こんにちは、しずくです。
雨って、出歩くのや洗濯するには不便ですが、見る分にはとっても綺麗で「情緒があるなぁ・・・」って感じることもありますよね(*^^*)
水はなぜか、心を落ち着かせてくれます。水に触れるのが大好きなしずくです。
日本の人は、古くからそういう感情を抱いていたんでしょう。
雨の種類を表す日本語はものすごくたくさんあり(数百語あるとも言われています!)、雨一つでこんなに色々な名前をつけられるものかとびっくりします!!
もちろん雨の種類の名前には一つ一つ漢字もあり、それがまた意味を伝えてくれて趣深いものになっているんですよね・・♪
雨の種類の名前を知っておけば、手紙や挨拶でも表現の幅が広がるしいい感じですねっ。
それぞれの雨の種類のカテゴリーごとに分けて一覧にしましたので、気になったところをどうぞご覧ください!
きっと素敵な名前の、雨の種類が見つかりますよ*゚
目次
降り方が弱い雨の種類の名前と漢字一覧!
雨の降る「強さ」って、雨の種類分けでも重要な要素ですよね。
まずは降り方が「弱い雨」の種類を紹介しましょう^^
ただの弱雨とか強雨とかいう名前だけじゃなくて、ずらりとたくさんの言葉が並んでいます!
その辺に日本語の表現の豊かさをすっごく感じます(´ω`*)
ちなみに、この雨の強さを表す雨の種類の中では・・・
わたしの思うすてきな名前MVPは、「糸雨(しう)」です!!
漢字も美しすぎるし、糸のような雨って・・・なんて美しいんでしょう・・(涙)
今後わたしの何かのキャラクター名付ける時かなんかで、この名前使いそうなくらい気に入ってます!笑
弱い雨の種類は、気象庁でちゃんと定められてる言葉もありますが、それ以外にとってもたくさんの雨の種類があります!!
弱雨(じゃくさめ)
漢字のまんま、名前の意味は弱い雨です。
気象用語では1時間に3mm未満しか降らないくらい弱い種類の雨、という言葉になっています。
弱い雨の種類はまだまだ色々ありますよ!
小雨(こさめ)
気象用語で、数時間降っても1mmにいかない雨と定められてるくらいの弱い雨です。
小雨は馴染みある、悪く言えばなんの変哲のない言葉ですね!
弱雨との表現の使い分けは、弱雨の方が幅広い意味を含む感じでしょうか。
弱雨の中に、より弱い小雨も含まれる、みたいな感じですね^^
霧雨(きりさめ)
名前のまんま、霧のような細かい雨の種類のことです。幻想的な雨ですよね(*´v`*)
どれくらい細かい雨なの?っていうと、一応気象用語では雨粒の大きさも決められていて、直径0.5mm未満の雨の種類のことです。
ちなみに俳句などでは「霧」が秋の季語なので、霧雨も秋の言葉として使われることもあるそうな。
糸雨(しう)
綺麗な名前ですよね~!糸の雨。
小説とか手紙で使ったら、一気に素敵な印象になる表現してます♪
これ聞いて白糸の滝という滝を思い出しましたが、そんな滝のような雨ではなく、どっちかって言うと弱くて霧雨と似たような雨の種類です。
雨が糸のように繋がって見えて、名前をつけたんでしょうね^^名前の表現がすき(笑)
涙雨(なみだあめ)
わたしたちが流す涙に例えるくらいですから、これは「ほんのすこしだけ降る雨」っていう意味の雨の種類のことです。これまたオシャレな名前!
ちょっと憂いを帯びたというか、悲しい雰囲気を出すのにぴったりの表現ですね。
事実、悲しみの涙が雨になった・・というような意味で使われることもあるみたいです><
糠雨(ぬかあめ)
糠雨も、霧雨と似たような細かい雨を表現する言葉です。
粉糠雨、小糠雨(どちらも読みはこぬかあめ)とも呼ばれて、糠のような細かいさらさらした雨の種類を表しますね。
こんな、食料に関わる物まで雨の種類にしてしまうとは・・・日本語、やりますね(笑)
色々な日本語を組み合わせて名前にする感じ、日本語の表現の豊かさはこういうところから来るんでしょう。
雨を古風な表現にしたい場合に良いと思います!b
疎雨(そう)
疎ましい(うとましい)雨、ではなく・・
まばらにポツポツ降る雨、という意味です。「疎」はまばらとも読みますからね、でもちょっとかわいそうな名前(・_・)
降り方が激しい雨の種類と名前・漢字一覧!
