳は種類によっては楽々できてます
ヨシノボリは飼育する上で、基本的には大人しい魚だと思うんですが・・・、こと「縄張り争い」になると怖いです。
まぁこれは、ヨシノボリじゃなくても言えることなのですが><
ヨシノボリと混泳の相性がいい魚
ヨシノボリの混泳には縄張り争いを避けて、うちの場合は水槽の上層~中層を泳ぐ魚だと上手くいきました!
ヨシノボリに食べられるorヨシノボリを食べるサイズとの混泳とかは言うまでもなく駄目ですが、似たような大きさなら混泳を考えて良いかもしれませんね^^
※あくまで、うちの水槽の場合です!ヨシノボリによっては、そこら辺を泳いでいる自分と同程度or小さめの魚を襲うことがあるようです。
※例えばブラックゴーストのように「夜行性だから、他の魚が夜寝てるのを邪魔する」「他の魚が寝てる間に、目を食べる」みたいな魚もいるので、混泳飼育には魚の大きさだけを考えれば良いってものでもありません。
飼育する前に、混泳させたい魚の性格、習性などは調べましょうね(´ω`)b
うちの水槽にはゼブラダニオ、あと人畜無害なレッドラムズが混泳飼育されております。
それにヤマトヌマエビも。(ヨシノボリを)食べないか大丈夫かな~と心配しましたが、ヨシノボリと同程度の大きさだったためか、飼育してみたら大丈夫ですね。
なぜかエビは気を利かして(?)水草の上にいつもひっついてますし。
ゼブラダニオはひゅんひゅん泳ぎまわって混泳が難しい魚なんですけど(笑)
ゼブラは表層にしかいないので、うちのヨシノボリとの干渉はゼロに近いですね。
干渉しないと、ヨシノボリはじーっと大人しいもんです^^
ハゼの仲間同士だと混泳の相性が悪い?
同種類どうしでたくさん飼育したいなって、思いますよね。水槽に統一感も生まれるし。
でも、ハゼの仲間ってライバル意識が高い・・・。
ヨシノボリの場合も、水槽内で縄張り争いを繰り広げます(´・_・`)
4cmくらいの、現役ハゼちゃん(※うちのヨシノボリの愛称)。
それより微妙に大きかった、故ハゼちゃん(※多分同種。同じ愛称)。
故ハゼちゃんがいたころ、それはそれは小さい方をいじめていました。
小さいハゼちゃんは、本当は底の方にいたいのにろ過機の上にまで避難したり、それは苦労していました!!
隠れ家も水草も置いたり色々したのに、不憫な関係でした。(´-`)
でも、別に攻撃しに行くわけじゃないんですよ。近くに来るから攻撃するんであって・・・小さいハゼちゃん、行かなきゃいいのに近くに行くし(汗)
ヨシノボリ、ハゼを一緒に飼育する場合は、弱い子を守るように上手く住み分けさせたり(わたしは上手くできませんでしたが)、あとは餌が行き渡るように注意しないとですね。
弱い子は、餌を取るのも下手だから・・・。
ヨシノボリの餌のあげ方には気をつけたいことがあるので、今度は餌に焦点をあててみますね。
ヨシノボリの餌はけっこう何でも食べる
ヨシノボリは雑食性なので、餌はわりとなんでも食べるようです。
一緒に飼育してるラムズ用にあげた、小松菜なんかは食べませんでしたけどね。あと刺身も食べませんでした。
ヨシノボリにあげたい餌
ヨシノボリにあげる餌は、冷凍赤虫、生き餌(メダカなどの稚魚、ミミズなど)、小さな乾燥エビ、それに可能であれば人工飼料もあげるといいでしょう!
うちのヨシノボリには、冷凍赤虫と人工飼料(粒のカラシン用)をあげてます。今は主に人工飼料ですね。
わがやのヨシノボリは、餌が水底にこないと食べません。ので、そっと落としてあげましょう。
色々な魚と混泳飼育してる場合は、もっと餌やりは気を遣いますよ~。
弱い子が食べれず、強い子ばかりが太っていく・・・(泣)
そこで、うちでは素早いゼブラダニオが餌を食べてるうちに、ヨシノボリにも餌が渡るように餌を沈める方法を用います。
粒タイプのカラシン用餌は箸でチャチャッとかき混ぜれば沈んでいくし、赤虫はあげる分だけ解凍し、水槽の底まで箸で持ってって落とします。
めっちゃ可愛いなこれ。こんな便利な餌やり道具もあるみたいです!
