魚の漢字って難しいですが、読み方を覚えるとちょっと自慢できますよね♪
わたしは魚を見るのも食べるのも大好きで、
先週も4時間かけて茨城まで行って、日帰りで大洗水族館観光&地魚を食べに行ってきました!!笑
漢字の読み方も調べるのが趣味になってしまってる(笑)わたしが、今回は魚へんに秋という漢字の魚のことをいろいろとまとめてみました。
しかも今回は、わたしの愛するハゼに似ているあの魚(・‐・´)!
ハゼ飼ってるんでね、気合が入っちゃいます!!
目次
魚へんに秋と書く風情ある魚「カジカ」
漢字で「魚へんに秋」と書く魚、カジカ。なんだか風情がありますね♪
- 魚へんに秋という漢字の読み方
- 魚へんに秋と書くカジカってどんな魚?
この2つに分けて、なぜ漢字で「魚へんに夏」と書くのかについて、迫っていきましょう!
魚へんに秋という漢字の読み方
魚へんに秋と書く漢字「鰍」、読み方は「カジカ」です。
カジカという魚、知っていますか?
ちょっと他の魚とは違う形をしていて、顔はとても愛嬌があります♪
魚へんに秋という漢字なのだから、秋と深い関係があるのか!?探っていきますね。
形はハゼとよく似ていますね?
カジカは「ドンコ」と地域によって呼ばれていますが、本当はドンコという魚は別にいるんですよ>< 似ているから一緒になってしまって呼ばれているというのも、きっとあるんでしょうね。 ドンコはハゼの仲間の魚です。しかし、カジカはハゼとは全く別の(!)魚です。 この2つの魚の違いについては、下の章に詳しく書いてあります^^ まずはカジカとはどんな魚なのか詳しく見ていきましょう! なぜ「魚へんに秋」と書くのか分かる…かも?
魚へんに秋と書くカジカってどんな魚?
カジカには「~カジカ」という仲間もいますが、ここでは「カジカ」という種名の魚について解説します(^^)o
カジカは川や湖の底で主に生活する魚です。
ずっと川で暮らす河川型と、川→海→川というふうに住むところを変える回遊型に分けられ、同じ魚なのにかなり違いがあるんですよ!
- 体長
河川型 < 回遊型 - 胸ビレのすじ(軟条)の数
河川型 < 回遊型 - 産む卵の数
河川型 < 回遊型 - 産む卵の大きさ
回遊型 < 河川型
差の開きがけっこうあって、「違う魚なんじゃないの!?」と思っちゃいますが同じ魚なんですねー。
まぁ、このくらいだと亜種(種の下の分類。とても近いけど別の魚ということ)に分けるほどでもないってことなのかと!
胸ビレの軟条数はよく分かりませんが、卵についてはよく分かりますね!
海は、弱い魚には天敵が多いのでたとえ小さくても出来るだけたくさん!小魚が生まれた方がいいんでしょうね^^
関係ないですが、魚とかイカとかの生まれたばかりの稚魚って本っ当に可愛らしいですよね~。
今日もテレビでコウイカの孵化する様子がやっていまして、「かわいい~!!(*^^*)」って声に出してしまいました(笑)
さぁ、カジカという魚が少し分かったところでちょっと話を戻して、なぜ「魚へんに秋」という漢字で「カジカ」という読み方なのか見ていきましょう^^
昔の人はなぜ魚へんに秋で「カジカ」を選んだんだろう
魚へんに秋という漢字の読み方が「カジカ」である理由は、
カジカは秋が旬の魚だからです!!
…そのままですね、すみません…かなり調べたのですが、「魚へんに秋」と書く答えはこれしか出てきませんでした><; 他の漢字ならまだなにか由来があるかもしれませんが、「秋」だったら普通に「秋の魚」であることが由来ですよね、はい(汗)
しかし、一般的にも広く秋の魚というイメージが付いているらしく、その証拠に、カジカはなんと秋の季語にもなっているんですよ!
季語をまとめた書物、季語歳時記にちゃんと載っていました。
季語は歴史が古く、平安時代から存在しており、現代にいたるまで数は増え続けています。
カジカがいつの時代に秋の魚として設定されたのかは定かではありませんが、人々に深く秋のイメージを持たせていることが分かりましたね!
カジカが「魚へんに秋」と漢字で書くとはいえ、秋が旬の魚はまだ色々います…よね?
もっとメジャーな魚もいるような??
秋の魚は「カジカ」のほかに何がいるかな?
カツオ、サケ、サンマ、ホッケ、ハタハタ、シラス…
みんな秋がとっても旬の魚です♪
さすが味覚の秋、美味しそうなのがそろっていますね(´u` )
この魚の中で見ると、サンマなんかも漢字で書くと「秋刀魚」と、秋が入っていますよね。
これは、秋に獲れるということに加え、色や形が刀みたいだという身体的な特徴についても入っています。
漢字を見ただけで、ぱっと魚のことが分かりますね。
ちなみに私は最近サケにはまっています(笑)
なんか魚なのにクリーミー?だしそんなに好きな魚ではなかったんですが(ぇ
北海道に行った時に食べたサーモンがものすっっっごく美味しくて…!!!
サーモンだったんですけどね、食べたのは秋でなく冬でした。
言っときますけど、サケとサーモンは学術的に「別の魚」ですからね!
以来、帰ってきてからもサケの切り身をよく買ったり、お寿司屋さんでもサーモンを好んで注文してます(笑)
ちょっといつも食べない魚に挑戦してみるのも良いですよね!
ということでカジカに話を戻すと、実はわたしはカジカも気になっているんですよ。
実はカジカにはいくつかの種類がいて、その種類によって旬が違うんです。
そんな秋以外にも楽しめるカジカ料理を紹介します!
