こんにちは、水の生物が専門のしずくです。
クリオネって、けっこう全国の水族館で見れますけど、あれは「氷の妖精」とか「流氷の天使」とかそんな愛称で呼ばれていますよね!
そう、クリオネは寒いところにしかいないんです。
わたしはてっきり北極とか南極とか、すっごく寒いところにしか生息してないと思っていたのですが…
クリオネは日本の北海道にもいたんです!!
北海道はまさに、日本におけるクリオネの聖地!なんと野性のクリオネが見られたり、水族館も負けてなくてとても充実してたり、魚屋さんで鮮魚としてクリオネが売られていたり…Σ(゜o゜;)
クリオネツアーはわたしも是非とも行ってみたいですね(真面目に)
そして、家でも飼育して楽しむことが出来るらしい…???あの怖い捕食シーンも見ることが出来るのか!?
ということでクリオネについて、「北海道での魅力」「飼育」「捕食」について色々と見ていきましょう!
目次
クリオネは北海道に1年中生息している!
確かに北海道には冬に流氷が来るし、すごく寒そう…って、クリオネは北海道に一年中いるらしい!?
夏でもいるんですね。これは、北海道がクリオネの聖地になる訳ですわ。
びっくりするくらい面白そうな、北海道でのクリオネ事情を見ていきましょう!!(*・o・´)o
クリオネの生息地は北極~北太平洋
クリオネの生息地は、北極~北太平洋。もちろん北海道も入ってます!
南極にはいないんですねぇ。
ちなみに生息地が結構広いので、北米のクリオネはサイズがひとまわり大きい、など違いがあるようです。
(クリオネは小さい方が可愛いだろうな!)
北海道で野性のクリオネを見られるツアーがある!!
本当に行きたいと思って何年も経過しましたが、なんとっ北海道に行けば野性のクリオネが見られるチャンスがあるんです…!!!
「北海道流氷ツアー」なるものが、北海道の網走、紋別、知床などで開催されているんですよ。2017年冬も開催予定、らしいです!
2016年は北海道でクリオネツアーっていう、クリオネに重きを置いたツアーもあったようですが…これは例外的なものだったのかもですね。
どうやってクリオネ見るんだろう?多分(凍えそうだけど)海に潜ったり、なにやらビンに捕らえて?見たりしているようです。楽しそう!!
北海道は流氷も神秘的で、冬の知床に一度行きたいと思っていました。
もしもクリオネに会えなくても、一生の思い出に残ることは間違いないです(*^^*)
北海道の水族館でクリオネを満喫!
野性で生きているクリオネもすーっごく貴重ですが、水族館などの施設でのクリオネ展示も負けていません!
北海道の2つの施設を紹介しますね^^
日本一クリオネ飼育数が多い!流氷科学センター
なんと、日本で一番たくさんのクリオネを見ることが出来る!!んですって!
「北海道立オホーツク 流氷科学センター」という施設で、紋別市に所在しています。
クリオネが大きな円柱型の水槽に飼育されていること自体珍しいですが、本っ当に多くのクリオネがそこに泳いでいます><
こ、こんなに集めるの大変だったろうな…;;って感動しますよ。
しかも、クリオネの解説があったり、クリオネが餌を食べる(話題の)捕食シーンの映像など資料も充実しているようで、可愛いクリオネのことにもっと詳しくなれちゃいます。
知識がついた分だけ、愛着もわくってやつですよね☆
入場料も高くないみたいですし、今度北海道に行ったらぜひ行きたいと個人的にも思う施設です。
イクオネも見られる!おたる水族館
おたる水族館では、クリオネだけでなく「イクオネ」も見ることが出来ます!!
…何者?って??(笑)
イクオネはクリオネの仲間で、オレンジ色の部分が体の多くを占めているので見た目でもクリオネとの違いが分かります^^
おたる水族館は実際行ったことがあるんですが、「イクオネもいるよ!」みたいに展示に書いてあって、なんだそれ…と探した記憶があります(笑)
おたる水族館、面白かったなぁ。
好きな水族館は?と聞かれたら名前を挙げるくらいオススメな水族館です。北海道感が満載でした☆
北海道では鮮魚でクリオネを売られてるって…?
これも超びっくりしたんですが、北海道ではクリオネが鮮魚市場に売られていることがあるんですって…!
