お正月といえばお餅ですよね。
お雑煮に入れたり、焼いて食べたりと、お正月ゆっくり過ごしながら食べるお餅は格別です。
でもお餅って結構余りがちじゃないですか?
私の家庭は親戚が多いのですが、店で買ったり親戚が作ったものをもらったりで正月には結構大量の餅が我が家に集まります。
我が家では余ったお餅は冷凍庫に入れていますが、お餅の食べられる期限ってどのくらいなのでしょうか。
また、冷凍庫に入れて保存したお餅を美味しく食べるにはどんな解凍方法がいいのでしょうか。
そんな余ったお餅の保存方法や、冷凍保存したときの期限、美味しく食べる方法をご紹介していきます。
目次
お餅の食べられるかどうかの目安
お店で買ったお餅には賞味期限が記載されています。
ならばこの期限を過ぎたお餅は食べていはいけないのか、と思う方もいるかもしれませんが、ちょっと違います。
賞味期限は美味しく食べられる期限であり、これを過ぎると味などの保証はありませんが食べることはできます。
餅はかなり長持ちする食べ物です。
鉄の胃袋を自称する私の友人は5年前の餅を食べても異常はなかったと言っておりました。
皆さんはさすがに5年前の餅は食べないほうがいいです(笑)
では、食べられるかどうかは何を見て判断すればいいのでしょう。
餅はカビが生えたり、異臭がしていなければ食べることが出来ます。
さすがにカビが生えている餅を食べようという方はいないと思いますが、逆にカビが生えるほど傷んでなければ食べることが出来ます。
カビが生えていた場合、カビのついている部分だけ削って食べようとする方もいますが、目に見えない部分までカビが根を張っている場合があるので食べないようにしましょう。
カビが生えなければ食べられるお餅ですが、カビが生えないようにするにはどのように保存すればよいのでしょう。
餅の保存方法
餅が食べられるかどうかの基準は主にカビが生えているかどうかです。
基本的にカビは湿気のある状態で発生します。
餅に限らずすべての食品に言えますが、乾燥したところでの保存が望ましいです。
ここでは
- 常温
- 冷蔵庫
- 冷凍庫
の3つの餅の保存方法とその期限を説明します。
なお、ここで説明する餅は店で販売されている個別に包装された餅ではなく、ついた餅です。
常温
常温保存している餅はすぐに食べましょう。
翌日か、長くても二日後には処理するのであれば常温でも一応大丈夫ですが、餅の保存方法に適しているとは言えません。
出来れば常温保存は避けるようにしましょう。
冷蔵庫
冷蔵庫での餅の保存は常温よりは安全ですが、それでも冷蔵庫内は案外湿気があり、そのまま入れておくと期限は2~3日程度です。
餅をラップで包んだり、ジッパー付きの袋に入れるなど、外気に触れないような工夫をすれば、冷蔵庫の性能次第ですが期限は一週間ほどまで延びます。
しかし逆に言えば工夫をしても冷蔵庫では一週間ほどしか餅の安全は保障されません。
冷凍庫
餅の保存は冷凍庫が最強です。
というのも、餅は冷凍しても変質しにくい食べ物です。
言い換えれば餅は冷凍しても味はあまり落ちません。
その上期限もダントツで、冷凍保存した餅は数か月ほどは持ちます。
冷蔵庫と同様に餅をラップで包むなど、空気に触れないように工夫した場合の期限は半年から一年程まで延びます。
なんと次の年の正月まで持つようになるのです。
ですが、冷凍庫の中に入っているのは餅だけではありませんよね。
冷凍庫に入れておくと餅以外のものの匂いがついて美味しくなくなってしまいます。
餅を食べられる期限は延びますが、出来れば早めに食べたほうが美味しくいただけます。
家で着いた餅の保存方法と期限はご理解いただけましたでしょうか?
