こんにちは、海洋生物を専門に学んでたしずくです!なかでも魚類が一番好きです。
「鮭」って、わたしが一番好きな魚だったりします!!(食べる意味で)
鮭やサーモン、マスまで、鮭の種類でお悩みのあなたへ、ぜひ説明させて下さいねっ。
スーパーで色々な種類の鮭が売られていて、どの種類がどういう味なのか分からないですよね?
種類で値段も違うみたいだし・・・。値段が高ければ美味しいのか??
そして、わたしが鮭を好きになったエピソードも(in 北海道
それぞれの鮭がどういう種類なのか、わたしなりの食べた味の感想まで、どうぞご覧ください(*^^*)
目次
スーパーで見る「鮭」は主にこの3種類!
「鮭(サケ)」とつく種類は、日本のスーパーなどでは「白鮭」、「銀鮭」、「紅鮭」の3種類です!
え、新巻鮭とかもっと種類があるんじゃないかって?
それについても詳しくお話していきますね(^∇^)
本来の日本の鮭【白鮭】
日本の鮭と言ったらこの白鮭(シロザケ)!!
今も、日本で捕れるのはほとんどがこの種類です。
よくその辺の川を上っているのがこの白鮭ですね!うちの近くに鮭が上る川がありますが、力尽きて打ち上げられている様はなんとも涙ぐましいです・・・。
スーパーで一年中見ることができる白鮭、見分け方は「ほかの種類の鮭より薄いピンク色」であることです!
味は脂が少なくあっさりしていて、切り身を焼き魚にしてもさっぱり!よく使われている、一番一般的な種類の鮭ですね~。
ふつうに塩焼きで食べるならこの白鮭がいちっばん美味しい!!!(わたし談)
でもこの「白鮭」、日本でなじみ深いだけあって、季節などに応じて様々な呼び名があるのを知っていましたか?
「秋鮭」、「時鮭」、「新巻鮭」、「鮭児」は全部、(ほぼ)白鮭のことなんですよ!
秋鮭
秋鮭(アキザケ)も、種類としては白鮭です!
「秋に獲られた白鮭」ですね。
鮭といえば秋の時期っていうイメージがありますよね?^^
秋の時期には、海で回遊していた鮭が産卵するために川へ戻ってくるからなんです!
そしてその時に獲られるのが秋鮭なんですが、この時にはもう産卵間際すぎて栄養が卵に行ってしまっていて・・・味は薄いというか、あっさり目です。
秋のイメージは味が美味しいというより、秋に川で捕れるからだったんでしょうね~。
では、本当に美味しい鮭の旬の時期とは??
時鮭
さきほど話したように、秋に白鮭が日本の川へ戻ってくるのですが、なんとその前、春~夏の時期に戻ってくるうっかり鮭さんがいるのです!(゜゜)
間違えたのか寄り道してきたのか、とにかく「時知らず」とも呼ばれているこのうっかり鮭さん。
実はこの鮭が一番脂が乗って美味しいと、食通の間では大人気なんです!!!
良いものはかな~り値段が張る鮭なのでわたしは食べたことなぞありませんが、鮭の味のクリーミーさは知っていますよ。。
この時鮭の味も、しつこくなくてクリーミーでとっても美味しいんだとか!><
本当の旬の「鮭」、その最上の味を堪能してみたいものです~(´`*)
新巻鮭
これはもう種類がどうのとか時期がどうのではなく、調理法(保存法)の話ですね!!
鮭の内臓を取って、塩漬けにしたものです。
種類はやはり、白鮭がほとんどですね!
荒縄で巻いたり藁で巻いたりしていたので、新巻鮭になったんですって~。足の早い魚を保存しようだなんて、よく考えたものですよね><
よくわたしはスーパーの魚の下ごしらえで、塩を振って余計な水分や臭味を出しておくんですが、新巻鮭も塩を振ることで旨味が凝縮された感じになるんです!
最近は塩分控えめになっている新巻鮭も多いので、食べやすい味ですよ☆
鮭児
鮭児は「ケイジ」という変わった読み方をします!まぁ鮭は音読みでケイと読みますからね。
これはまだ成熟していない鮭のことで、北海道で11月ごろに獲れる貴重~~な鮭です!!
1万匹に1匹なのだとか!?
北海道で漁をしてる漁師さんたちも、鮭児を見つけたらざわめくほど( ; ゚д)ザワ(;゚д゚;)ザワ(д゚; )
白鮭なのに、味は全身トロサーモンのよう!!脂たっぷりです・・!
(あ、「トロサーモン」というのはそういう種類ではなくて、サーモンの下腹部分のことです)
脂がたっぷりの鮭【銀鮭】
銀鮭(ギンザケ)は、ふつうの「鮭(シロザケ)」と並んでスーパーでもよく見る種類の鮭です!
