桜と梅と桃の違いと見分け方！花のつき方や形、葉っぱや幹や何科の違いまで！

しずく

こんにちは、花が大好きなしずくです。

花は全部好きで花屋で働いていたくらいなのですが、日本に根付いた桜、梅、桃の花はとーっても大好きです！

情緒があって、見ているだけで癒されます・・・（´ω｀*）

わたし自身、前は桜、梅、そして桃の違いが分からずに「これなんだろ・・・（泣）」と悔し涙を流してきたのですが、今は違います。

花の見分け方3つと葉っぱや幹の見分け方、そもそもの分類の違いも解説します！

・・・そんなの、桜や梅なんて開花時期で違いが分かるでしょ？？

と思う方も沢山いるんですが、たしかに大体は梅→桃→桜の順番で咲くのですが。。

早咲き桜だってあるし、品種が色々あって開花時期は万能な見分け方ではないのです（・_・｀）

（早咲き桜がいつ咲くのか？についてはこちらを→早く咲く「早咲き桜」の種類を寒桜、冬桜、河津桜などなど時期ごとに紹介！）

もちろん今から紹介する見分け方にも、様々な品種によって違いはあります。なので沢山の見分け方を知っておこう！という作戦（笑）
桜、梅、桃の違いを詳しく見ていきましょう！！

1 桜と梅と桃の花の付き方の違い【花の数】
2 桜と梅と桃の花の付き方の違い【花柄の長さ】
3 桜と梅と桃の【花びらの形】での見分け方
4 桜と梅と桃の【葉っぱや幹】での見分け方
5 桜と梅と桃は【何科】？分類の違い
6 「桜と梅と桃の違いと見分け方！花のつき方や形、葉っぱや幹や何科の違いまで！」まとめ

桜と梅と桃の花の付き方の違い【花の数】

桜、梅、桃の見分け方には、「花の付き方」が最適だと思っています！

その中でもぱっと見分けやすいのが、付いている花の数。なんとなく、あなたも雰囲気で察して見分けているのではないでしょうか？？

桜は花だくさん

桜は、とっても花がたわわに付いていますよね！

満開の時期になると枝という枝に溢れんばかりについて、見上げると桜の雲みたいになります！( ˙＾˙ )