お店で買った個別包装されている餅については説明していませんが、実は家でついた餅と個別包装されている餅は期限などが大きく違うのです。
自家製の餅と店で買った餅の違い
家でついた餅は常温保存すると期限は短いですが、店で買ったものの場合は別です。
常温で保存していても、個別包装されている餅の期限は一年程。
家でついた餅を冷凍保存したときと同じくらい持つんです。
個別包装されている餅を冷凍保存した場合は一年半から~二年ほどまで期限が伸びるようです。
これだけ持つのでしたら無理なく食べきることができますね。
私の家の冷凍庫にも一年程前に買った餅が残っていますが、まだまだ余裕で食べられます。
なぜ店で買った餅と家でついた餅でここまで期限が変わるのでしょうか。
家でついた餅を冷蔵庫や冷凍庫で保存するとき、空気に触れないようにすると期限は延びると説明しました。
ですが家でついた餅は、作っている最中は空気に触れてしまっているのです。
店で売られている餅は、製造段階で菌が付着しないようにしてあります。
その上個別に包装され、空気に触れないようにしてあるので期限は非常に長くなります。
店で買った餅でも家でついた餅でも冷凍保存しておけばとりあえずは間違いないです。
では、そんな冷凍した餅はどのように解凍するのがいいのでしょうか。
冷凍した餅の解凍方法
冷凍した餅はどうすれば美味しくいただけるんでしょうか。
もちろん、そのまま焼いても食べることはできます。
しかしそれだと焼くのに時間がかかりますし、せっかくのお餅がパサパサしてしまいます。
美味しく食べるには一度解凍してから食べることをお勧めします。
ここでは
- 自然解凍
- レンジで解凍
の二つの方法を紹介します。
自然解凍
基本の餅の解凍方法は自然解凍です。
常温で置いておくか、冷凍庫から冷蔵庫に餅を移し替えましょう。
常温の場合は気温にもよりますが3時間程、冷蔵庫に移す場合は食べる前日に移し替えておくと、餅が解凍されて焼く時間が短縮されます。
自然解凍をするとき、水につけておくと乾燥した餅に水分が戻り、つきたての柔らかい食感に近い、美味しい餅が味わえますよ。
レンジで解凍
自然解凍するほど時間がない時は、レンジでささっと解凍しましょう。
このときもやはり水に餅を浸したほうがいいです。
餅に水分が戻るのと同時に、お皿に餅がくっつかないで済みます。
耐熱容器に餅と浸るくらいの水を入れてレンジに入れます。
加熱時間はレンジの出力や餅の形によって変わってきます。
参考までに、普通の冷凍した切り餅1個だと500ワットのレンジで3分ほど加熱するとちょうどいいです。
レンジで冷凍した餅を解凍する場合は、自分の家のレンジだとどれくらい加熱するのがちょうどいいのか一度確かめてからにしたほうがいいです。
自然解凍でもレンジで解凍でも、餅を水につけると柔らかくなるということは是非覚えておいてください。
では最後に解凍した餅の美味しい焼き方をご紹介しましょう。
餅の焼き方のおすすめの方法
冷凍した餅の解凍が終わりあとは焼くだけ。
しかし、グリルやオーブンで焼くと網に餅がくっついてしまったりしませんか?
また、水分が飛んでせっかくの餅がパサパサになってしまったりします。
そこでお勧めなのがフライパンを使った餅の焼き方です。
テフロン加工など、くっつかない加工のされたものを使用してください。
焼き方は非常に簡単です。
温めておいたフライパンの上に餅を乗せて蓋をしてから弱火で焼きます。
餅に焦げ目がついてきたらひっくり返して反対側も焼いて完成です。
油は引かなくても焼けますが、油を引くと餅の表面がこんがりとして香ばしくなります。
餅の表面のこんがり具合の好みによって、油を引くかひかないかを決めてください。
餅が網にくっついて掃除が大変、なんてこともないのでお勧めです。
餅を冷凍した時の期限は?おいしく食べられる解凍方法をお教えしますのまとめ
今回の記事はお役に立っていただけましたでしょうか。
正月には余りがちな餅ですが、冷凍すればかなり長持ちします。
きな粉や海苔醤油、あんこなど、餅につけるものも色々バリエーションがありますし、お雑煮などにしても美味しいですよね。
個人的にはバター醤油が至高です。
バリエーションもあり、長持ちするということで、一人暮らしの方にも餅はお勧めです。
独り暮らしの場合は長持ちするっていうのが結構重要ですからね。
餅が余ってしまっても、きちんと保存して全部美味しく食べましょう。
最後まで読んでいただきありがとうございました。