見分け方は、銀鮭の方が赤というかオレンジ色が濃いです^^
味は、鮭の種類「白鮭」「紅鮭」の中で一番脂が乗っています!そのぶん身もふんわりやわらか☆
塩焼きにするのには脂が多すぎてわたしは苦手でしたが、ムニエルにするなら味が調和してすっごく美味しいです!!
銀鮭のムニエルは臭味などもなく、大好きな食べ方です^^♪
あと産地で見ると、わたしが見かけた銀鮭は宮城県産でしたね。
日本では天然の銀鮭はほぼ捕れないに等しいので、宮城県で多く養殖されています。養殖のチリ産もありますね!
3種類の中で値段が高い鮭【紅鮭】
この紅鮭(ベニザケ)も、日本にはあまりいない種類の鮭です。
ロシアなど、北太平洋でよく捕られます^^
この種類の特徴は、なんといっても「色が紅いこと」!!
紅鮭の切り身になる前の姿(笑)を見てもらうとびっくりすると思います!!体が綺麗な紅色(゜O゜*)
(そしておっかない顔)
その姿に違わず、しっかりしたお味で、お値段も少し高め。
こんな感じで色映えバツグンの鮭です(^ω^)ふつうの白鮭なんかは焼いたら少し白っぽくなりますよね?
和食も華やかになっていい感じです♪
ふつうの鮭はこんな感じ??
さて、お次は鮭の種類の紹介「サーモン編」です!
というか、鮭とサーモンが別の種類って知っていましたか・・?
サーモンも鮭だよね!?サーモンと呼ばれる鮭3種類
鮭と名前のつく種類を紹介しましたが、鮭を英語に直すと「鮭→サーモン」ですよね。
しかーし、「鮭=サーモン」ではなかったのです!
日本でサーモンと呼ぶ場合は、「白鮭」、「銀鮭」、「紅鮭」とは別の種類のことなんですよ~。ややこしいったらないですね┐(‘~`;)┌
英語だったらどの種類も「サーモン」なのに・・・。
ただなんとなく呼び分けてるだけ・・・。この辺の「違い」の話は、また次の記事でするつもりです♪
へんてこな名前【トラウトサーモン】
トラウトは訳すと「鱒」、サーモンは「鮭」・・・「鱒鮭」って、何者なんだおまえは!!
流通名「トラウトサーモン」もしくは「サーモントラウト」とも呼ばれるこの種類の正体は、美味しい川魚で有名なあの魚!!スーパーでよく見るのではないでしょうか?
その正体は・・・ニジマスですっ。
このトラウトサーモンは「海で育てられたニジマス」なんですよ^^ニジマスも他の鮭と同じく、海で生きることもできるんですね。
ニジマスは焼くとあっさり白身でとても味がよく、小さいころ川でつかみ取りして食べたのが今でも忘れられない味です><
それが、トラウトサーモンということで海で育つと、なんでか味に旨味や脂肪分が増すんですって・・・!
よくスーパーで生やスモークで売ってるので食べますが、サラダなどに合う上品な味で本当に美味しいです♪
ニジマスの味はあんなにあっさりなのに!?ってくらい、まろやかな濃い旨味を感じました!!
これもよく見る鮭【アトランティックサーモン】
太西洋鮭(タイセイヨウサケ)とも呼ばれるこの種類のサーモンも、日本で手に入るのはほぼ養殖と思ってもらって構いません。
「大西洋」ですからね、日本にはいません~。
スーパーなどで見た記憶がないのですが、あなたの地域ではありますでしょうか??
と、いうのも、トラウトサーモンの方が日本でよく流通しているんですよね!
見分け方はというと、比べるとはっきり分かるくらいに色が違います!
赤色が強く、美味しそうなトラウトサーモンの方が、日本では売れるみたいですよ。(出回りが少ないせいか、アトランティックサーモンの方が値段が高め)
日本人は赤色が好きなんですねー、かまぼこや魚肉ソーセージもピンク色だし!
世界ではアトランティックサーモンの方が逆に好まれているみたいですが、脂がやや抑えめのトラウトサーモンの味の方がわたしは好みだなぁ。
サーモンの王様!値段が張れば本物の【キングサーモン】
大きさも味もキングサイズ!!キングサーモンなんて鮭がいること、知ってましたか??
このキングサーモンも日本ではほぼ手に入らず、分布はアラスカなどが中心です。
びっくりなのはそのサイズ!何cmくらいあると思いますか?(ヒント:ふつうの鮭は50cmくらい)
なんと、150cmもあります!!!Σ(゜O゜;)
わたしとそんなに変わらないですよ・・・!!
