あなたは映画とか観ますか?

家で。

私は先日ふと映画を観たくなり、DVDをレンタルしに行ったんです。

数年ぶりに来たレンタルDVDのコーナー、色々と配置が変わってるなぁなんて思いながら目的の映画を探しました。

そして思いの外早く見つかった、と思ってよく見たらブルーレイだったのです。

今ってブルーレイのレンタルもしてるんですね。

ブルーレイは話には聞いたことがあったのですが、ここまで市民権を得ているとは思いませんでした。

気まぐれに料金表を見ると、DVDとブルーレイのレンタル料金は同じ。

DVDとブルーレイ、何が違うんだよ!紛らわしいよ!」と思いつつ、再び目的の映画を探すことになりました。

実際、DVDとブルーレイの違いってなんでしょう?

ブルーレイのほうが画質がいいとは聞いたことがありますが、それ以外に違いはないのか。

ならばレンタル料金が同じ場合、ブルーレイのほうがお得なのか。

それともDVDには画質以外で優れている部分があるのか。

そんなDVDとブルーレイの違いを解説いたします。

どちらかを購入しようと迷っているあなたも、この記事を見れば購入を決める決め手になるかもしれませんよ。



DVDとブルーレイの容量の違い

DVDとブルーレイの映像や耐久性の違いは殆ど容量の違いに起因しています。

なので、まずはDVDとブルーレイの最大の違いである容量の違いを説明しましょう。

DVDもブルーレイも、光の反射により情報を読み書きしています。

その光の種類がそれぞれ違うのです。

ブルーレイは青紫色レーザーを使っているので”ブルー”レイと言います。

この青紫色レーザーの波長は短く、さらにブルーレイではその光を絞り込んだものが使われています。

そのためブルーレイのほうが容量が大きいのです。

簡単に言えば、一枚の紙に文字を書くとき、太いマジックで書くよりも先の細いボールペンで書いたほうがたくさん書き込めますよね。

この例に沿って言えば、DVDに使われているのは太いマジックで、ブルーレイに使われているのは細いボールペン、といった違いがあるのです。

こういった光の種類の違いによりDVDとブルーレイでは容量に大きく差があります

そもそもDVDやブルーレイには片面一層、片面二層と種類があるのですが、ここでは片面一層の場合で比較しましょう。

DVDの容量は4.7GBです。

それに対し、ブルーレイの容量は25GB

なんと5倍以上です!

片面二層のブルーレイに至っては50GBという大容量。

私の脳の容量よりも大きいんじゃないか?というほどの容量ですね(笑)

容量が大きいということは、ブルーレイでは長時間の録画が可能です。

具体的には、片面一層のDVDには標準画質で約2時間の録画ができますが、ブルーレイの場合は標準画質で約8時間30分の録画が可能です。

30分のアニメであれば1クールまるまる一枚のブルーレイに収まります。

また、映像を見るときだけでなく、パソコンのデータのバックアップをとる時も片面2層のブルーレイディスクを使えば1枚で十分事足ります。

容量は圧倒的にブルーレイのほうが大きく、一枚に色々詰め込みたい場合はブルーレイは非常に優秀です。

ですが、映像を記録する媒体として考えると、収録できる時間が違うだけでは魅力は薄いですよね。

2時間くらい収録できれば映画などを観るには十分ですし。

DVDとブルーレイは容量が違うということは、画質などの面でも差が出るんです。

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DVDとブルーレイの映像の違い

DVDとブルーレイ、映像にも大きな差があります。

映像は画像と音声で成り立っていますので、

  • 画質
  • 音質

それぞれ分けてみてみましょう。

DVDとブルーレイの画質

結論から言えば、ブルーレイは超鮮明です。

具体的な数字で説明するならDVDの画素数は35万画素、ブルーレイの画素数は207万画素です。

ちなみに画素というのは映像や画像の色などの情報の最小単位で、映像や画像に使われている点の数という理解で大体大丈夫です。

つまりDVDの映像は35万個の点で描かれていて、ブルーレイの映像は207万個の点で描かれています。

単純計算でブルーレイはDVDの6倍弱ほど画質が良いということですね。

ちなみに地上デジタル放送の画素数は約156万画素、アナログ放送時の画素数は約30万画素です。

画質だけを比較すれば

ブルーレイ>>地上デジタル放送>>>DVD>アナログ放送

くらいの差です。

DVDで十分な画質と思っていても、ブルーレイの映像を観てしまうともうDVDには戻れないという方もいるくらいです。

大画面のテレビで観るとDVDとブルーレイの画質の違いがよく分かると思います。

DVDとブルーレイの音質

画質同様に音質もブルーレイのほうがクリアです。

といっても、録音環境が十分でない場合は元の音質が良くないためDVDでもブルーレイでもあまり変わりません。

また、音質に関してはスピーカーなどの出力の設備が良くないとはっきりとは分からないようです。

ですが、設備が十分整っていれば音質は驚くほど違います。

そんな音質の違いがよく分かるのがアーティストのライブ映像やミュージカルなど、歌に主軸を置いた映像です。

生で聞いているときのような圧倒されるような音を自宅で味わうことが出来るのがブルーレイです。

画質、音質共にブルーレイは群を抜いていて、映画館での映像と比べても遜色ありません。

映像のクオリティにこだわるなら間違いなくDVDよりもブルーレイで視聴したほうがいいです

そんな高いクオリティの映像が楽しめるブルーレイですが、値段が高すぎると手が出ませんよね。



DVDとブルーレイの価格の違い

基本的にDVDよりも優れているブルーレイ。

でもお高いんでしょう?なんて声が聞こえてくる気がします(笑)

