しずくしずく

こんにちは、魚が大好きなしずくです。

よく旅行に行きますが、その土地の水族館と地魚は外せませんねっ。

茨城県に行った時にわたしは人生初のホウボウデビューをしました!!

「地魚」と銘打ってあったので、実際に食べてみましたよ~。ちょっと価格は張ったけど。。

ホウボウの味がとっても美味しかったので、味のことや、どんな料理がおすすめなのかもお話していきますね(^ω^*)

ちなみに茨城旅行では例のごとく、大洗水族館へも行きました(笑)水族館の帰り道に大きな鮮魚市場があったんですよね~。そこでホウボウを頂きました。

ホウボウって、水族館ではたまに見かけますが、ぱっとみ食べられる外見じゃないので(毒々しい・・)今までちょっと料理を食べるって感覚がなかったんですけど; 何事も経験してみるものですね!!

実はわたしが食べた時は、ホウボウの旬の時期ではなかったのですが(汗)旬から考えた味も踏まえて。
それではまずは、ホウボウの旬のお話からどうぞ!



ホウボウの旬は冬の時期

ホウボウの一番美味しい旬は冬の時期です!
具体的な旬の月は、12~2月と言われています。一番ホウボウが美味しいのは真冬なんですね^^

ホウボウ自体は、旬とは関係なく一年中獲れる魚であります。

でもなぜホウボウの旬は真冬なんでしょうか?海の中でも、一番過酷な時期そうなのに??

それはホウボウの産卵期と関係しているんですよ!

ホウボウは3~5月あたりの春の時期に産卵をするので、そのために「たくさん栄養を蓄えよう!」と思って、産卵期の前の冬の時期に栄養をため込むんですね。

卵を作るのはとってもエネルギーがいる。栄養をたくさん取っておかないと、とてもじゃないけど産卵なんてできないということです(>_<)

そんな大事な時期に「ホウボウの旬だ~!」と獲って食べてしまうのも、頑張ってるホウボウさんに悪いですけどね~・・(苦笑)

ところでホウボウ以外にも、旬が冬っていう魚はたくさんいますよね!これも、春に産卵をする魚が多いからなんですよ。

陸でも海でも、春は生物の活発になる時期なんですね♪

もっとも美味しいホウボウの旬なんですが、なんとわたしは丁度産卵期まっただ中の、卵に栄養が行って一番栄養が薄いであろうホウボウを食しました(笑)
旬でない時のホウボウのお味はいかに??

ホウボウの味は高級な味!?最適な料理とは

ホウボウは、昔は超高級魚で位の高い人しか食べられなかったんですって!

そんなホウボウの味はやっぱり高級な味・・!
わたしが実際に食べた時のホウボウの味と、その他のホウボウのおすすめ料理の味についてご紹介します^^

ホウボウ 旬 味

頂いた料理はホウボウの塩焼き!価格も張った

ひたちなかでわたしが4月に食べさせてもらったホウボウの料理は「塩焼き」!
旬じゃないにも関わらず、ホウボウの味はすんごく美味しかったです!!

シンプルな料理は魚の味を存分に楽しめて好きですv

味は白身なのに旨味があって、身がしっかりとしていました。なんとも食べ応えがある味です!

価格は2000円くらいでした。やはり(庶民にとっては)高級なお魚・・・!

自分でスーパーで魚を買って塩焼きにすると、どうしても生臭くなったり味がよくなかったりするんですが、本当・・・流石としかいいようがありませんでした><

嫌な味が全くないのは鮮度のお陰もありますが、ホウボウはくせもなく非常に上品なお味です。お偉いさんしか食べられなかった高級魚なのも分かりますね~。
今も高級なお魚に入りますしね。

食感の方はさっきもしっかりしていると言いましたが、かと言って硬いわけじゃないんです。
ふわっとさも兼ね備えてるというか、うーん・・難しいですが(笑)

とにかく!言えることは、「旬のホウボウじゃなくても味は大変に良い!」ということ(・∇・*)b

年中獲れる魚ですし、いつでも味は良いと言われることもあるホウボウ・・・それは多分、本当だったんだと思います。旬に食べたこと、ないけどね。

味が良いホウボウはどんな料理にも合う!?

ホウボウの料理というと実はわたしの食べた塩焼きではなくて、煮付けなどがより一般的に親しまれている料理です。

ホウボウは白身なので煮付けと相性がよく、その上味も旨味が強いので煮付けの甘辛い味にも負けないんですね^^

もともと高級魚とされるだけあってバツグンな味の良さですから、かなり色々な料理に合います!

小ぶりなホウボウはから揚げにするのも美味しいですし、鍋料理にするのも旨味がダシになって最高ですね♪

最近では、刺身として生でホウボウを食べることもよくあるそうですよ(゜゜)
あの変わった外見から、そのまま生でいけちゃうとは想像しにくいですが・・・やはり味は大変美味しいらしいです。

ホウボウの刺身は旨味が強いのは変わらず、加熱調理したときと比べて柔らかい歯ごたえが楽しめるそうです!いや~、食べてみたいです・・!!