貴重な情報をありがとうございます~^^
飼育してる強い子、弱い子がみんな餌を食べられるように、餌は小分けにせず、一度にまとめてあげましょう。
テレビでとある偉い方が鯉に餌をあげて、最初は行儀よくスプーンであげてたのに時間がなくなったからってバッと一気にあげていましたが、これはある意味正解だと思う。
ともあれ、これでおっとりヨシノボリも餌不足なし!!
ヨシノボリやハゼが餌を食べない時に使えること!
ヨシノボリやハゼの飼育で、雑食とはいえ、最初からなんでも食べる子は珍しい方だと思います。
水温を上げると、ヨシノボリは餌を食べることもあるそうです。
飼育したての頃は餌付かない場合があるので人工飼料はやめて、冷凍赤虫が食い付きが良かったです。それでも駄目なら生き餌を与えると食べてくれるかもしれません!
どん欲そうな(?)ハゼやヨシノボリも、意外にピュアで控えめなところもあるのですよ(´ω` )
というか鈍感???近くに餌があることになかな気づかない~(笑)
昔飼育してたバンブルビーゴビーもやはり自分から餌を取りに行くタイプではなくて、この子は箸で直に餌を与えないと全く駄目でしたね!!
最初はもちろん逃げるので、繰り返してやーっと箸から赤虫を食べるようになりました。
手のかかる子だこと!(*^^*)←嬉しそう
わたしが飼育しただけでも色んなタイプのヨシノボリ、ハゼがいるので、愛情をもって根気良く、餌をあげていきましょう。
そうすれば、きっとヨシノボリは寿命をまっとうして応えてくれますよ!!
飼育下の寿命は短め?のヨシノボリ
ヨシノボリの飼育下での寿命は、おおよそ3~4年です。
他の飼育に人気な小型魚も、だいたいそれくらいの寿命ですね。
ヨシノボリの飼育下での寿命なので、上手に飼育すればもっと生きてくれると思いますよ^^
うちのヨシノボリは、体が大きな方がもらって2年半ほどで亡くなってしまったので、もしかしたらもらった時はすでに大人で、寿命がきてしまったのかな・・・。
飼育してて、成長もほぼ見られなかったし;
小さめのヨシノボリの方は、比べると餌も少なくしか食べていなかっただろうしいつも追われてストレス溜まってただろうに、3年たちますがまだピンピンしてます。
てことは、やっぱ寿命だったのかなぁ。。
今いるヨシノボリはわりと長寿にさしかかってるので、まだまだ生きて平均寿命を超えてほしいですね!!
こんな愛くるしいハゼちゃんがいなくなったら、本当に寂しいです・・・(;‐;)
ていうか、ハゼちゃんハゼちゃん言ってますが、厳密にはハゼとヨシノボリは違うので(笑)違いの説明をして、紛らわしさをはらっておきましょう。
意外と分かりにくい?ヨシノボリとハゼの違い
いや~、もっと分かりやすいと思ってたんですけどね!ハゼとヨシノボリの違い。
だって、分かりやすい違いはハゼ科の中で、目と鼻先にかけて赤っぽいラインが通ってればヨシノボリなんですから。(※種類にもよる)
たしかにこういう写真や図鑑をみると、立派で分かりやすいラインが通っている・・・ことが多いのですが、うちのは「ヨシノボリ?」「いやいやこれはラインというか体の模様がヨシノボリっぽいだけのハゼ?」って感じでやや不明瞭でした。
前見た時、もっと不明瞭だった気がするんだけどな・・・亡くなった大きな方のヨシノボリの方が、不明瞭だったし。
でもうちの子は、ハゼ科の中のヨシノボリです。
「ヨシノボリの飼育!餌や水槽、混泳など、ハゼ科の飼い方で気をつける事!」まとめ
今回は、わたしが大好きなハゼの仲間である、ヨシノボリについて飼育の仕方をお話ししました!
ハゼってなんでこんなにかわいいんですかね。
餌やりとか、多少飼育に手のかかるところも大好きです。
なんと言っても一番かわいいのは、葉っぱとか貝殻とかろ過機とかヒーターとかにちょこんと乗ってぼーっとしてる時ですかね!!
ヒーター熱くないのかよって思うんですけど^^;
ハゼ、そしてその仲間、ヨシノボリ。
種類や、その子によって色々と差はあるでしょうが、情報を集めて、飼育できそうだな!と思ってくれたらぜひ可愛がってあげてください(*^∇^*)
それでは、最後までお読み頂きありがとうございました!
しずくでした。