まさか、と思うし、実際見たことは無いんですけど(汗)
よくよく調べてみると、それは生きているクリオネで、飼育用に売られているんですって!北海道でクリオネがよく獲れた時にたまぁに売られているらしいです。
ああ、よかった…(本気で安心)
まぁクリオネが売られてるってだけでも本当にびっくりですけどね(笑)
普通は考えられないことだし、北海道ってクリオネに関して…すごいなぁ。
それにしても、クリオネって個人が飼育できるものなのでしょうか(・_・`)?
クリオネの飼育は自宅でもできそう?かなり大変かも
クリオネの飼育は、個人でも可能です。
とんでもない施設とか必要なんじゃないかと思ってましたが、冷蔵庫で良いそうです!
なんか拍子抜けな(良い意味で
深海生物とかなら大がかりな設備が必要なんでしょうけどね、寒いところにいるクリオネは冷やせばいいらしく。
0~4℃ならクリオネを飼育出来るという話ですが、好ましいのは-1℃~1℃くらいということで…冷蔵庫はマイナスなんて行かないし、少し温かいのか。ちょっとかわいそうですね^^;
ほかにもクリオネ飼育は大変な部分があるので見ていきましょう!
クリオネ飼育に適した海水の調達
クリオネは、当たり前ですが海水に住んでいます。
0℃まで冷やせる水槽があればまだろ過機など使えるので良いですが、ビン詰などで冷蔵庫で飼おうとすると頻繁に水変えをしないとですよね?
小さいビンだと毎日のように水を変えないとかわいそうです。
「クリオネは少食って言うし、その分水も汚れないんじゃない?」
という考えもあるかも知れませんが、その餌の問題もからんでくるんです…次でお話しますね!
クリオネが食べる餌の調達
クリオネは1年に1度ほど餌(ミジンウキマイマイという貝)を食べれば生きられるそうで、かなりの少食と言えます。
でもこれには落とし穴が…。
クリオネが餌を食べずに生きられるのは、海水の中に溶けている栄養を吸収しているからなんじゃないか?と言われているんです。
なので、飼育していたら海水を頻繁に変えないと餓死してしまうかも…ということですね(・_・;)
それに、ミジンウキマイマイはとっっっても希少なんです!個人で手に入るとは思えませんよ~。
これではクリオネを飼育しても、有名な怖い捕食シーンも見られませんね。
海水の栄養を摂ってるのは本当かどうか分かりませんし、それだけでクリオネが生きていけるともわたしは思えません…。
ということで、クリオネは飼育は難しい生物なんじゃないかな?とわたしは思います><
怖い生態のクリオネ!!餌を食べる瞬間は悪魔
さぁここでも取り上げますよ!
クリオネと言えば(?)予想外の生態の、怖い捕食シーンですよね!わたしも大好きです(え
頭が割れてバッカルコーンと呼ばれる6本の腕がガバッと出てきて、それはそれは…!
画像では見たことがあっても、映像ではなかなか見たことがないのではないでしょうか?
素晴らしく分かりやすい、新江の島水族館さんの動画がありましたので載せさせてもらいますね^^
いや~、今見てもまだ色あせず怖かったです(笑)ありがとうございました!!
1度目ミジンウキマイマイを捕らえるの失敗してるし、クリオネの捕食成功率はそんなに高くなさそうですよね。
だから少食でも大丈夫なように進化したのかな?クリオネは。
ほかにもクリオネ捕食シーンの動画を見つけたんですけど、バッカルコーンが開いたとたんに撮ってる人が「うわぁ!」って驚いてて面白かったです(笑)
そりゃ、驚きますよ!!
「クリオネは北海道が聖地!野性のクリオネや飼育数日本一の施設、飼育方法も紹介」まとめ
北海道ではクリオネに関してすっごく充実していることが分かりましたね!
北海道にいなければ考えられないし、クリオネは氷の世界の遠い存在、というイメージがありますからね…^^;
びっくりなことだらけでした!
それと、クリオネの飼育に関してはやっぱりやめといて、水族館で見た方が楽しめると思います。
北海道は確かに充実してますが、けっこう全国的に水族館にいると思います。期間限定かもしれないので、チェックしてみてくださいね☆
それでは、最後までお読み頂きありがとうございました!
しずくでした。