次は、強く激しい雨の種類を見てみましょう!
強い雨の種類は多くの人間に嫌われそうですけど、生活に支障をもたらすためかこれも様々な名前がありますね。
変な黒い、可愛くない長ぐつはいてレインコート着てよく出社したのを思い出します~(- -;)
帰りに雨が上がってると、ちょっと恥ずかしいんですよね・・・(笑)
大雨(おおあめ)
大雨、普通に使いそうな雨の種類ですが、気象用語では「災害のおそれがある雨」なんですって。
けっこう大ごとですよね(・_・;)
豪雨(ごうう)
これは名前からしてヤバそうですが、もはや災害が発生してしまった雨ということで気象用語に載っています!!
大雨、豪雨は普段から聞く雨の種類だと思うのですが、気軽に使ってはいけないですね(汗)
鉄砲雨(てっぽうあめ)
強い、プラス大粒の、名前通り鉄砲のような雨の種類です。
なんとなく名前からして、大げさな印象をうける表現っぽいかもしれません。
横雨(よこあめ)
横殴りの雨という名前の方が、よく聞くかもしれません。
漢字のごとく横に行くような、強い風がともなうことを意味する雨の種類ですね><
個人的には大雨などよりも壮絶さが伝わる表現です。
強雨(きょうう)
強い雨、というふうに天気予報では使われる種類の言葉ですが、どれくらいの強さかっていうと、1時間に20~30mmの雨というふうに決まっています!
20mmっていうと結構強い雨ですよね^^;
黒雨(こくう)
漢字の表現から危ない感じが伝わりますが(笑)
暗雲が立ち込め、空が真っ暗になるくらいの大雨ってことを意味します。なんかファンタジーとかに使えそうな雨の種類です。
ちなみに「空気中の何かが混ざって黒くなった雨」という意味で使われることもあります。
村雨(むらさめ)
同じ意味で色々名前があり、群雨とかも言われる雨の種類ですが・・ようは、群れるように降る雨です!
意味は、強くサーッと降ってすぐに止む雨なので、群れが来たように感じたんでしょうかね。
むれる→むらさめ→村雨なのか、村は群れているから村雨なのか。日本語は面白いです。
暴風雨(ぼうふうう)
怒り狂ったかのような暴風をともなう雨の表現ですね。
雨の強さを表す種類の中では豪雨が強いですが、風も合わせるとなると暴風雨という名前を使うという使い方です。
雨が長時間降ることを表現した雨の種類と意味!
今度は、雨が長い時間ずっと降っていることを表す雨の種類をまとめてみました。
この雨の種類の中でのMVPは「霖雨(りんう)」です!!霖という漢字はそれ自体で、雨の性質を表しているんですよ。
名前の読みもさることながら、美しい漢字だなぁと感動しました・・!(><)
長雨(ながあめ)
まぁ意味は漢字の通り長い期間降っている雨なのですが、注意点が。
手紙の挨拶などで使う「長雨の候」という表現は、梅雨の時期の言葉となるのが一般的です。ので、最近雨がずっと降ってるな~という春とか秋とかに使ったら「ん?(汗)」って思われますよ><
連雨(れんう)
これも、漢字通り連日降り続く雨を表す名前です。
長雨と同じような雨を表す言葉の種類は多いです。
漫ろ雨(そぞろあめ)
そんなに強くはないけれど止まない雨、という、強さの表現も入った雨の種類ですね。
漫ろっていう言葉、しっくりこないけど・・・「なんとなく、やたらに」降る雨?って意味でしょうか??>< 物寂しげな日本語ですね。
宿雨(しゅくう)
「宿」という漢字から連想できるように、一晩たっても(あるいは二晩たっても)止まないで降り続ける雨の種類です!