なぜ桜はこんなに花だくさんに見えているかというと、よ～く見ると一つのところからたくさんの花が出ているから。

一か所に、一つや二つではなくたくさんの花が付いていますよね？？

これが桜の特徴。桜の木が例え1本でも見ごたえばっちりなのはこのためで、梅や桃とは違います（＾ｖ＾）

梅の花は一つずつ

梅はというと、なんだかぽつぽつと花があって、花と花の間の枝の部分にメジロがとまってるみたいな印象？？

それです！笑

桜と違い、梅の花は一か所に一つだけ。たった一つだけです。

梅はなんとなく落ち着いた印象があるのはこの違いのためだったんですね。

梅の小さい花が、一個ずつ付いてる感じ・・・小ささや、か細さみたいなのが強調されて、すっごい可愛くて好きです（*＾o＾*）←小さいもの好き

次の桃ともこの違いで見分けられますよ！

桃の花は二つずつ

桃の花のつき方は、たくさん付く桜とも違い、一つしか付けない梅とも違う。

じゃあどうなのかっていうと、桃の花は一か所に二つ付ける、です！

葉っぱの出るところが一か所あって、その両側に挟むように、二つの花が咲いている感じです＾＾

写真だと少し見づらいですが、二つずつ花が付いているぶん梅よりも華やかに見えますよね。

・・・というわけで、桜の花はたくさん！梅は一つ！桃は二つ！！

こうも花の数が違ったら、桜、梅、桃の見分け方は大丈夫ですね（・∇・*）

ただ、見えにくくて分かりにくい場合もあるし、もっと他にも桜と梅と桃の違い・見分け方があるので見てみましょう。

桜と梅と桃の花の付き方の違い【花柄の長さ】

さっきの花の数よりは、見比べないと分かりにくい点もあるので2番目の見分け方という（わたしなりの）位置づけですかね！

ということで、次に花柄の長さを見比べてみましょう＾＾

花柄ってのは、花についている…花と枝を結ぶ、黄緑色っぽいあの茎のことです。

はなつかではなく「かへい」。　

桜の花柄

桜の花は、梅、桃と比べて一番花柄が長いです！

写真だと分かりにくかったりしますが、実物を見れば違いは一目瞭然。

桜の花は、なんというか飛び出している感じにわんさか生えています。これも、桜の花が他の梅、桃に比べて見ごたえある理由でしょうね＾＾

さくらんぼの茎って、長いですもんね（笑）
あ、お花を観賞する種類の桜は、さくらんぼが小さいので食べないですけど・・。（おいしくないよ。）

梅や桃の花柄は桜とは全然違いますので、この花柄の長さがあれば「桜だ！」と見分けるのに十分だと思いますよ！

梅の花柄

梅の場合は、花柄がないように見えます！

なので枝に直接花がついてる感じです。

桜か梅かどっちか迷ったら、この花柄の有無での見分け方も超分かりやすいですね＾＾

桜のふわっとこぼれそうな花のつき方も綺麗ですし、梅のピトッと付いてる感も可愛くてたまりませんね☆

桃の花柄

桃の花の花柄は短いです。

桜と間違えるかも？ってほど長い花柄はなく、どっちかっていうと梅と見分けるのが難しいくらいの短さですね。

それくらい桃の花の花柄は短くて、枝にそのまま付いてるように見えるくらいです（・_・）

花柄の長さで桜を見分けるには便利ですが、梅と桃の違いとなると難しい？？

でも桜、梅、桃は本当に種類が多いですから、見分け方をたくさん知っておいて損はないと思うんです。

ということで次は、多分もっとも有名な桜と梅と桃の見分け方を紹介します！

桜と梅と桃の【花びらの形】での見分け方

桜と梅と桃の、おそらく一番広く知られている見分け方！

それは花びらの形の違い、です。きっとあなたもよく聞くんじゃないでしょうか（・∇・）

桜の花びらは切れ込みあり

桜の花びら、ちょっとイメージしてみてください。

きっと誰もが切れ込みのある花びらをイメージしましたよね（笑）

ちょっと細長くて、このなんか魚の口みたいな形の花びらを描くだけで、わたしたちは桜の花びらだって思います。

でも、桜は非常に品種が多いのが難点。
この花びらの形は種類ごとに違いが見られやすく、ボタン桜みたいにしわしわでよく分からなかったり、ヒマラヤサクラみたいに切れ込みがないように見える種類もあります＞＜

梅の花びらは丸い形

梅の花びらは、桜とは違い丸い形です！

梅も、種類によっては多少の切れ込みっぽいのが見られたり見られなかったりしますが、大体は桜のような鋭い切れ込みはないですね。

花びら自体の形も桜は細長ですが梅は円形なので、見分けることができます＾＾

桜の花が美しく、21歳くらいの女の子の美しさだとしたら、梅の花は可愛らしくてどことなく寂しそうな、14歳くらいの女の子でしょうか（´ω｀）（？）

桃の花びらは尖りぎみ

桃の花の形をイメージして下さい、というと「？」になる人も多いかもしれませんね。

（桃って花咲くの？って言ってる知り合いもいた！！咲くよ！お雛様！）

桃の花は桜とも梅とも違い、細長めで尖っています。

普通はこれで無事に桃を見分けられます(´｀)ｂ

ただ、さっき言ったヒマラヤサクラみたいな、桃の花似の種類もあるので・・・「だいたいはこう！」という違いですね＾＾;

これまで桜、梅、桃の「花の違い」による見分け方をお話ししましたが、もちろん花以外の部分の違いもあります！

桜と梅と桃の【葉っぱや幹】での見分け方

桜や梅、桃の葉っぱや幹なんて地味であんまり見ないと思いますが（笑）
わたしも、ついつい花ばかり見ちゃいますね～。

花は人目を・・・いえ、鳥目や虫目をひくために目立つように付いているので花に目が行くのは当然なんですが、見分け方は葉っぱや幹にもあるのです！

葉っぱの出方の違い！

まず桜は、花が終わった後に葉っぱが出ます！

終わった花のところから順々に葉が出てくるので、残ってる花と葉っぱは混じりますよ。葉桜ってやつですね＾＾

わたしの友達は、葉っぱがちょっと出て葉桜になった頃の桜が一番好きだそうです！
このコントラストがないと見る意味ない（！？）とかなんとか、でもわたしは花だけの桜の方が好きです（笑）

あ、例外はあって「八重桜」などは花と葉が同時に出ますが・・＾＾;

梅も、花が終わらないと葉っぱは出てきません。

葉梅ってなにそれって感じですが、桜と同じく、花と葉っぱが同時に見られる瞬間はありますよ～。

そして！桃はちょっと違います。葉は後ではなく、花と同時に咲くのです！

桃の花は一か所から二つの花が咲くという風に言いましたが、その二つの花の間から葉っぱが出るようになっているんですよね。なので、わりと最初から葉桃です。

花が元気に咲いていて、花のところから葉っぱが出ている。そういうときは、まず桃と見分けて良いと思いますよ ♪

幹の雰囲気がけっこう違う

意外に、幹にもけっこうな違いがあるんですよ。

よくイラストでも描くんですが、桜の幹は細かい横シマ模様があります！
けっこうこれで、花が咲いてなくても桜の木だっ！て見分けられますね＾＾

梅の場合は、愛らしい花とは裏腹にめちゃめちゃ強そうな幹です。

すっごい、ごつごつ岩みたいな感じ・・（笑）あれは皮がむけてるんでしょうかね？？むけたところがひび割れたりごつごつしてます。

屈強な巨人（梅の幹）に守られてるか弱い妖精ちゃん（梅の花）って覚えましょうｂ

桃の幹にも桜のようなシマ模様がありますが、桜と違ってびっしり模様がある訳じゃないです。

幹も、種類や個体によって違いますが、見分け方の参考にはなるくらい違うと思いますよ☆

桜と梅と桃は【何科】？分類の違い

桜と梅と桃は、知識がないと見分けられないくらいなんだから「何科」も似てる！？

と聞かれることがありますね。ええ、何科というと桜と梅と桃はすべて、バラ科です。

・・・・・バラ？？？？（笑）

桜　　バラ科　スモモ属　サクラ亜属　サクラ（の仲間）
梅　　バラ科　スモモ属　スモモ亜属　ウメ
桃　　バラ科　スモモ属　モモ亜属　モモ

という分類になります！

バラ科っていうのはバラもイチゴもナナカマドも入る大きなグループで、「何科？」と聞かれるとバラ科になってしまいますが・・

桜、梅、桃は知識がないと見分け方が難しいだけあって、細かいところの分類はけっこう似ているみたいですね。

ちなみにスモモ属はサクラ属って呼ばれることもあって、桜が代表みたいに考える人もいますが・・・そもそもは「スモモの仲間」ってことでつけられた分類名らしいですよ！