同じく煮付け料理が代表的であるキンメダイを刺身で食べてみたら美味しかったので、ホウボウも美味しいんだろうな~。

ところでホウボウは高級高級と言っていますが、ホウボウとよく似た安いお魚もいるんですよ。
ホウボウを買う際には絶対に間違えないように、さっとレクチャーしておきます!



ホウボウは派手、カナガシラは地味な魚?

ホウボウとよく似ている魚とは、カナガシラという魚のこと!

ホウボウとカナガシラの一番の違いは「胸ビレの違い」です。

ホウボウは青と緑のとっても鮮やかで大きな胸ビレですが、カナガシラは透明っぽい胸ビレです。

胸ビレは通常たたんだ状態でいるので、広げなくてはですね^^;

胸ビレ以外では多分、比べないと見分けるのは難しいです。
分かりそうなのは、カナガシラの方が顔がかくばっていることくらいかな?ホウボウの方が優しそうな顔かも。

ホウボウは真っ赤で顔が長く、口が下の方に付いているというすっごく特徴的な魚なのですが・・・あろうことか、その特徴をほとんどそっくりそのままカナガシラも持っているんですよね(>_<)

しかも、どっちかを食用にするんなら良かったんですが、ホウボウもカナガシラも食用になります。

というか、カナガシラの方がむしろ見かける率が非常に高いです・・・。価格が安いだけありますね^^; スーパーでもカナガシラは並んでいます~。

ホウボウはスーパーでは見たことない、かな。魚屋さんで買うのがてっとり早いかも。

とはいえ魚屋さんでもごっちゃになって箱に入っていたりしますから、気をつけなきゃですね!

ちなみにこれまた同じように、ホウボウにもカナガシラにも胸ビレの下に特徴的な「足」のようなものが付いているのですが、これって何なのか分かりますか??

ホウボウの「足」の正体は!足と舌の機能をもつ・・?

ホウボウにすっごく特徴的な「」!!魚らしからぬ足。
この足の正体は??

実は足としての機能の他にも、とんでもない器官の代わりも兼ね備えていた(一石二鳥)!?

ホウボウに特徴的な「足」はヒレがバラバラになったもの

ホウボウに付いている足は、胸ビレの「軟条(なんじょう)」が胸ビレから独立して、足のようになったものなんですよ!

魚の胸ビレの、スジというか骨のようなもの・・・通ってるじゃないですか?あれが軟条です。

本来はその軟条の間に膜を張ってヒレになっているんですけど、ホウボウの場合はその内の3本(左右で6本)が独立しちゃってるんです。

ホウボウ 旬 味 料理 足

右下の拡大図的なものがそれですね。赤い線が軟条のつもり・・。

これがホウボウの足の正体だったわけですね~^^

「足」と「舌」を一緒に使うホウボウのすご技

なんでこんな、胸ヒレの役割から離れてわざわざ足を作っちゃってるのかというと?

わたしは常々魚を見ながら「足も手もないなんて不便すぎるでしょ・・」と思ってますが、地面を這うには足があった方がそりゃ便利ですよね。

それにホウボウさん、この足を足として使いますけど(当たり前)、足を「舌」の代わりにも使っていると言ったら驚きますか??(笑)

なんと!この足には味を感じる「味蕾(みらい)」が備え付けられているんです!!

地面を這う魚には、こういう変な所に味蕾をもつものが結構いますよね(・ω・´)ヒゲにもってたりとか。

便利だけど、歩いてたら別に食べ物でもないものの味も感じちゃうのかな?それはちょっと人間で想像すると複雑かも。。



鳴き声が本当に「ホウボウ」だった!

最後に!ホウボウの名前の由来が面白いのでご紹介~。

ホウボウって変わった名前ですが、この動画を見て頂ければすっかり納得するはずです(笑)

「ホウ ボウ」って言っていますよねー!!しっかり鳴き声がホウボウです(゜ω゜=)

面白くて、最初聞いた時はちょっとはしゃぎました←

ホウボウの名前の由来には他にも諸説あるみたいですが、この鳴き声がわたしはしっくりきて良いと思いますよ!

名前の他の由来は、「這うもの」→「ホウボウ」とか。ちょーっと離れてるかなぁ?

なんにしてもホウボウ、かわいいですv

「ホウボウの旬と味は?足や胸ビレが独特&毒々しいけど超美味しい魚」まとめ

わたし、実は初めてホウボウを見た時「毒あるんじゃない?」と思って、食べられるって知った時も「毒ないの?」と思って調べてしまったんです(笑)

それくらい見た目が強烈な(特に胸ビレが)ホウボウですが、食べてみるとあら不思議。
高級魚って言われてるのが納得するくらいの味でした♪

見た目で避けてたり、思い込みで食べないと損をする良い例ですよ!

あなたも気になったら、ぜひホウボウの味を味わってみてくださいね(^^*)

旬でも旬じゃない時期でもわたしはおすすめです!!料理法も問わない気がしますが、塩焼きはそうとうお気に入りですv

それでは、最後までお読み頂きありがとうございました!

しずくでした。