ブルーレイの記録用ディスクの値段は1枚当たり200円ほど。

DVDのほうは1枚当たり40円ほど。

DVDのほうが安い!という単純な比較はできません。

コストパフォーマンスということで容量当たりの値段を考えてみましょう。

ブルーレイの容量はDVDの約5倍、値段もブルーレイはDVDの約5倍、ということでコストパフォーマンスで言えばあまり変わりません。

レコーダーのほうはといえば、ブルーレイレコーダーはDVDレコーダーの3倍ほどの値段といったところでしょうか。

たしかにブルーレイレコーダーのほうが高いのですが、容量や画質などを考えると高いだけの価値はあると思います。

これから購入する場合、どちらを選んでも大きく損をするということはないので、安いほうがいいかクオリティが高いほうがいいか、あなた自身の価値観に合わせてご購入してください。

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DVDとブルーレイの耐久性の違い

DVDとブルーレイの耐久性に関してはDVDのほうが優れています

というのも、ブルーレイは記録できる部分が多いため、それを保護する層がDVDのものよりも薄いのです。

DVDはちょっとくらいキズや汚れがついても案外見れるものです。

それに対し、ブルーレイはちょっとしたキズなどで読み取りエラーなどを起こします

また、ブルーレイは重さなどの圧力で歪みなどが生じてもデータが読み取れなくなります。

DVDもブルーレイもキズや汚れ、歪みによってダメになってしまうのですが、ブルーレイはDVDよりもさらに取り扱いに注意しなくてはいけません。

例えば、DVDを大量に保存しようと思ったら不織布ケースを使うこともありますよね。

ブルーレイディスクをDVDと同じ不織布ケースで保存するとキズが付きます。

DVDやCD用の不織布ケースは凹凸が多いため、ブルーレイを保管しようと思ったらブルーレイ用の不織布ケースを用意しなければなりません。

プラケースなどで保管する場合も、ブルーレイ用のものを使わないと読み取れなくなります。

このようにブルーレイは耐久性はあまり良くないので、手軽に扱えるというのはDVDの魅力です。

がさつな私なんかはブルーレイをすぐだめにしてしまいそうな気がします(笑)

さて、次は手軽さということで、DVDとブルーレイそれぞれに対応している機器も見ていきましょう。



DVDとブルーレイの対応機器の違い

DVDとブルーレイ、対応している機器が多いほうが扱いやすいですよね。

とりあえずDVDレコーダーではブルーレイは再生できませんが、逆にブルーレイレコーダーにはDVDを再生できるものもあります。

ブルーレイの場合は専用の機器が必要ということですね。

PS3なんかはDVDもブルーレイも再生できます。

また、最近ではパソコンでDVDなどを再生する方も多いのではないでしょうか。

最近のパソコンはDVDは観れるもののほうがむしろ多いですよね。

ブルーレイはどうかというと、ブルーレイに対応しているパソコンは最近は増えつつありますが、対応していないものも多いです。

対応していなくても外付けのBDドライブを取り付ければ再生可能です。

……と思っていたのですが、そうとも言えません。

ブルーレイは容量も大きく、パソコンのスペックが追い付いていないことがあります。

パソコン自体の処理能力がなければそりゃ再生できませんよね。

そしてお使いのパソコンがブルーレイを再生するだけのスペックがあるかどうかはメーカーに聞かないと分かりません。

という具合に、ブルーレイをパソコンで再生するには色々と手間がかかります。

これからパソコンを購入するならばブルーレイに対応しているかどうかもチェックしたほうがいいかもしれません。

やはりDVDのほうがなにかと手軽ですね。

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DVDとブルーレイの違いって?画質では劣っているDVDを選ぶメリットは?のまとめ

今回の記事はお役に立っていただけましたでしょうか?

DVDとブルーレイ、画質や音質といった映像の内容で言えばブルーレイのほうが圧倒的に優れています

しかし、耐久性や手軽さといった部分ではDVDのほうが優れており、一概にどちらのほうがいいものとは言えません。

ブルーレイの高画質、高音質は大画面のモニターとそれなりの音響設備があって初めて実感できるものですので、映画にそこまでのこだわりがない方はDVDで十分でしょう。

ですが、迫力のあるアクション映画やライブの映像などはブルーレイのほうが楽しめることは間違いないでしょう。

逆にお笑いの映像などは高画質でもあまり魅力的ではないですよね。

コストパフォーマンスを考えればどちらも同程度なので、あなたが観るものの内容によって使い分けましょう。

最後まで読んでいただきありがとうございました。