味も脂の乗りが鮭の仲間の中で一番あると言われ、キングサーモンの根強い人気が止まりません。日本人には脂が多いのが好まれますからねっ。
でも注意なのが、スーパーなどでは「キングサーモン」という名前で「アトランティックサーモン」という名前が使われている場合があること!やめてほしいですねぇ。
大型のアトランティックサーモンを使っているので、食べる分には味などそう変わらないのですが・・・やはりキングサーモンの方が値段は高い場合が多いです。
そのほかの鮭の種類~鱒も鮭の仲間~
鮭、サーモン、鱒(マス)、日本では鮭の種類は、この3種類に呼び分けられていますね。
ただ呼び分けがされているだけで、実は同じ種類のことだったり・・・?
川ではヤマメでおなじみ【桜鱒】
本鱒とも呼ばれる桜鱒(サクラマス)は高級魚で、味も超絶品!
わたしも食べてみたいのですが、食べた人は「ふつうの鮭よりも味が濃い感じですごく美味しい!」そうです><
サクラマスは、海に出ずに一生を川で過ごすとヤマメなんですよ。
その辺の川でヤマメが泳いでるような、山で食べるヤマメの味はさっぱりして超絶品なんですが、海に出ると体も大きく、味も旨味が増すんですねぇ。
海に下ると紅鮭になる【姫鱒】
今度は一生川にいる鱒、姫鱒(ヒメマス)のお話です。
川にいるものを鱒と呼ぶのか、川にいなくても鱒と呼ぶのか、わたしにはもう訳が分かりません(笑)
味は鱒の中で一番美味しい、いや、鮭の仲間の中で一番美味しいと言う方もいます!!
紅鮭がすごく脂などバランスが取れた味で、それでいて濃くて美味しいですから、姫鱒も味が良いのも納得ですね(^^*)
さて、「鮭」と言ってもこんなに種類があり、もちろん幅広く見ればもっとたくさんの種類がいます!!
非常に私的なことですが、「わたしが鮭の聖地、北海道で鮭を食べた時に大感動したのは何て種類だったのか!?」を明らかにしてみようと思います(笑)
本っ当に美味しすぎました・・・!
北海道で大感動したあの鮭は、なんて種類だったの!!?
11月で、天然で捕れたと言っていたから、まさかまさか冬~春に獲れる「桜鱒」だったのか・・・!??
んなわけない(値段的に)。でもぎりぎり秋だったとしても、白鮭とか紅鮭をサーモンとして出す・・・のか?
わたしの推測できるのはここまでです、教訓、「魚の種類まで聞こう」。
わたし、そんなに鮭の味が好きじゃなかったんです。
さっぱりした味が好きで、さっぱりとはほど遠いクリーミーな味の鮭は、なんとも合わないと思っていました。
でも、さすが鮭が多く取れる北海道です!
せっかく行ったんだから食べてみようと、鮭というかサーモンの親子丼を「小樽三角市場」というところで頂きました。
そのサーモンの絶品たるや!!!!!
厚く切られていますが非常に柔らかく、味も濃くてクセなんてものは全くなし!とろけました(*´艸`*)
それからというものの、お寿司屋(回る)に行っては鮭(サーモン)を注文し、鮭の切り身を朝ごはんにすることも多くなり(笑)
魚は味が美味しいだけでなく栄養満点ですから、昔の日本人のように、魚中心の食生活をしたいものですね。
魚は値段が高いのがネックですが、鮭は値段が安めな白鮭、銀鮭などがいるので助かります☆
「鮭の種類ごとの違い!スーパーで見かける鮭やサーモンの味などを徹底比較!」まとめ
鮭と言っても、様々な種類があることが分かりましたね!
味の違いなんかも書ける範囲で書いてみましたので、あなたのお好みの種類の鮭が見つかると良いですね(*^^*)
世間で「美味しい」と言われていても、味の好みは人それぞれ。値段が高ければ高いほど美味しいと感じるわけでもありません。
わたしは庶民的な「白鮭」が大好きですしね!
値段も調理も(切り身が多いから)お手軽な鮭を始めとして、魚を食卓に並べる機会が増えたら嬉しいです☆
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
しずくでした。
お尋ねします。
50年も前の話になりますが沖塩さけと言って取って直ぐに母船で塩漬けにしたものがある頃ですが塩マスというのが別にありました。
白鮭より鱗が明らかに細かった記憶があります。
身の色は薄いピンクでした。
味は微かにニジマスのような臭いがありました。
あれはなんという種類になるのでしようか?
鮭にくらべて
値段は随分と安かったです。
yamazuri さま
コメントいただきありがとうございます!
いただいたコメントからいろいろと考えていたのですが、こちらのお話だけでは、私では鮭の種類を特定することができませんでした。
yamazuriさまのお役に立てず、本当に申し訳ありません。
今後とも当ブログをよろしくお願いいたします。