こんにちはー、魚が大好きなしずくです^^
どのくらい好きかというと、大学も就職もその道に進んだくらい好きで(笑)
「魚に関する知識を増やしたいな~」と、魚へんの漢字なんかについてもちょくちょく調べていました。
何気なく魚の漢字を調べていると…見つけちゃったんです!
魚へんで、すごく簡単な組み合わせの漢字なんだけど、ぜったいほとんどの人が読めないような漢字を…!!
目次
魚へんに夏と書いて「ワカシ」です
「魚へんに夏」という漢字、「ワカシ」と読むんですよ!!!
読めましたか??読めませんよね!(゜O゜;)
まぁ…ここでびっくりしなくても、答えがこのちょっとふざけたブログタイトルにも書いてあるんですけどねっ(笑)
ワカシとは、出世魚であるブリの子どもの名前です♪
ちなみに「ワカシ」で変換しても、「魚へんに夏」という漢字は出ません>< 「魚夏」をくっつけて1字で「ワカシ」という漢字で、なにやら正確には漢字というより「国字」だというということは分かったのですが…変換で出てこないんです。
この国字については、のちほど解説しますね!
いやぁしかし、魚へんに春、秋、冬なんかはわりと有名かなと思いますが、「魚へんに夏ってあったの!?」状態でした。
魚に普通よりは詳しいであろうわたしでも初めて見たんだから、一般の人はもっと読めないに違いない…。
実際、周りの3人くらいの大人にこの「魚へんに夏」という漢字を書いて見せてみましたが、読めた人は皆無。
なので、読めなくても心配なしです♪(^O^)笑
でもいったいなんで、「魚へんに夏」で「ワカシ」なんだろう?
なぜ魚へんに夏と書いて「ワカシ」が選ばれたのか?
魚へんに夏と書くからには、夏と一番深い関わりを持った魚に違いない!!
ということで様々な文献から、2点に分けてわたしなりの考察をしてみました!
- ワカシは夏限定の魚だから!
- 夏になじみのある魚だったから
以上についてお話をしていきます~!^^
ワカシは夏限定の魚だから!
魚へんに夏と書いてどうしてワカシになったのか?それは、「ワカシが夏限定の魚」だからだと、わたしは思います!
魚へんに夏というのは、親であるブリが産卵するのが2~3月で、少し成長してワカシが夏に見られるからなんです。
「魚へんに夏という漢字なら、もっと有名な夏の魚がいたんじゃ…?」
わたしも最初はそう思いました。後に書きますが、夏が旬の魚はもっとたくさんいます。
しかし、ここでわたしは重大な事実に向き合います。
それは、
「夏が旬とは言っても、その魚は夏しかいないわけではない。1年中その魚は生きているんだ!」
ということです。
そう、夏が旬の魚だなんてことは人間が食べるために勝手に言っていること。
ワカシは夏にしかいないのだ!!!d(・д・´)グッ
グッジョブ!漢字をつけた人(笑)
わたしは「魚へんに夏」という漢字がワカシであったことが、最善だったと思います。
夏になじみのある魚だったから
ワカシが「魚へんに夏」である理由がもう1つ考えられます。
ブリの幼魚は陸に近い沿岸で成長していきますから、昔から夏になじみのある魚ということでもワカシは「魚へんに夏」となったのではないでしょうか?
今でも釣りをすれば夏によく釣れる魚です。
魚の名前をつける時のポイントは、
- 魚の特徴がわかるように
- 昔から呼ばれていて、なじみのある名前である
などですから、このワカシの魚へんに夏という漢字をつけるのはよく特徴を掴んでいるのではないかと思います(・ω・)゛
なら、せっかく良い名前だし変換したい♪のに、「魚へんに夏」という漢字が出てこない…
そうなんです、なぜ出ないのかを次でまとめてみました><
魚と夏で変換できないんだけど…で国字って何?
「夏へんに魚」が変換候補に出てこない理由は、最初にも少し触れたとおり、国字(こくじ)というちょっと特殊な字ということからか…?
と思っていたんですが、よくよく調べたらそういうことでもないようで;
国字とは、日本で作られた漢字のことです。
和製漢字などとも呼ばれているようで、訓読みはあっても音読みは無い、というのが普通とのこと。
国字はたくさんあるそうなんですよね。峠とか、線とか、働とか。
もちろんこれらは余裕で変換できますから、「魚へんに夏」という漢字が変換できない理由はもっと他にある!
と思いさらに調べました。
するとどうやら、「魚へんに夏」という漢字は最近ようやく使われるようになったそうで、それまで普通に「魚夏」と2字で表記するのが一般的だったとのこと…?