積雨(せきう)
積もる雨、という漢字からすると降る雨の量が多いみたいですが、これは「長く降り続く雨」という意味の言葉です。
雪が積もるなら日本語として分かるけど、雨が積もるように見えたんですね・・!
霖雨(りんう)
これも長雨と似たような意味で、長く何日も降る雨という種類の言葉です。
霖という漢字自体にも「長く降り続く雨」という意味があるのですよ、知らなかったです><
しかし見た目美しい漢字なんですが、この漢字は明るい雰囲気ではないですね。。ある書籍のタイトルにもなってるみたいですが、寂しげな雰囲気の作品のようです。
地雨(じあめ)
「強さが一定の雨が、長く降り続けてる」という意味の言葉です。
強さが一定というのは新たに出た種類の言葉ですね!
地雨は気象用語でも使われているので、知ってる方もいますよね^^
陰雨(いんう)
しとしと、じめじめと降り続く陰鬱な雨という、まさに雨の悪い雰囲気を表現している種類の言葉です(>_<) 陰気、長い間降るという二つの言葉の種類をあわせもつ、便利な名前かもしれません。
急に降ってすぐに止む雨の種類一覧!
急に降って急に止む、短い間降っている雨の種類を紹介します。
この種類の雨でのMVPは、「鬼雨(きう)」と「肘笠雨(ひじかさあめ)」です!選べませんでした(笑)
日本語の表現が面白いです。雨の名前を見てるだけでも面白いものですねぇ(><*)
ちなみに、急に雨がくる時の雲の動きはこんな感じらしいです。
雲がめっちゃ迫ってきます!!等倍速かは分かりませんが、分かりやすい映像をありがとうございました!
俄雨(にわかあめ)
にわか雨とよく呼んでいる、急にザーツと降って急にやむあの雨の種類ですね!
積乱雲などがこの雨を降らせています。結構大粒の雨が特徴ですね。
通り雨(とおりあめ)
通り雨、これもにわか雨と似ている種類なんですが、通り雨の方は雨の強さはあんまり関係ない言葉です。
名前通りさーっといつのまにか通りすぎて行く雨になります。
驟雨(しゅうう)
突然に降って突然に止む雨の種類です。
にわか雨との違いは、驟雨の方が降る時間が長めってことですね。
急に降って急に止む雨は驟雨と呼んで良いんですが、それでもずっと降ってるわけじゃなくてだいたい1時間かからない程度。
その中で、30分以内くらいならにわか雨となるようです・・・日本語って細かいなぁ!
ちなみに漢字の意味は、速く、すみやかにという意味です。馬へんですし(・ω・)
鬼雨(きう)
雨の名前の中ではダントツで格好いい名前じゃないでしょうか!?(笑)
近年聞くようになったゲリラ豪雨の和名とも言われてますね!まさに鬼のように、短時間なのにとんでもない雨量を降らせる雨の種類です・・!!
この名前が格好いいと話題(!?)になってるみたいです(^∇^)笑
肘笠雨(ひじかさあめ)
意味はにわか雨と同じと言われる、急に降る種類の雨です。
名前・漢字を見ても「?」って感じですが、急な雨で傘をさす暇もない、肘を笠に使うしかないという意味です!なんだか日本らしいエピソードを感じますよ。
漢字は傘ではなく笠なのがポイントb
「雨の種類・名前を漢字で一覧に!雨の言葉の意味も!日本語の表現は美しい」まとめ
今回は、日本語の豊かさがよく分かる「雨の種類」についてお話ししました!
雨の名前は一語一語意味が深すぎて、ついつい語ってしまいました(^o^)
あなたのイメージにぴったりの雨の名前は見つかったでしょうか??
ここで紹介した雨の種類はメジャーなものや、わたしが素敵だと思った名前でしたが、これ以外にもたくさんの雨の種類や言葉があります。
気になったらぜひ探してみてくださいね♪
それでは、最後までお読み頂きありがとうございました!
しずくでした。