秋だけじゃない!カジカを使った料理はこんなにおいしい!
カジカは魚へんに秋と書きますが、種類によっては秋が旬じゃない魚もいます。
なので、秋以外にも大変美味な魚として食べられていて、さらには保存食としても重宝されています。
カジカは顔はちょっとこわい?いや、味わいのあるかわいい顔をしている魚ですが(わたしはとってもかわいいと思っています!笑)、
淡水魚なのであっさりして淡白な味わいがあり、魚料理にするととってもおいしいのですよ♪
石川名物!ゴリ料理
石川県の郷土料理である、カジカを使った魚料理に、ゴリ料理というものがあります。
ゴリとはカジカや、その仲間の魚のことをさします。
活き造りやから揚げ、佃煮などたくさんあるみたいですね!
カジカは小さめの魚だし、ハゼに見た目が似ているのもあって「値段も手ごろな魚なのかな?」とか思っていたら、全然見当違いだったようでして…;
ハゼは魚釣りでよく釣れるので釣って食べていましたしね^^;
実はハゼとも全く違う魚だし(下の章で書きますね♪)、とっても高価!!!
この秋はちょっと不漁だった…とかなるとさらに高くなったり><
佃煮などはお土産などで売られているそうですが、カジカだけで出来てるものは高級品だそうです。(安いと、ハゼの仲間の魚も多く混じっているそう…)
そんなに高い魚だとは知らなかったですが、味はどうなんだろう??
カジカと似てるウキゴリなどのハゼの仲間も一緒に料理されちゃうこともあるらしく、やっぱり味も似ているのかなぁ?想像は膨らむばかりです!
ハゼもあっさりして柔らかくて美味しいですよね~。
実際、カジカを食べたことのある人は「淡水魚なだけあってあっさり、想像通りの味」という感想のようですが…
しかし、出汁にするととんでもないとのこと!?
冬が旬のトゲカジカを使った鍋料理
カジカにはなんと、鍋にするとその味が出過ぎて美味しすぎて「なべこわし」と呼ばれている種類がいるそうなんです!
これは気になっちゃいますね(゜゜)
この「なべこわし」というのはある1種のカジカのことで、トゲカジカという種類の魚をさすんです。
70cmにもなって、高めのお値段の魚ですね。
このトゲカジカ、旬は秋ではなく冬とのことで鍋料理にまさしくぴったり♪
スーパーの魚屋さんでも売られることがあるようですから、ちょっとわたしも今年チェックしてみようと思います(`・‐・)b
魚を買う時に、「あっこれがカジカなんだ!」と分かるように、よく混同されるハゼとの比較から、魚の特徴を見てみましょう。
よく間違われるハゼとの違い
カジカとハゼという魚の分類上の違い、見た目の違いを詳しく見ていきましょう!
カジカとハゼの分類の違い
カジカとハゼの違いというか、そもそも全然違う分類の魚なんです Σ(゜゜)
あ、あんなに似てるのに…
- カジカは「カサゴ目カジカ科」の、カジカという種名の魚。
(カジカ科の魚はほかにトゲカジカ、ウツセミカジカなど色々いる) - ハゼは「スズキ目ハゼ亜目」の魚の総称。
(ハゼ亜目の魚はマハゼ、ムツゴロウ、ハタタテハゼなどたくさん)
ということですね。
海洋生物を学んでた私が言いますけど、目(もく)から違うとは相当違うお魚です。
(学んでたのに「え、同じ仲間の魚なんじゃないの?」とか最初思っていた\(^^)/)
ほ、他にもそういう人がいましたんで…それくらい似てるってことで(汗)
ちなみにハゼの旬は…ハゼと呼ばれる魚はなんと2100種類以上いるのでいちがいには言えませんが、ハゼの代表としてマハゼをあげると、こちらも秋が旬です。
カジカとハゼの見た目の違い
一番分かりやすい違いと言えば、お腹に吸盤があるかないか!ということです。
- 吸盤あり…ハゼ
- 吸盤なし…カジカ
になります。
どちらも水の底で暮らす底生の魚ですが、ハゼは流されないように吸盤で岩などにくっついているんですね。
カジカは岩の下などにもぐり込んでいることが多い魚です。
うちにもハゼを飼っているんですけどね、水槽にくっついてるの見ると吸盤は本当分かりやすいですよ^^
他にもこれらの魚の違いには、
カジカは胸ビレが大きく、ヒレの筋が目立ってとげとげしているように見える(とげは無い)
という違いもあります。
あとは、顔がカジカのほうがおっかない…ではなく、ちょっと強そうで風格が漂っている魚です。
愛嬌もあります!!
見ればきっと可愛いお魚、カジカをぜひ探してみてくださいねヾ(^^)ノ
まとめ
今回は、とってもかわいい&美味しいお魚のカジカについてお話ししました。
「魚へんに秋(鰍)」と書いて「カジカ」という漢字の読み方から、秋にとてもなじみ深い魚であること、でも種類によっては秋以外の旬の魚もいるなど意外なことも分かりましたね!
ぜひ、水族館などに行って見つけてみたり、魚屋さんで見つけて食べてみたりしてカジカの魅力に触れてみましょう^^
そして、他の季節「魚へん」+「春 夏 冬」の漢字についてはこちらの記事です。
魚へんに春という漢字の読み方は?春らしく桜色の身を持つ魚と覚えよう!
魚へんに夏という漢字ってあるの?ワカシが教えてあげますね!!!
魚へんに冬と書く漢字の読み方は?その名前の由来は恐ろしいものでした…
最後までお読み頂きまして、ありがとうございました!!
しずくでした。