国字も昔から使われていたものもあれば、近代になって作られたものもあるそうなので、「魚へんに夏」で「ワカシ」と読む漢字もわりと最近作られたのでしょうね。
「魚へんに夏」という漢字はない!と言っている人もいて、まだまだ浸透していないようです。
お魚屋さんで「魚へんに夏」を見たという方もいるので、漢字として使われてはいるようなんですけどね。
夏の魚の代表格!?「ワカシ」ってどんな魚?
ワカシってあまり聞きなれない魚かもしれませんが、どんな魚なんでしょうか??
実は夏の代表格と言っても良いくらい、とっても美味しくて、一般にも食べられているんですよ^^
- あっさり美味しいワカシ!
- 出世魚であるワカシの生態
気になる味と生態に分けて、見ていってみましょう~!
あっさり美味しいワカシ!
ワカシが何者なのかというとブリの幼魚(子ども)なのですが、
なんとしても語りたいのが、味がとっても美味ってこと!!!
いや、いきなりそれ!?という突っ込みがあるでしょうが(汗)とってもわたし好みだったんです(><*) 成魚のブリが美味しいんですもの、美味しくないわけがありません♪ ポイントなのが、とっても脂ひかえめなんです。 「それって本当に美味しいの?魚は脂が乗ってなんぼでしょ?」
ええ、おっしゃりたいことは分かります…でも、ワカシはあっさりしていて、それでいてぱさぱさしていなく…文句なしに美味しいです!
ブリは冬が旬で、冬の寒さをしのぐためと産卵前に栄養をたっぷり蓄えるために、脂多めになってる魚ですので、上手く差別化できているなぁと!
わたしみたいなあっさり嗜好の方にも、そうでない方にもぜひ食べてみていただきたい魚です♪
出世魚であるワカシの生態
…「ワカシ」という魚について、味だけじゃない説明もしましょうか(笑)
関東での呼び名として、
ワカシ(~35cm)→イナダ(~60cm)→ワラサ(~80cm)→ブリ
というふうにサイズを目安に名前が変わる出世魚です。
明確に線引きはありませんが、だいたい35cm以下のブリの幼魚をワカシと呼ぶことにしているようですね。
ワカシの前に稚魚の「モジャコ」が入ることもあり、これは体に縞模様が入っている可愛いお魚です!
ワカシになると線は消え、小ぶりなブリといった感じですね。
魚へんにわざわざ夏という漢字を持ってくるからには、夏の魚の代表格であるべきだ!
と思いますが、正直、あんまり見たこともないような魚かと…^^;
しかし!夏の時期にはスーパーの魚売り場で見かけることもあるんですねー。
見かけた時は魚へんに夏、ではなく、カタカナで表記されていました。そりゃ読めない漢字ですもんね^^;
「魚へんに夏」という漢字がふさわしいのはワカシだとお話ししましたが、他にももっとふさわしい魚がいるんじゃ?
と(ワカシに)失礼ながら思っていた時に調べた、「夏が旬の魚」を次に載せてみます。
夏の魚は「ワカシ」以外にもこんなにたっくさん!
夏(7~8月頃)が旬の魚を挙げると、
アジ、アユ、スズキ、キス、カワハギ、アナゴ…
やはり、そうそうたるメンバーがそろっています!(笑)
有名どころばかりで、どれもこれも美味しそうなお魚たち!!食べたくなってくるなぁ。
これをさしおいてワカシに「魚へんに夏」という漢字を授けた人、良い感性してますね(´`)分かっていらっしゃる~。
上の魚たちは漢字で書くと
鯵、鮎、鱸、鱚、鮍、穴子…
最後のは魚へんではないですが、これらにもワカシ「魚夏」に負けないくらい、魚にふさわしいような大切な意味が込められているのでしょう。
まとめ
魚へんに夏というめずらしい漢字について知って、それをきっかけにワカシの魅力についても伝えることが出来たでしょうか?
魚へんの漢字はまだまだたくさんあり、200個か、もっとあるとも言われています。
漢字は当たり前のように使っていますが…なぜ、魚へんに夏なのか?魚へんに○なのか?
少し立ち止まって、考えたり調べたりしてみるのも面白いですね♪^^
魚へんに春夏秋冬が入ったお魚ちゃんを他にも紹介しています。
お時間があれば、そちらも方もご覧になってくださいね^^
魚へんに春という漢字の読み方は?春らしく桜色の身を持つ魚と覚えよう!
魚へんに秋の漢字の読み方は?愛嬌あふれるこの子は鍋料理の相性バツグン!
魚へんに冬と書く漢字の読み方は?その名前の由来は恐ろしいものでした…
最後までお読みいただきましてありがとうございました!
しずくでした。